「湯がく」「茹でる」「煮る」の違い
「ゆがく」と「ゆでる」はどう違うのでしょうか。
液体で材料に火を通す場合、その「加熱時間」を変化させる事で調理目的と合致させます。
加熱時間が長い順番に並べますと
1 しっかり中まで火を通す「煮る」「ゆでる」
※「茹でる」は水(湯)
※「煮る」は調味液
2 沸騰した水に材料を入れてしんなりさせる「ゆがく」
(主に葉野菜の腰を折るのが目的)
3 湯にくぐらせ、すぐに取り出す「湯通し」
(湯をかけるだけの場合もあります。湯温は沸騰湯から65度まで様々)
ちなみに「ゆでこぼす」とは、材料を入れた湯を一度沸騰させて、そのゆで汁を捨てることです。
※「煮こぼす」もほぼ同じ
※「煮切る」とは沸騰させアルコール分などの雑味を蒸発させること
※「煮つめる」とは煮汁をだいたい3分の1程度になるまで煮続けること
※「煮染める」とは煮汁をほぼ全部材料に移すこと(煮汁は残さない)
※「炊く」とは、コメなどの穀物を水で加熱し食べられるようにする事を指します。また、西日本においては煮ると同じ意味で使われることもあります