月山刃物白紙柳刃飾り柄
投稿者:恐妻家(男)37歳
職業:海外調理師(和洋)
こんにちは魚山人さん
○○国で調理師をやっています恐妻家と申します
よろしくお願いします
20歳で日本を出て早17年です
正直言ってお料理を始めたのは海外で生きていくためだけでした
日本人で日本料理店だとビザが貰えやすかったです
恥ずかしながらここ何年かですね
お料理と包丁に真摯に向き合えるようになったのは
それもこれも魚山人さんのおかげです
お師匠と呼べる人に出会えなかったので自分で試行錯誤するしかありませんでした
その上で魚山人様をはじめとする諸先輩方のブログやホームページなどは
大変勉強になりました
特に包丁に関しては魚山人さんのお力の寄るところが大きいです
今ではかなりのマニアになりました
数えたら砥石だけで8個ありました(笑)
本当にありがとうございました
今回は愛する陛下(お嫁さん)に結婚三周年のプレゼントとして特注した包丁を投稿します
新品で申し訳ありませんが、本人がもの凄く喜んでくれたのでお許しください
陛下は左利きです、とても大きなお店のカウンターでシースーをやってます
三重県の月山義高刃物店様作です
柄は上下白水牛で螺鈿細工で漆塗りです
本体は尺で白二です
ガチガチのハマグリ刃がついています
プロの刃付けってすごいですね
この技術の三分の一でも欲しいです
それでは長文失礼しました
魚山人さんお体ご自愛くださいませ
2014年02月13日
Comment
月山。見事なもんですね。
刃付けもさることながら、なによりも発注者の意を汲み取った刃から柄に至るフォルム。
女性用という意識を製作者が強く持っていたと思われ、鋭さの中に柔らかみを感じる仕上げ。
マチさえも色気があり、柄との一体感は賞賛に値します。艶のある美人としか言いようがありません。
ちなみに、タイトルの桜花流水は「落花流水」をもじったもので、落花流水とは、水に落ちた花びらが、渦巻く水流の上でも互いに離れぬ姿を「寄り添い慕い合う男女」と解した熟語です。
真の愛情、夫婦の愛とは、この二片の花弁のように、「付かず離れず」想い合うことだと思います。
どのような人生の流れに揉まれようと、これから先も奥様と寄り添いあって乗り切ってください。
どうぞお幸せに。
Posted by 魚山人 at 2014年02月13日 05:42
感謝感激 多謝合作
魚山人様
掲載有難うございます
今夜陛下に報告できます(笑)
魚山人さんはエゲレスにビジネスをお持ちですよね、行ってみたいです
日本人の好み=外国人の好み=会社が儲る
そんな事は有り得ないということを良くご存知だと思います
僕のいる国でも能力のある人間から順番にこの国を去って行きます、捨て台詞を残して(笑)
先月まで働いていた老舗のヨーロッパ料理店では、伊勢海老の脳みそを水道水で洗い流していました
お魚の皮を銀を付けて引くとエグゼクティブシェフが発狂しました
これは皮だって、食べれない!!・・と
口が悪い人はこの国の人間は30年遅れていると言います
でも僕は思うんです
30年後は今の日本と同じレベルになっているんだって
現に陛下は今、全てのお魚の鱗をウロコ引きを使わず、全て包丁で梳き引きしています
人参を桂に剥けば人だかりができます
白人シェフの指示です
この国も変わっていくしかないと思います
だって政治世界一の移民国家ですもん
魚山人様から頂いたお言葉通り
夫婦互いに手を取り合って精進していきます
掲載の件、重ね重ね有難うございました
P.S
東日本に行った事が無いのですが、蕎麦専門店って本当に存在するんですか?
