氷鉢の作り方 [和食のコツ]

  

手作りの氷器

洗いやお造り、その他前菜やデザートに、「氷の器」を使う場合があります。氷鉢ですね。

これはカマクラ型の氷器



氷鉢を作る専用の器具がありますが、わざわざそんな物を買わなくても手近な品物で作れます。お椀やボールなどを利用します。

カマクラ氷鉢の作り方

塗りの椀は、剥げるのを防止するためラップで包んでおきまよう。

カキ氷を椀に山盛りし

フルーツ等の丸みを利用して窪みをつけます。
圧してやると丸みが出来ます。

中央を窪ませて

また氷を山盛りにし、同じ事を何度も繰り返します。
すると徐々に器の形になっていきます。

これを二個作り、口同士を合わせてまな板に数回叩きつけると二個の椀がひっきます。
 

厚手の輪ゴムや紐、もしくは伸縮性のあるラップできつく縛り付けます。

これを冷凍庫で三日間ほど凍らせておきます。
完全に凍結したら取り出し、お湯を回しかけますと、すっぽり抜けます。ノミや彫刻刀等を使ってカマクラ様に穴を穿ちますと氷鉢ができます。

フルーツを利用した氷鉢

ここではグレープフルーツを使いましたが、夏場はメロンなどが良いでしょう。刺身に限らず何でも盛り込むことができます。

先にフルーツの中身をくり抜いておきます。果肉はデザートに使います。一回り大きなサイズの容器に氷を入れて埋め込みます。





反対側も被せて、先ほどの様に縛って凍らせます。
完全に凍ったら同じ要領で抜き出し、ノコギリで切断します。


タイの洗い

また、季節の花の花弁などを氷に入れて作る方法もあります。【花びら鉢】ですね。この場合は透明感を出す為に沸騰冷ましの水で固めるとよいでしょう。

手作り氷鉢が上手くできない場合は器具を使用するとよいでしょう
業務用氷鉢