お疲れさまです。
この記事を読んでいたら、なぜかうずうずして来たので、コメいたします。
イタリア料理では、「ペペロナータ」なるものがあります。もちろんご存知だと思いますが。
しばらくイタリアにいて、ほんの短い滞在ながらも感じる事は、目の前に出て来るものほぼすべてに言えるのですが、よくも悪くも大雑把だな~っと。
上手いとか、まずいとか、良いとか、悪いとか、そう言うのは全部主観なんでどうでも良いと言えばどうでも良い事なんですけど、ただ、ペペロナータにしても、僕はどうしてもサブアイテム的な使い方になります。前菜の盛り合わせの一つだとか、魚をソテーした時に、脇にちょっと添える、とか、気が付いたらそのような使い方をしていますけど、こっちみたいにそれだけどーん、みたいな(笑)これはこれで全然ありなんですけど、ただそれを見た瞬間に、妙な間、みたいなものを感じる自分を感じます。。上手く伝わらないかもしれませんが・・・・。
ギャップから来るそう言う妙な間の感覚が今は何だか凄くおもしろいです。
話がどっかに行ってしまいましたけども(苦笑
僕は、パプリカは加熱した方が良いと思っています。生だとまさに味がぼけていると思います。
無駄に水分が多いとでも言えば良いんでしょうか?そう言う気がします。
直火で皮が真っ黒くなるまで焼いて・・・ってご存知だと思いますが、あの処理がマストのように思います。なので、僕にとってのパプリカ(修行していた頃はキングベル、クイーンベルって言ってました)は、加熱処理して食べるが王道で、でも、生で食べる事も出来る、という認識です。
ちなみにピーマン大好きです。
天丼に乗っているピーマンの天ぷらが大好きです。
それがないと、何だか損した気分になります。お安い男だな、と思います。(笑)
という事で、僕の意見のまとめですが
パプリカは加熱すべし!!
です。
Posted by たかさん at 2012年11月11日 18:42
こんばんは。
お疲れ様です。
勉強 させていただけることに、毎日感謝しております。
野菜 って難しいです。
まずは 芽を出していただかないと。
お邪魔 しますこと、お許しください。
Posted by 月下 at 2012年11月11日 21:23
そっか?
俺ピーマンに味噌塗ってオカズやツマミにすっけどな。
もち!青唐も万願寺も伏見甘長も 加熱による甘味ゎないほうが好み!
お疲れ様です爺。
爺blogの流れを見てると
なんかこの記事に「罠」あんのか?
パプリカ…こいつだけゎ
苦手だ。やたらに甘いし
かったり-。ありゃ果物ぢゃね?(笑)
色目にゃ重宝すんダロが
他にもあるし。そんな食材。
韓国のキムチ。
赤くなったのゎ最近の話。
それゎ日本から渡韓した
「トウガラシ」
古い韓流宮廷料理を造る方ゎキムチを赤くしない。
しかもカプサイシンの辛さを求めない。
なんで今頃 夏野菜の話なんだか…
話逸れるが
青唐辛子のキムチ喰ってみたいな!
カロチノイド 加熱により変色しないオレンジ。柿ツマミに呑んでます今(笑)
今日ゎ早じまいしました。
暇なモンで…
赤いパプリカより
赤万願寺のほうが日本人にゎ向いている。
ピーマンゎオフクロのナポリタン思い出すな。
「食」ゎ不可解であり単純明解でもある。
ただ!企業が こさえる「食」ゎ「食」にあらず!