みんなで僕の事を騙しているんじゃ・・・
Posted by 恐妻家 at 2014年02月13日 10:46
「30年遅れている」
これはね、実は外国だけじゃなく日本国内でもそうなんですよ。
進んでいるところもあるが、一部では時が流れない。まぁ、そのデコボコぶりが底を支えてもいるんでしょう。
「銀皮で発狂」(笑)日本にもまだまだいます。
「食えないよ」とか、「失敗したのかよ」とか。
「美意識」そのものが逆転していて、肉のようにスキンにした方がキレイだという感覚なんですな。
洋食や中華がベースなら無理もない感覚だとしても、刺身を引く人までがそれではちょいとね。
しかし、この事に関してはまだ「無理に伝える」のは難しいと思います。ある意味で「こちらの美意識」を押し付けるわけですからね。
ちょっと違う意味になりますが、和食はね、
「むしろ逆戻りした方がいい」
「流れが速すぎ、逆に劣化しているんじゃないか?」
そういう見方もあるんですよ。
なぜかというと、明らかに昔の職人の方が腕が良かったと思われる点が非常に多いからです。ま、アタリに関してはメチャクチャなところもあったりして一概には言えないんですが。
何事も、良い面と悪い面の両方があるのかも知れませんね。
これから先は「加速」が強まって、外人板前がどんどん「本格化」して行くとみています。
「なんちゃって」や「お笑い」系統も根強く残る反面で、日本の仕事を超える店も増えるでしょう。
本場もうかうかしていられないかも。
蕎麦専門店。
ラーメン屋があるのに、伝統食である蕎麦の店がないって訳がありません。おいらは必ず週二回は蕎麦屋に行ってますよ。
東日本というか、手打ち蕎麦のファンは日本中に沢山おりましてね、ジャンルとして確立されているんですよ。蕎麦の仕事は奥が深いが、そば職人の中には「極めた名人」もいて、そういう職人の店には、泊まりがけの旅行までして食べに行くこともあります。
凄い奥さんですな。
この包丁がピタリとキマる職人さんかと。
そちらまでお邪魔をして「魚山人風にぎり」を仕込んでみたくなりますなぁ。実は、いくら教えてもこの握り方をマスターできる者がいなくて少しあせっているんですよ。「一代限りか」とほとんどあきらめていますけども、チョット寂しい(笑)
まぁ、ともかく頼もしいかぎり。
魚山人なる者が「頑張ってください」と言っておったと、どうぞ宜しくお伝えください。
ありがとうございました。
Posted by 魚山人 at 2014年02月13日 15:58
恐妻家…
同身分な俺。
素晴らしいね。
この包丁♪
お疲れ様です。
恐妻家サン。はじめまして。
m(__)m
海外も国内も関係なく
素晴らしいモンゎ素晴らしいんですよ。
僕…海外を知らないんすがね。
(笑)
刃線のアールが特殊ですね!
鮨を切りつけする馬鹿野郎ゎこのデザインが微妙なんすが 間違いなくオールマイテイーな感じ♪
魚山人サンの誉め言葉がピタリ。
蕎麦屋。
魚山人サンほどでゎありませんが
私も週一ゎ蕎麦屋に行きたい輩。
この包丁。
この刃線を保つように手入れしてやって下さいな。
ちなみに。
蕎麦こそが現代日本人に最適な炭水化物でゎないでしょうか?
鮨板が言うのもなんですが(笑)
Posted by 鯔次郎 at 2014年02月14日 02:27
鯔次郎さんコメント有難うございました
鯔さんの言う通りに刃線を乱さないように
研ぎを入れるようにします
この国で捕れる鯔は素晴らしいの一言です
地元民は食べないのですが(残念、鯔=餌)
日本で敬遠される鯔ですが、正しい餌、美しい海で育つとシマアジなんかよりも美味しいということが分かりました
ボラというよりバラという字を当てたいぐらいです
全てはニンゲンが悪かったんですね
あと魚山人様に謝罪します
ネットを駆使してそば専門店を検索すると、総人口5万5千人の我が町に一軒だけですが存在しました(汗
ただそこは合併前には隣町だった所で、
齢62の母上君も蕎麦屋には行った事が無いと申しておりましたので、お許しください
嘘を付いたわけではないんです
長くなってしまいました
すみません、消えます
魚山人様、鯔さん
これからも面白いやり取りを楽しみにして
います
Posted by 恐妻家 at 2014年02月14日 13:44
恐妻家様はじめまして
変わりもんのてんと申します
年齢が近く(恐妻家様のほうがちょっと先輩)二十歳くらいのときは東日本にほとんど行ったことがなかったので親近感がわきます
