強火と弱火はどう違う?
レシピには頻繁に「強火」「中火」「弱火」の文字が。
これは加熱調理の「最大のポイント」なので当然です。
これを間違えると「別の料理」になってしまうほど重要。
では、具体的にどのくらいが「強火」で「中火」とはどんな加減なのか。
慣れない人は迷ってしまうかも知れませんね。
コンロのレバーにある表示に従えばいいのでしょうか?
たとえばレバー全開なら「強火」とか。
正確にはね、「鍋底を見る」です。
強火は
炎の先が底に当たって折れ曲がり、鍋底全体に広がっている
中火は
炎の先が折れ曲がっていないが、鍋底に当たっている
弱火は
炎の元(ガス穴)と鍋底の中間の空間に炎の先がある
そして「とろ火」
これは消えそうで消えない程度の炎のことです。
炒め物の火力は強火が良い?
チャーハンや野菜炒めを作るときに「必ず強火で炒める」という話をよく見聞しますね。これは本当でしょうか?
これは様々な条件が整っている業務用の調理場においては正解ですが家庭のキッチンの場合は不正解です。
家庭用のコンロや鍋、その他の調理器具を使って強火のまま炒め物を作ると「焦がしてしまうだけ」だからです。
家で作る時は中火から弱火が基本で、出来上がる直前などなどのポイントのみで強火を使うと失敗がありません。