シュウ酸とは
シュウ酸は、植物性食品にカリウム塩として存在しているものです。 ヒトの健康に好ましい影響を与える「機能性成分」ではなく、逆にカルシウムの吸収を邪魔してしまうという、好ましくない成分です。 なぜこれを加えるかというと、典型的な「アク」だからです。 サトイモやホウレンソウを生で食べると「えぐみ」を感じてしまい、とても食べられるものではありませんが、そのえぐみを感じさせるものがシュウ酸です。 下茹でという「アク抜き」によってシュウ酸を除去することにより、美味しく食べられるというわけです。 シュウ酸を体内に入れても悪い効果しかありませんので、こうしたアク抜きは必要不可欠であり、縄文時代からこれを行ってきた歴史があるのです。 また、すりおろした芋類が肌に触れると痒くなるのはシュウ酸カルシウムの刺激によるものです。 |