ありゃ「餌」だ。
やたらと黄身の色の濃い卵ゎパプリカを食わされたニワトリの卵だったり…やれやれ
Posted by 鯔次郎 at 2012年11月12日 00:10
いつも楽しく読ませて頂いてます。
ピーマン料理といえば「青椒肉絲」 が好きですね。
ピーマンが幅を利かせられる数少ない料理のひとつです。
中国でもピーマンは「青椒」で唐辛子は「辣椒」 。
胡椒は「黒椒」 で、山椒の実は「花椒」 。
と、ピーマン以外の「椒」は香辛料ですね。
興味深いことです。
Posted by ふじとも at 2012年11月12日 01:18
たかさん
トスカーナの何処かだったと思いますが、何気なく食べたfettunta(ブルスケッタ)に、黒キャベツではなくパプリカの蒸し煮が入っていたことがあり、瞬間、泣きそうになった記憶があります(笑)
「パプリカは加熱」
確かにそうですね。賛成です。
でもおいらは生も好きでね、サラダによく使いますよ。
今年の暮れは「パプリカ ケーキ」を作るつもりですが、
なんとか生のパプリカを前面に出せないものか、悩み中(笑)
月下さん
野菜は難しいですね(^_^
「浮気な女王」もいれば「貞操な淑女」もおるわけです。
ですが基本的には、「和」ですよ。動物との融合を望んでいるのです。
鯔さん
万願寺ですか。
間違いなく「甘味種」の一つではあるのだが・・・
個人的に「ピーマン・パプリカの仲間ではない」と思ってます。
ふじともさん
その「椒」を、日本では「はじかみ」と言います。
なんと奥の深い韻、深い泉のような響(訓ですが)
ここらへんが日本語が好きな理由の一つですね。
Posted by 魚山人 at 2012年11月12日 07:03
お疲れ様です。魚山人様。
「頭がピーマン」笑
お懐かしいです。小さい時分にオバチャン達が使っていた記憶がございます。
そして現在は知りませんが、何年か前には「頭がパッパラパー」笑 正直意味が判りません。
私はピーマン大好きです。ってより獅子唐もパプリカもってより、野菜が大好きです。笑
ちっちゃい頃からですが、肉より魚、魚より野菜。ってな人です。
野菜なら幾らでも食べれるんですがそれ以外は少食です。
これは魚山人様の記事を読んでからなんですが、考えさせられたのがお米。
美味しいと思いますし、この美味しさを忘れたくないので食べますが、洗脳なのか何なのかは判りませんが、お腹の方が受け付けず、もう、ほんの少ししか食べれなくなりました。笑(大体3口。一口親指の先位。これしか食べなくてもお腹一杯になります笑)
パプリカのお料理は私には想像も出来ません。ですが、茄子が一番美味しそうでした。笑
金目鯛をサブとは流石ですね。
そしてパプリカのケーキ(~o~)
和食人で自由な発想する方って沢山おりますけども、中々ケーキまでは手が付けられないのではないかと思います。魚山人様は全ての事において「半端」でいられない。と感じてます。羨ましいです。
私もそうあらねばならないな…自分自身の半端な気持ちを徐々に消していかねばなりませんね。
今回の記事も学ぶ事が多くて嬉しく思っております。魚山人様の記事全部暗記して吸収したいですね。紙に写して食べようかな。笑
魚山人様。いつも有り難うございますm(__)m
関係ありませんがm(__)m
本日、問屋さんが企画した、有名店の総料理長をお招きしての、鼈と鯉の講習会に参加して来ました。
初めて鼈を触りました。
魚山人様のHPを参考にさせて戴きましてイメージトレーニングをやっていたのですが、当たり前ですが、中々上手く出来ませんでした。ただ、固い場所と手順を理解したら解体は楽な作業だと感じました。まぁ、問題はそれからだと思いますが…
記事にあります様に、首を落とす時が一番恐怖心がありました。躊躇いがあると首を掴みそこねる。やってみて理解出来る事でした。
また、やりたいので、今度どうにかお店で扱えれる様に交渉しなければって思ってます。
長駄文失礼致しましたm(__)m
Posted by 鰻乃慎 at 2012年11月12日 18:01
子供時代にピーマン嫌いな人ってさ、、、、
大人になると自然に食べるようになってるよね~
あれって何でなの?父ちゃん。。。
ちゅか
>夏野菜の話でもしましょうかね。(←?)
とか言うてからに もう。。。。。
←? じゃないわよっっ▽ ̄(エ) ̄▽
鯔さんが何かしらを感じておる様子でござるが、、、、
ワシが解析いたしましょうぞい。。。
詐欺罪 並びに 官僚のパシリになった罪 により バカ首相は解散へ
父ちゃんの予想よりやや遅れるも年内解散を決意
脳が腐っておるので、、、選挙に勝てると踏んでおるやも知れぬ
なぜかちゅと、、、
イシハラ、オザワ、ハシモトその他ヨセアツメ集団が 票を割ってくれるからじゃ
阿呆の妄想、、、じゃけんど実際に民主党が再び政権の座につく可能性も
国民の願いは詐欺集団が解散してくれることであった
それはよい
どうやら解散するほか道がなくなった様でござるからのう
しかしじゃね
では
その次は?
解散すれば、、正常な国民は民主党に票は投じまい
では、、、どうするのじゃ?
