食材の切り方→トマトの皮を剥く

  

トマトの皮を簡単に剥く

トマトの薄い皮は包丁で剥くのが困難。
ですから普通は「湯むき」か「炙り剥き」にします。

切り込みを浅く入れておき、ヘタの部分に箸や串などを指して持つ。
そうしてさっと湯に通すか、直火で表面だけ焼く。
すぐに冷水に入れて、切り込み部分から手剥きにする。
まぁ、そういう手順です。

ところがもっと簡単に剥く方法もあります。
「まるごと冷凍してしまう」という手です。

凍ったまま流水にあてるだけで皮がするっと剥けるのですよ。
流水ではなく、水に浸けるだけでも剥けます。
ヘタを外して軽く切り目を入れて凍らせておけばさらに楽に剥けます。

ただし、これは「トマトを生で食べる以外の」料理だけ。
冷凍すれば、とても生食はできないからです。
しかし、生で食べるトマトの皮を剥く必要はないのだから問題なし。

※風味を生かしたい場合のトマト料理にはおすすめ出来ません

電子レンジで剥く

トマトの皮にはペクチンという物質が多く、これが剥きづらい原因。
ペクチンは加熱で溶融するため、熱を加えて剥きやすくするのです。

つまりポイントは「加熱」ですから、電子レンジでも良いわけです。

薄く十文字の切り込みを入れラップ無しでチン。
30~40秒でかまいません。
冷水にとり、急激に冷やせばツルリと剥けます。