読者投稿の包丁画像〔#64〕
投稿者:勇治(男)
職業:設備会社
初めまして、勇治と申します。
仕事のほうは料理とは関わりのない機械設備や電気設備に関する会社をしております。
板前さんのHPを初めて閲覧したのは、確か寿司に関することを調べていた時だったと思いますが
以来、料理全般、包丁のこと等すべてのコンテンツが興味深く、またとても分かりやすくて、素人ながら勉強させて頂いております。
僕が最初に包丁を握ったのは母曰く 2歳位の時らしいです(^_^;)
しかも、プラスチック製のおもちゃではなくちゃんと切れる本物を。当然最初は血みどろになった事もあるらしいですが
雑誌や新聞の束を積み上げて、台所に立ってきゅうりなんかを切っていたらしい(笑
最初に痛い目を見ないと、危ない道具の危険性や本当の使い方を学べない。という方針だったみたいです。
そして、本格的に料理に興味を持ってやり始めたのは中学1年生の頃です。
そのきっかけは母親が階段から転落(転げ落ちたというより、2階からまともにダイブしたレベル)し
肋骨が5本折れ、肺に突き刺さり入院。
親父は独立して会社を興したばかりで休めなく、当然家事なんかできない。
そこで、僕が家事と料理を担当することになったのです…
最初に作ったのは、たら鍋でしたが、土鍋で昆布だしを取ってなんとか美味しくできた記憶が(^_^;)
そこから、出し巻卵、肉じゃが、煮つけなんかにハマり一時期は中華料理にハマり、パスタ料理にハマり(笑
酒飲み一家なので塩辛を作ったり、ナマコを捌いたり。←このあたりから料理が趣味になってきました。
今では帰りがよっぽど遅くない限りは、夕飯は僕の担当になっています(笑
そして、日本食に口うるさい僕に対して両親は「まったく文化の違う外国の嫁でないとご飯作ってくれなくなるぞ」と言われます(._.)
さて包丁ですが
画像1枚目左より
1・木屋の柳刃包丁(約10年目に突入)
これは19歳くらいの時に「包丁は一生ものやから良いのを買いたい」とデパートで購入。
スーパーでサクの状態で売っている刺身を切っているだけですが、3日に一回は刺身を食べるのでぼちぼち研いで使っています。
2・親父が持っていた出刃(30年以上?)
釣り好きな親父が昔刺身包丁とセットで持っていたもの。5年ほど前に引っ越しの時にサビサビ状態で物置より発見。
ゴシゴシ錆を落として研ぎなおして、現在は魚の頭を割ったり、時期になると親父の友人漁師さんから届く時知らずや、山漬けを解体するときに使用。
セットの刺身包丁は現在4人の母となった姉貴のもとで使われています。たまに「研いどけ」と僕のところにおいて行かれますが(笑
3・貝印の牛刀(15年目に突入)現在メインで使用中
中学生の最後あたりに初めて自分でお金出して買ったマイ包丁です。近所のホームセンターで4000円少々だったような記憶が。
とてもよく切れて、頑丈だなぁと思ったのを覚えています。野菜・魚・肉 普段は何でもかんでもこれ一本でやっています。
一番手になじんで使いやすい奴です♪
4・おかんの菜切り(30年以上)
僕が生まれる前から母が使っている菜切り。けっこう薄くペラペラ。メーカー不明の包丁ですが研げばスッと切れるし
おかんはこれが一番馴染んでいて現役ばりばり。ちなみに両親が結婚当初から使っている重い鉄のフライパンも現役。おそらく僕の子供が生まれても
その子が受け継いで使ってくれそうな勢い。
画像2枚目左より
1・おかんの変造包丁(30年以上)
これは、昔親父が普通の牛刀包丁をサンダーで刺身包丁風に変造したものらしいです。あんまり使ってませんがよく切れます。
主に鮭や白身魚を切るときに使っている模様。
2・おかんの出刃(30年以上)
これも僕が生まれる前からある包丁。メーカー不明です。裏すきもないよくわからい出刃ですがとにかく固い。鋼材を鍛えず、形を作って熱処理する
海外ナイフのような印象。固すぎて研げず親父が大昔サンダーで削ってガタガタだったものを、十数回根気よく研いでここまで修正。
おかんが、アラを切るのに使用中。
3・ペティナイフ(30年弱)
冒頭のエピソードに出てきた、僕が初めて握った包丁です(笑
そんなに切れるわけではなく、研ぐとすごく減ります(爆)ですが鉛筆握りでレモンやオレンジの皮を切るのに使ってます。
めったに使わないですが、無くなると寂しい気のする奴で、ずーっと包丁挿しの端っこにいます(^^)
2016/08/14