血栓治療薬と相性の悪いもの
脳梗塞や心筋梗塞を招く恐ろしい血栓。この治療に使うのが抗凝血剤です。血流を促す薬ですね。 抗凝血剤には、ワルファリンカリウムという成分が含まれていることがありますが、この成分とビタミンKは非常に相性が悪く危険です。 ビタミンKは、ほうれん草などの緑黄色野菜を始め、多くの食品に含まれていますので、ワルファリンカリウムを含む抗凝血剤を服用している方は注意が必要です。 ビタミンKが多い納豆にも注意が必要です。 納豆は血液サラサラ成分のナットウキナーゼを含む健康的な食べ物ですが、それだけに相乗効果を誘発してしまう薬との食べ合わせには気をつけなければいけません。 また、ワルファリンカリウムはビタミンEを一緒に摂取しまうと、今度は血液がサラサラになりすぎて出血が止まらないという結果を招く恐れもあります。 同じ意味で、タマネギなどもよくありません。 アルコールもワルファリンカリウムの効能を増強してしまい、内部で出血したときに止まり難いという結果を招いてしまいます。酒やアルコールを含む食品に気をつけましょう。栄養ドリンクにもアルコールを含むものがあります。 逆に、ワルファリンカリウムの効果を薄めてしまうのがビタミンCです。ビタミンCにより分解が促される結果、成分の吸収率が落ちてしまうのです。 いずれにしても、この薬を服用する場合は、食事から時間を置いたほうが無難です。 |