『中国食材』の正体

  

『中国の食材』が顕在させたもの

憤りで目の前が真っ赤になり
最後は荒涼たる悲しみの風が吹寄せる。

国産の食材がまったく手に入らない。
もしくは非常に手間と労力をかけて探す必要がある。
ただし「本当の国産」の話ですが。

数年来の中国産印の不人気。
その反動でスーパーには『国産印』のオンパレード。

しかしそのおよそ9割はデタラメ表示です。
表示の基準が曖昧すぎる。

これは何%国産が混ざっていればOK、あれは加工してあるから中国産でも国産表示でOK。そんなこんなでわざと消費者を混乱させて意図的に曖昧模糊とさせているとしか思えない。

だいたい国内で生産されている原料食材の生産量と、流通している商品量の計算が全然合わない。まるっきり合わない。

コメも大豆も小豆も麦も蕎麦も茶も、貝や魚や肉も、こんなに国内で生産なんぞされてはいません。こんな量の国産食材原料があるわけがありません。いくらなんでもいい加減すぎる。

そもそも日本の農業と漁業は壊滅寸前なんですよ。

『国産の魚と野菜』その現状

日本の沿岸海域の海底は泥だらけです。
そこにあった海砂は都会のビルや道路や橋、そして『海岸』を埋め立てるコンクリートに変貌しているからです。数万年かけて堆積した海砂を取り尽くせば回復にも数万年かかるわけで、事実上回復不能になります。

海砂が無くなれば粒子の細かい泥が漂う荒涼とした世界なります。堆積したヘドロで生息できる魚はいない。一帯の食物連鎖は切断され、そんな場所に生き物は寄り付きはしません。

つまり日本近海には魚はいないって事です。少なくとも漁師が船を出して採算が合うほどの魚は生息していないか、確実にその方向に急速に向かっています。

問題は「漁師の利益を守る団体」のはずの漁業協同組合が、漁師よりも海砂採取業者と仲が良いって事です。魚が獲れなれなきゃ漁師は港を出れない、なのに多くの漁協は海砂採取を後押ししてる滑稽って言うか本末転倒そのものの行為に出てるんですよ。

「組合の運営に海砂採取業者からの迷惑料が不可欠」だからってそう明言しておりますが、そこには誰の為に存在してる「組合」なのかって本質があきれる程見事に欠落しておりますな。

これとまったく同じ構造が農協にもあります。農家の方を向いていない。お百姓さんよりも農薬や肥料・飼料メーカー、農機具メーカーとの方が仲良しでしょう。

第一次の生産品は、生産する現場が机に座った連中にミスリードされるという空洞化を経ながら減少の一途を辿っているのです。

母なる大地や海に対する愛がカケラも無いのが元凶でしょうな。

『国産』の貝や魚、そして農産物が消えて行く理由がこんなところにもあるんですよ。『団体』ってのが一人歩きして現場の『個人』の生き方を圧殺していくという日本全国にみられる構図です。

中国産食材

戦後間もない頃、日本は『アメリカの工場』でした。
米国人が嫌がる、あるいは面倒がって敬遠する「汚れ仕事」を進んで引き受けて「アメリカの豊かさ」を陰で支えたんです。

その代償に日本が得たものは『高度経済成長』
そして重金属で汚染された土壌と海です。

体内に鉛や有機水銀を蓄積しつつやっとこさ「アメリカ並みの生活」を手に入れた。

一方これに遅れる事30年、同じ道を歩み出した国。
違いは「世界全体の工場」を目指した事でしょうか、中国です。

その規模の違いは「桁違いの結果」になって表れました。

作物を作る土壌はヒ素と重金属さらに放射性物質で汚染。
汚染された土から河川に毒性物質が流れ出し死の川になる。
川の水は異様に酸性度が高く生き物は消滅。
その川の水を引きこみ野菜を作る農業。
水を引きこみ過ぎてしまいには河川が涸れる。

その農業は農薬だらけ。
有機リン系、安全基準をはるかに超えたBHC、マラチオン、クロルピリホスメチル。
連作に土地が荒れて害虫が出れば殺虫剤。
トリアドホス、メタミドホス、ランネート。
異様な量の成長促進ホルモンも加える。

抗生物質の使用も半端ではない。
成長促進ホルモンや避妊薬で調整してる養殖物。

合成抗菌剤ニトロフラン、マラカイトグリーンだらけのウナギ。
そのタレからは塗装用のクリスタルバイオレッドが検出される。
同じくセミカルバジルやクロラムフェニコールが使われる養殖エビ。