包丁についてはど素人なのでコメントするべきではないかもしれませんが美しいなぁと思います
写真の撮られ方も美しくきっと恐妻家様がつくられるお料理は味だけではなく見た目も美しいのだろうと想像しています
蕎麦専門店
関西ではたしかに蕎麦専門店は少なかったです
うどん文化が発達していたのでうどん屋さんが沢山ありついでに蕎麦もだしてました
でも田舎に行けば蕎麦を売りにしているお店もたまにありました
関西では出石そばが有名でその専門店なんかもありました
たぶんすっぽん料理専門店とおなじくらいの割合でしかなかったと思います
そんな関西も変わらないものと変わるものがあります
本日は大雪だったのですが贔屓にしているお肉屋さんがチェーンを装着した車でお得意様をお店まで送迎しておりました
また贔屓にしている酒屋さんは前回太刀魚をいただきまして丁寧にお礼をしましたらまた本日いただきました
妹が帰ってくると連絡があったのでどんな料理をふるまおうかと考えていたので非常にありがたい
商売人のきめ細やかな目の付け所は変わらないものです
それに対し蕎麦専門店は変わるものです
十年ほど前からでしょうかたくさんの蕎麦専門店が繁盛しております
色々な蕎麦専門店に通いました
ある気に入ったお店は石臼で引いた蕎麦と旬なものの天ぷらと旬なもののお寿司をだしてくれましてどれも絶品でした(もはや何のお店かわかりませんが蕎麦専門店の暖簾でした(笑))
ただ高い
お昼なのに野口英世さまが三人ほど出て行かれる(笑)
ですので最近は蕎麦専門店には行かず自宅で蕎麦を食べてます
はじめましてですのに長々とコメントすみません
恐妻家様とはレベルが全然違うでしょうがそろそろ今晩の宴会にむけて仕込みがありますのでこのあたりで失礼します(笑)
Posted by てん at 2014年02月14日 15:43
何度もここを使わせていただき申し訳ありません、コメントを頂いたので返信させてください
てんさん初めまして、こんにちは
コメント有難うございます
僕の料理は全然だめです(笑)
日本での調理経験、下積み経験が無いので何をやっても自信がありません
引退まであと28年あるのでこれから追い上げようと思います
関西にもそば専門店が増えたみたいですね、でもお寿司を出すってすごいですね(笑)
僕の町のラーメン屋には餃子を置かない店が沢山あります
稲荷寿司を代わりに置いています、メニューも
ラーメン大、中、小
麦酒大、中、小
稲荷
のみという構成です(笑)
お肉をなるべく使わないのが利益を出す第一歩なのでこれは正しいのですが、みんなから変だと言われます・・・が、テレビという現代文明の利器によって自分の町が他の町と違うという事を嫌という事を刷りこまれてきたので気にしません、泣かないもん(笑)
多数決で負けまくって少々パンチドランカー気味ですがこれからもしぶとく生きて行きます
有難うございました
恐妻家
Posted by 恐妻家 at 2014年02月15日 07:26
恐妻家様
変わりもんのてんです(笑)
あのぅすみません変だなぁと感じる感性すごく似ていてものすごく親近感がわいてしまったので恐妻さんと呼ばせてください
不快でしたら訂正しますのでご遠慮なさらず申しつけてください
さらに親近感がわいておもいきったついでに言わせてください
料理人の経験もなく生意気かもしれませんので的が外れていたら何この変わりもんが偉そうにゆっとんじゃぼけぇと笑い流してください
恐妻さんは日本での職人さんとしての経験がなく自信がないとおっしゃるが自信をお持ちになられたらと思います
なぜなら日本での経験の無さが恐妻さんの料理人としての長所となり新しい料理への視点をもつ可能性を広げるかもしれないからです
カリフォルニア巻きは最初見たときは度肝をぬかれましたがあれはあれで食す側の固定観念がなければいいのだと思います
どこの国にいらっしゃるかわかりませんが(だいだい想像はついてます(笑))日本で修行をしている料理人さんが経験することができない体験をたくさんなさっているのだと思います
さらに素敵な奥様もいらっしゃる
相乗効果でこれから素敵な料理人になられるのだろうなぁと想像しております
もし素敵な料理人になられましたらなけなしの金をはたいてでも食べにいきたいくらいです(笑)
以上すこし先輩でいらっしゃるのに生意気いってすみません
