ラデッシュの飾り切り 切り方むき方
ラデッシュ(radish 仏:radis)とは【廿日ダイコン】のことで、ダイコンの一種になります。
ラデッシュは16世紀頃に出現したヨーロッパ群の大根。
ヨーロッパ群と言えば普通中程度のカブくらいですが、ラデッシュは特異に小さく、極早生。
種蒔後一ヶ月足らずで収穫できます。
だから「二十日(廿日)ダイコン」とも呼ぶのです。
したがって特に旬はなく、通年出回ります。
一般的に使われるラデッシュは丸みのある【赤丸】になります。
他に小茄子みたいな形をし、根部分だけ白い【紅白】もあります。
また華北群などと廿日ダイコンを交配させて作った【レディーサラダ】なる物もありますけども、これはラデッシュとは呼びません。色は赤だけではなく、白から黄、桃、紫、黒系まで様々です。
これらは煮食には向きませんので、通常サラダかピクルスにします。
どちらかと言えば洋食に適しているのでしょうが、彩りが良いこともあり、和食でも「あしらい」に使います。大根ですので、刺身のツマにもよろしいわけですね。
ラデッシュの飾り切り(赤丸)
ラデッシュは紅白にて非常に彩り鮮やかですし、形も小ぶりで飾り切りにはとても向いている食材の一つになります。やろうと思えばどんなムキモノでも可能でしょうね。
その中から比較的簡単な「花ラデッシュ」を二つほど。
花ラデッシュの切り方
まず「ひげ根」を落とします。
四隅をほんの少し切り取ってください。
その切り取った部分から1ミリ上に庖丁します。
さらにその上にも庖丁。
残りの三面も同じようにします。
最後に根ヒゲのあった部分をセンターにして、庖丁をV字型に使い切り目を入れれば出来上がりです。
菊花ラデッシュの剥き方
もっとも簡単な菊花剥きです。
まずヒゲ根をセンターに庖丁目を三つ。
その庖丁目を谷にして両側からV字に。
切れ目の山になっている部分をV字型に切ります。
それを一周してください。
そのV字型切れ目の間にまた切り込みを入れていきます。
これを全面に施すわけですね。
先ほどの花ラデッシュと一緒に水にしばらく放ちましょう。
するとパリッとして鮮やかになります。
細かい庖丁が使える様でしたら、菊花でも、「乱菊」などができますよ。やり方はほぼ同じで、剥いた部分を切り離さないようにして水でパリッとさせればいいのです。
とにかくラデッシュは剥きやすい素材ですので、色々とお試しください。
これは「独楽」です。
独楽ラデッシュ