頻出するカタカナの薬品類はほとんどが欧米や日本ではとうの昔に使用禁止になっている劇薬類です。

そんな生産現場から生まれる食品といえば

ダイオキシンは当たり前でその10倍もの毒性を持つ自然界最強最悪のカビ毒アフラトキシンもあらゆる食材から検出される。

香料と着色料だけで茶葉の入っていないお茶のペット。
砂糖に硫酸と水を加えただけの蜂蜜。
果物は発色剤、防腐剤、工業用ワックスでピカピカ。

工業用の潤滑油や光沢材や染料。工業用といえばこないだどこかの国で大量の死者を出した痛ましい事件がありましたけども、その原因がグリセリンと称して出回っていた中国産の品で、それには工業用化学物質ジェリエチレングリコールが混入していました。

大豆の代わりに「ゴミもどき」を原料に化学合成した醤油や味噌や豆腐。
捨てられた「革靴」からはなんと牛乳を作り出す。
そしてゴミそのものから作り出す食用アブラ。

サッカリンとチクロで甘みをつけた菓子用のアンコ。
菓子類や漬物やハム類は添加物のオンパレード。

クズ肉ももとより何の肉が分からない、しかも肉はほとんどなく油を絞った大豆カスのみであとは添加剤のみというものすらある。

頻繁に検出されるホルムアルデヒト(水溶液はホルマリン)
中国では殺菌剤としてあらゆる食品に使われていますが、一番懸念があるのは「干し椎茸」です。
なぜなら干し椎茸は戻し汁を使うという料理のセオリーがあり、いまだにそれは日本中で実行されているからです。これが気体になって人間の体内に浸入しないとは言い切れない。

野菜には漂白剤。これはレトリックではなく掛値なしにあの洗濯等に使う塩素系漂白剤の成分と同じです。代表が次亜塩素酸Na。これに変色防止のビタミンCを混ぜて漂白するんですが、これは日本でも日常茶飯事で、カットされても変色しないそこらの店の棚にあるサラダが代表ですな。

もちろん添加物はこれだけじゃなく、リン酸塩など様々でして、こんなものに野菜本来のビタミンなどかけらもありません。

遺伝子組み換えの大豆と米。
中国での生産はされていないが、研究用の米国産遺伝子組み換え作物を「横流し」し実際は中国農家に流れて大量に生産されている。現地で加工された製品が日本に入っているのは間違いない。

今や納豆と豆腐には必ず「国産大豆使用」「遺伝子組み換えではない」と表示されていますが、それを証明していただきたいもんです。

国産の大豆が増産されたという話も聞かないし中国の大豆は変わらず輸入されている。そのなかに混ざっていない保証があるのか。

あらゆる添加物を使って「もどき」を作り出す中国の手口はまさに職人技のレベルで、最近は中国の「下関フグ」や「関サバ・関アジ」「丹波の○○」などなどが出回る始末。

松坂牛の霜降りは日本国内でもやってますが、クズの様な肉もしくは肉ですらない物を使い、プレス機と薬品で張り合わせて本物にしか見えないものまである。

イメージ戦略も見逃しはしない。
得体の知れない肥料を使っている「有機野菜」
多数の死者を出す「健康食品」

人間にとって基本食品である塩はなんと猛毒の「亜硝酸塩」製のニセ塩が出回り、ミネラルウォーターの中身も除去しきれない汚染が残る水道水しか入ってないうえに亜硝酸塩を添加したニセモノが平気で売られる。

(亜硝酸塩はクズ肉の発色〈ハム等〉などに使用されている添加物だが極微量でなければいけない。3gで死に至る毒物でもあるからだ)

もともと塩や砂糖の生産はあまり儲かるものではない。だから本当の塩や砂糖の生産にはあまり関心がなく、砂糖代用に安価な人工甘味料が大半を占めるアメリカを超えた人甘大国。

これらはもうある意味で『自殺』と言ってもいいでしょう。

自殺ならばまだよい。
有得ないデタラメ原料・商品はほぼそのままの形で世界中に出て行き、もちろん日本人の胃にも納まっているのです。いや、中国への食材依存が最も高い国こそ日本だと言っていい。

ジェリエチレングリコールなどを人間の食品に加えるのは殺人行為ですんで「食品テロ」を行っていると取られても仕方ないくらいです。政府はそんな意図などなくてもです。
(ジェリエチレングリコールは先年各国で回収騒ぎになった中国製歯磨き粉にも入っていた)