消えますってお言葉がありましたけどいつでも戻ってこられてはいかがでしょうか
魚山人様から複眼的にというお言葉をいただきました
魚山人様がこのブログを続けていらっしゃる理由は読者が自由な視点でものごとを捉えてほしいと願っていらっしゃるからだと思っています
無理にとは申しませんがもしなにか発言されたいことがありましたらコメントされたらどうでしょう
恐妻さんのお住みになっている環境だからこそ言える言葉もあるのかもしれません
僕は魚山人様のホームページやブログを拝見させていただき言いたいことがあったのは大きな理由ですが少しお礼の意味もこめてコメントしております
僕の大好きなそば専門店の寿司はですねぇそこらの回らないすし屋よりもおいしかった
もし恐妻さんが関西にいらっしゃったら紹介したいくらいです
おいしいそばを打たれる料理人さんはすしに関しても鋭い感性をもってらっしゃるのかもしれません
でも色んな感性があっていい
恐妻さんの地元のラーメン屋さんも変わりもんのてんからしましたらそれはごく自然でそれでいいのだと思います
すみませんまた長々と
明日は娘を雪山につれていくので四時半起きにつきこのへんで失礼いたします(笑)
Posted by てん at 2014年02月15日 23:36
てんさん何度も有難うございます
僕なんかに気を使って下さってすみません
僕は今日は26km歩きましたが、普段は
ジョギングとアスレチックジムの往復をするという、日本語で分かりやすく言うと無職です(ゴミ同然)
お嫁さんのコネでお嫁さんの大きな会社に入り、同じ職場で、同じセクションで働こうと画策しています(クズ以下)
ですので、人様に僕の意見を言ったりなんだりというのは遠慮します
もっと大きくなったら意見が言えるようになりたいです(アホ丸出し)
僕はとても良い薄刃を持っています
年収300万から400万円の人では絶対に買えないくらいすごい薄刃です
当時の金額で8千円もしました(リッチ)
半年以内にその薄刃を投稿できるように
公私ともに頑張ります
コメント有難うございました
Posted by 恐妻家 at 2014年02月16日 18:26
恐妻さん
てんちゃんです(笑)
歩くのにてます
二十六記路は五時間くらいかかるのでめったと歩きませんが二日に一度くらいは十記路ていどを歩いてます
舗装された道よりも山林なんかを歩くのが好きです
とてもいいもんですよねぇ
理由は長くなるので割愛しますが歩くと精神てきにもおちつき頭のなかがすっきりします
無職いいじゃないですかぁ
けっしてごみ同然なんかじゃない(笑)
社会から働いてよとゆわれているのに働かないばあいは問題ですがそれでもごみ同然なんかじゃない
こねもいいじゃないですかぁ
こね使ってもけっしてくず以下ではない(笑)
こね使って起訴を取り下げさせたり公金をたんまりためこむのは大問題ですがそれでもくず以下なんかじゃない
社会的弱者や無職や乞食だからといって社会的な問題を考えなかったり投票に行かなかったりするのはよくない
しかし社会的強者のほうが社会的な発言力があったり投票行動に駆られる風潮のほうがよくないのですけどねぇ
でも恐妻さんの環境がおちつかれてから発言されたいというのもわかります
阿呆丸出しではないです(笑)
薄刃楽しみです
あでも包丁のことはぜんぜんわからないので偉大な魚山人様にみてもらってください
半年以内じゃなくても一年後でも十年後でもという気持ちのほうが楽かとおもいます
本日は小出刃をつかった餃子のしこみがあるのでこのへんで(笑)
魚山人様のブログに投稿するようになってからなぜか祖父から譲りうけた小出刃が活躍する頻度がふえております
Posted by てん at 2014年02月17日 14:46
はじめまして
月山さんの所から来させてもらいました。
私は海外へ出るほどの勇気がなかったので、生まれ育った地から離島へ移住しました。
仕事は、ひよっこの素潜り漁師と農業人をしてます。
この包丁凄いですね、なんとも表現しようがないです。
唯一言えるならば、こんな高貴な品がある包丁は見たことないです。
魚を触るので、勉強させてくださいね。よろしく、お願致します。
私は趣味で革細工を少しやります。
依然月山さんに革包丁と革漉き包丁を作ってもらいました。
名のある鉋鍛冶職人さんの名が打ってあり、びっくりでした。凄く切れます。
