こんにちは。
まだ小or中学生だったころ、母に「ミリン買ってきて」とたのまれました。
そのとき、しつこく「ミリン風味はだめだよ!」とタカラ本ミリンを指名してました。^^;
台所に立つようになってから、この「本ミリンじゃなきゃダメ」というのが
買うたびに思い出されて、”風味”ものは買ったことがありません。
「だめだ」というからにはすでに食卓にもそのおかずが並んだんでしょうが、まったく変化がわかりませんでした。^^;
Posted by incident at 2006年10月04日 21:03
こんばんは、incidentさん。
おふくろさん。いいですね~
おいらそういう話に弱いんですよ(^^)
そんな話を聞くと
そいじゃ今の子供達が大人んなった時
現代のおかあさんの
一体どんな姿を懐かしく思い出すんだろ
そう考えてしまいす。
incidentさんは自分の子供に
おかあさんの「味醂の思い出」みたいなよい思い出を、
残してあげれるかあさんになって下さい。
Posted by 魚山人 at 2006年10月05日 01:59
おお、まるまる一年前(笑)
先日、社内で「みりんのティスティング」を行いました。角屋文治郎商店の「河内本みりん」と、その有機のもの、それと「福来純」です。
どれも、そのまま飲んで美味しいですね。やや甘酒のような醸造香がして、舌が重くとろりと粘るのと、飲み下したあとで甘さがすっきり切れるの、その中間、とありますが、知人はまた別の「九重」がいいと言います。(たまたま九重がなかったので、味はわかりませんが)
料理にはもったいないくらい、私は気に入りました。下戸ですが、これだけは少し楽しみたいです。
魚山人さま、
飲むみりんとして、これというオススメはありますか?
Posted by orangina at 2007年10月25日 14:00
こいつはまた粋なお話ですなぁ^^
「飲むみりん」ときましたか、しかも「みりんのティスティング」
会社での事とはいえ、なかなかおしゃれです。
しかしもともと味醂はお酒ですからね、女性用の。調理に使用するようになったのは明治以降の話だし。
「福来純」と言いたいとこですが、おいら宣伝してますのでちょいとまずい。
一般的ですが鹿児島の「じしゅ(地酒)」と熊本の「赤酒」ですかね。
二つとも重いドロリとした甘さがあり、味醂として使う酒です。
クセはありますが、それが良いですね。
Posted by 魚山人 at 2007年10月25日 19:35
おおっ★ 重いのがお好きですか!
「地酒」と「赤酒」は、初耳。どこでも置いてないですね。ぜひ捜して味わってみたいです。
有り難うございます!
うちは調味料は本醸造ばかり扱ってますが、今年の夏はさすがに大変でした。
醤油の醸造元から、酵母膜(醤油カビ)ができたとのことで、火入れと微量のアルコール添加をしますと連絡が来ました。
醤油もテイスティングしますよ(笑)
今は消費者の趣向に合わせてるせいか、調味料の細分化がどうにも気になります。スーパーに行くと、ドレッシング類まで含めると膨大な数です。
味噌・醤油・酢・砂糖・塩 でたいがいのものは作れるのに、「すき焼き用」とか「肉じゃが用」とか「すし酢」「酢の物酢」と親切です。たいがい化学調味料も入っていますから美味しいですけど(笑)
ヨーロッパにはこんなたくさん置いてません。ドレッシングも主婦はみんな作れるし、自販機も少ないので、ドリンクは自分で作るのが主流です。
日本人って、ここがおかしいと思うのですよ。いい文化を持っているのに、それを細分化してさらに便利過ぎるほどにしてしまう。
でも、カレールーはEUでは日本人に人気のあるおみやげです!
Posted by orangina at 2007年10月26日 19:36
なるほど!
それは、ひと昔まえの反動ですな。例の没個性化が騒がれた時代の。
*イケイケ式の大量販売の時代は終焉して、細分化、差別化の時代って訳でしょうね。だけど極端から極端に走り過ぎる(笑)バランスってのがとれないもんですかね。
個性化、差別商品のヒット狙うってのは、何か根本的に狂ってますよ。
発想がおかしい。ヒットを放棄するのが細分化の意味ですよ。細かな商品を開発するのは日本人の得意分野だし、おいらは好ましいと思いますが、それを大量販売しようとするから変になるんだという気がする。しかし売らなきゃ開発費も出ない。やるせないですなぁ、どうも。
心の余裕。
これでしょうな。真に豊かになっていないって事です。
良い意味に捉えれば「仕事好き」とくに細かい仕事。
「分かっちゃいるけど、どうにもなんねぇ」勿論おいらもそうです(笑)
Posted by 魚山人 at 2007年10月26
みりん
味醂は、簡単に言えば料理に風味をつけたり甘味をつけたり照りを出したりする調理用の酒です。
屠蘇散を入れて浸出させて酒で割れば、正月の屠蘇酒。
本来は、
うるち米
↓
米麹
↓
蒸しもち米
↓
焼酎
の醸造過程を経て、粕をしぼった物なんすがね。
最近は人工の糖蜜とアルコール加えた「混ぜ物みりん」が主流になってしまってますね。料理には本当の味醂を使いたいもんです。
味醂の使い方
不要なアルコールを切る
料理に使用する場合、まずアルコール分を抜いてから使用します。
火にかけ沸騰させます。
沸騰したら自然に点火します。
(火を点けてやってもよい)
抜けたら、火が消える。
味醂の約三割くらい蒸発します。
*味醂には材料を固くする性質があるのを覚えておきましょう。
柔らかく仕上げる料理は、最後の仕上げの段階で味醂を加えます。