食材はそれ単体で成長できるものではなく、土や水や肥料や飼料の連鎖のうえで存在しているもの。そのどこかで有毒物を取り込んでしまえば原料の素性などもう意味はない。

そして加工品になってしまえば表示が曖昧でもかまわないので、メラミンを含有した食品が日本に入っていてもなんら不思議はないのです。

塩漬けの「漬物原料」が厖大に日本に入ってますが、その塩が本物だっていう保証はどこにもない。むしろ本物の塩を使ってる可能性の方が低い。

しかし日本はこの実体を責める資格がないのです。

これらのデタラメな食材を最も頼りにしているのは「名産・特産品」を生み出す地方の業者達。そして日本人の胃袋を賄う大企業の食品工場と無数の食品製造業者だからですよ。

『中国の食材』の正体

国産の原料なんてものは全製品の半分以下なのに『国産』という表示が許されるのは何故か。なぜ消費者を欺く様な真似ばかりしなきゃいけないのか。

ややこしいのは飛ばして単刀直入に言いますと『儲け』の為です。
すべてが利益と利権に凝縮されるといっていいでしょう。

人間の命よりも儲けが大事って中国さんと、その本質は同じ。

今でこそ「日本の食材は安全安心だから高級」なんて言われていますが、図書館に行って高度成長期の日本農業の実体を調べて来なさいと言いたくなるし、最近公害が減って綺麗になった海辺の水。確かに透明度は増したが、その沖合いに出て海底の状態を見て御覧なさいですな。海洋生物がいない。

濃縮還元。加熱殺菌した果実を水でのばして100%果汁を謳う「健康ジュース」。全滅したビタミンを中国製のビタミン剤で補うアレと同じ構造になっているんですよ世の中は。マヤカシが常態ってこと。

日本は「水俣病」や「イタイイタイ病」で市民を苦しめて有機水銀やカドミウムをやり過ごしながら「面倒な事を嫌うアメリカ人」の欲望を満たしてきた。それと同じく中国は今自国民をガン予備軍にしながら欧米や日本の欲望を支えている。

手前が楽して良い生活をしたい。
だから安いものを欲しがり買い叩く。

そのためには自分の国の国民の安全や健康など知ったこっちゃない。
生物の生きて行けない国土を作り「近代的な都会」と安息する。

人々は都会に集中するから農村や漁村は荒廃する。
やがて国土全体が荒れて農業や漁業が衰退する。

しかし都会の人間は食わなきゃ生きられない。
安い品を大量に送り出してくれる工場は大歓迎。

そもそもそんな「工場」がどこかに存在しなきゃ都市の存続は無い。

都会人の欲が生み出した工場。
それが中国なんですよ。

その欲に急速に感染した中国の農民。
いまや命よりも儲けって有様です。
モラルを失い人体に毒素を蓄積してますが、そのツケは将来必ず払わされます。

たまたま中国だっただけの話で、世界の都市文明たちは「なきゃどっかに造ればよい」って感じで必ずどこかしらの国を工場にしてしまうだけでしょう。

個人的には中国の次は北上したシベリアあたりだと思います。人口移入に成功すれば条件は整いますからねあそこは。温暖化の影響もある。

産物すべてが添加物まみれで当たり前なんですよ。
『工場』で製造される工業製品なんだから。
その意識が毒物の工業用添加剤の使用になる。

土地を肥やし、丁寧に安全な作物を作るのは不可能じゃない。
その方が美味しい食品ができる。
世界一農民人口が多い中国ならその可能性も高かった。

しかしそいつを誰が買うんです?

日本を始め世界の「都市」は眉を顰めるに決まっている。
「コストが合わない」の一言ですよ。
工場失格って訳です。

もし中国って国が無くてもこの流れは同じ事でした。
どこか違う国がその立場になっていたのは間違いない。

劇薬を食品に混入させる中国人の感覚はもう人間のものじゃない。
それでは儲けの為にそんな食品を輸入して、あまつさえそれを「国産」として自国民を騙す人々は人間と呼べるんでしょうか。

これを「同じ穴の貉」と言わずして何と表現すればよいのか。

大きな食品売り場の厖大な食品群。そのほとんどすべてがインチキだってのに、都会に住んでる人達は見分ける方法も知らないし知っていても目的の商品は無い。

事実上選択の余地などまったくない。

「工場国家」とモラルの低さも同程度の国民。
高い確率で癌になっていく中国の一般人との差は無いんです。

手抜き料理を作り慣れ、激安商品ばかりを追いかけ、企業のイメージ戦略に簡単にひっかかる。

見てくれの良い商品が高級だと思い込み曲がった野菜は買わない。

そんな消費者の我儘を拡大解釈したあげく暴走する食品製造業界。
そこから中国産が消えるわけなどないってものですよ。

鏡をみれば自分の姿が映るもんです。

『中国の食材』
その正体は我々現代人の心に巣食う魂そのものです。

欲の権化と化し、荒涼とした心が変化して形になったもの。

我々自身の胃に帰ってくるのは当然ですが、本当の代償を払う事になるのは子孫達でして、そのツケの大きさはただ『厖大』と言うしかないでしょう。


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