月山さんは、人と仕事に凄く忠節を尽くされる方で大好きです。
また、来させてくださいね。
私もまた、頑張る勇気がわきました。
ありがとうございます
Posted by あーくん at 2014年02月20日 17:57
あーくん様
はじめましててんと申します
僕の理想の生活をなさっているのだろうと想像しうらやましいです
素潜りと農業人とは素敵ですね
僕も素潜りが好きで年に二回ほどですけど潜ってます
また農業も興味がありますが土地がないもので狭い庭ですこしの野菜をそだてるぐらいしかできません
皮細工も素敵ですね
手先が不器用なのでできなさそうですが興味があります
恐妻家様の包丁やあーくん様の情報によりもし包丁が必要になれば月山様にお願いできたらなぁと思います
Posted by てん at 2014年02月22日 21:31
魚山人さま、そして、皆さま
こんにちわ。
螺鈿細工で漆塗りなんて繊細で芸術的な包丁ですね。
奥様への愛情が伝わってきます。うらやましい^^
恐妻家さんは海外で和食料理をしているのですね。
私がお寿司の学校にいったとき
外国の方々が多くいました。
皆さん、すごーく真剣に包丁さばきなどを習っていました。
現地で働く日本人の和食料理人が恰好よく見えたらしいです。
サムライシェフだと言ってましたよ。
ヨーロッパで寿司屋をやりたいと
定年退職してから学校に来ていた男性もいました。
大手企業の重役さんといった印象の方でした。
和食というのは学校で習うものじゃなく、
修行するなどして現場で身につけるべきかな・・・とも思いますが、
本来なら閉鎖的な世界のはずなので、
私からしたら、ほんの少しだけでも垣間見れて良かったです。
憧れにちょっとだけ近づいたみたいな感じです。
その学校で世界各国の様々な寿司事情を拝見しましたが
日本人からしたらウゲーってなりそうなものも多かったです。
フルーツやチョコレートを使ったお寿司(ブラジリアン寿司)とか(苦笑)
でも実際に食べてみたら意外と美味しくて。
生粋の和食料理人さんたちからしたら、
邪道以外の何物でもないだろうけど
あぁこれも日本文化から派生した形なのかぁ?と感慨深かったです。
ある意味わけの解らない、何でもアリな状態になりつつあるので
だからこそ本物は守ってほしいです。
これからさらに本物が価値は見直されるだろうなと考えます。
>しかし、この事に関してはまだ「無理に伝える」のは難しいと思います。
>ある意味で「こちらの美意識」を押し付けるわけですからね。
どうしても埋められない感覚の違いってありますね。
いくら説明しても伝わらない。
これが和食なんだ!!と伝えたくて、本格的な味付けでつくったら
学生時代のホストファミリーは味が薄いといって
全く食べてくれませんでした。悲しかったです。
外国人の人たちに料理を振る舞う機会が多く
そのなかで分かってきたことは、彼らの舌にあうように
アレンジが必要ということでした。
魚山人さんのブログのどこかに書いてありましたが
味噌汁にはバターを入れてみるとか。
肉じゃがにはコンソメを少し足すとか。
和牛を入れてちょっとオイリーにしてみるとか。
スパイスを入れるとか。
日本人好みのシンプルさではなく、
味に強弱(インパクト?)をつけると
マニアックではない一般的な外国の人には受けがいいんだなぁと
肌感覚で掴めてきました。
自国文化を海外に伝えるには、工夫が必要ですね。
>東日本というか、手打ち蕎麦のファンは日本中に沢山おりましてね、
>ジャンルとして確立されているんですよ。蕎麦の仕事は奥が深いが、
>そば職人の中には「極めた名人」もいて、そういう職人の店には、
>泊まりがけの旅行までして食べに行くこともあります。
そういった旅、いいなぁ。大好きです。
蕎麦は奥が深い。つくづく思います。
私も両親を誘って、去年、長野にこだわりの蕎麦を食べに行きました。
長野には美味しい蕎麦屋さんが多いですね。
正直なところ、値段は安くはなかったです。
(洗練され、研ぎ澄まされ、蕎麦というより芸術に近かった)
蕎麦を自家栽培、天日乾燥、玄蕎麦、自家製粉、等々
こだわりの部分、見えない背景や思い入れ、そういったところまで
考えたら値段云々抜きにして、とても価値があると思えました。
並々ならない努力の結果をいただけるのですから有難いことです。
生意気な長文を失礼いたします。
Posted by ゆき at 2014年02月24日 19:21