豚カツのコツ
専門店もあるくらいなので豚カツ好きな方も多いでしょう。
ご家庭で作ってみる人もいらっしゃると思います。
ついつい分厚いロースカツやヒレカツの方が高級に感じがち。
でもね、豚カツの味わいは「薄さ」にあるんですよ。
豚肉を「5ミリ以上1センチ以下」にカットして、それをトンカツに。
分厚ければゴージャスで美味いというのは誤解です。
牛ヒレステーキなどはまた別ですけどね。
トンカツという料理で重要なのは、「衣」です。
コレ次第で美味くなったり不味くなったりします。
その最大のポイントは、「均一」さ。
ムラがあったり、衣が途中で剥がれたりするのは問題外。
上手に揚げるコツは以下のようになります。
・肉は常温に戻しておく
(適度に脂身が混ざった肉が美味いが、縮まないように筋切りを)
・肉の水分をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取る
・小麦粉を薄く満遍なく均一につける(よぶんな粉ははたく)
・卵はよく混ぜて完全にコシを切っておく(白身が見えれば不完全)
・溶き卵を全面につけ、パン粉を軽く押さえながらムラなくつける
・170℃くらいでじっくり揚げる
(油に入れたら、触らないこと。動かすのはひっくり返すときの1回だけ)
・網バットに立てるようにしてしっかり油をきる
(揚げたトンカツ同士を重ねてはいけない)
カットして盛り付け。
お好きなソースでお召し上がりください。
※パン粉は出来れば生パン粉が良い。
自分で作るのも簡単です。
乾燥させた食パン(電子レンジ・軽い冷凍なども可能)をほぐす。
それをフードプロセッサーにかける。
(やり方は他にも色々あり、器械がなくても金属ザルなどで出来ます)