数年前に自民党の腐れぶりに辟易し、、、政権から追い払った
そして詐欺集団に政権を運営させ、、、
日本は3年を失い、、、、、国民は将来を失ったのじゃ。。。。。
プラン ちゅ~~~~~~~~~モンが 無さ過ぎますぞい(=`(エ)´)/
ピザさえも「ウチらの国が発祥だい!」などと、、、
遺憾無くサイコパスぶりを発揮しておる某国。。。
国家の上層部が資産のすべてを外国に隠匿し、、、
やがて崩壊のときをむかえる某大国。。。
そのような異常者どもに囲まれておりながら、、、
なんちゅ~~~う、、、、、、のー天気な国であることか。。。
まさに ピーマン
権力欲しさにアレコレ能書きをたれておる有象無象の各政党
それらの言動に惑わされて票を割るがよいわっっっっ
してからに、、、、、
もっぺん詐欺民主党か政治ゴロの自民党に政権を与えなさいちゅの。。。
アメリカの大統領選。。。アレをみて何も感じぬ人々よ
政治は国民が考えて創っていくものなのでする。。。。。
こんなカンジの意味を巧妙に裏へ隠しつつ、、しゃあしゃあと「食材の話」
なんちゅ人なのアンタ。。。。おほほほほほほほほほほ
Posted by マル子 at 2012年11月12日 21:20
鰻乃慎さん。
う~ん、ご飯ですか・・・・
悩ましい問題でしてねぇ、コレが。
主食として、栄養的には優れていんですね、メシは。
微量栄養素は副菜から自動的に摂れるので問題ないし。
いかんせん、糖質が多すぎるんですよ。これが悩ましい。
なぜかと言うと、「むちゃくちゃ美味しい」からです(笑)
人様はともかく、おいらは、おまんまが大好きなんです。
ほっとけばどんだけ喰らうやら。おそらくドカ食い間違いなし。
ま、農家の人と相談しつつ、玄米を適当についてナニしてます。
週に2度は白米も食いますが、このくらいが美味く食べられるペースかなと。
Posted by 魚山人 at 2012年11月13日 07:23
マルちゃん。
おほほほ じゃないよまったく(~_~;
だいたいだね、アンタ今こんなとこにカキコしてる暇は無いだはずだが?
何をしてんだ、いったい(笑)
ま、息抜きかも知れないけど・・・・
大変な重圧だろう。でもそれは仕方ない。
陳腐な台詞ではあるが、頑張って欲しい。
君を心から誇りに思う。
Posted by 魚山人 at 2012年11月13日 07:24
魚山人様、お久しぶりです。
そして皆様、お疲れ様です。
自分も昔から野菜が大好きでした。
ピーマンと言えば夏場は畑で採れたばかりのピーマンをフライパンで焼いただけの物に生姜と醤油で食べるのが定番でした。
そんな簡単な料理でも自分の中ではピーマンが主役の思い出深い料理です!!
と同時に寒くなってきましたので、もう少ししたら実家では白菜なんかが食卓に並ぶのだろうなと思ったりしております。
白菜もさっとゆでただけの物に少しのシーチキンを混ぜポン酢で食べるのも懐かしい味です。
と勝手に自分のお母ちゃん、おばあちゃんの味を思い出して見たりします。
まだまだこれから寒くなりますがどうぞ皆様、体調など崩されないようご自愛ください。
毎日本当にお疲れ様です。
Posted by 中小路 at 2012年11月14日 02:17
中小路さん。
どうも恐れ入ります。
お気遣いに感謝します。
ピーマンはとても不思議な食材ですなぁ。
表現に困るが、確かに存在している。
記憶を追うと、それをつくづく感じるんですよ。
Posted by 魚山人 at 2012年11月14日 11:16
ピーマン・パプリカはトウガラシ
中南米(たぶんメキシコやアンデスあたり)原産のトウガラシという植物があり、コロンブスがこれをヨーロッパ経由で世界に広めました。
このトウガラシはカプサイシンを含んでおり、とても辛い。
なので、その用途は「香辛料」
しかし、トウガラシにはカプサイシンが無いか含有量の少ない「甘味種」もありました。この甘味種の1群が、香辛料ではなく野菜として食べる【ピーマン】です。
ピーマンの色は緑色です。
これは成熟する前に収穫する緑果だからであり、同じように未熟収穫する【ししとう】や【青とう】よりも、太くて短い長円筒・長ベル形のものを市場では「ピーマン」と呼んでいます。
ところがトウガラシの仲間は同じアンデス地域が原産であるトマトと同様に、成熟すると葉緑素の緑色が消えていき、カロチノイド系の色素が発現してきます。赤とか黄色とかの色が出てくるわけです。
品種と発色度合いにより、実に様々な色が出て、濃緑、橙色(オレンジ)、赤、茶色、紫など非常にカラフル。これらを称して一般に【カラーピーマン】と呼んでまして、ベル形で肉厚の大果がオランダから輸入されるようになって以降、日本ではカラーピーマンを【パプリカ】と言っています。
「カラーピーマン」「ジャンボピーマン」「オランダパプリカ」などの別名もありますが、要するにパプリカであり、発色したピーマンであり、トウガラシです(オランダパプリカという別名は、パプリカの主産地がハンガリーであるにも関わらず、諸事情により日本への輸出はほとんどオランダからだったからでしょう)
※正確に言えば、ピーマンとして栽培する品種とパプリカは別種。
ピーマンにする品種を熟させて赤や黄色にしたものは「赤ピーマン」「黄ピーマン」と呼び、大果種であるパプリカとの違いは長ベル形の形と、肉の厚さで分かります。「緑色のパプリカ」もこれによってパプリカだと分かるのです。しかしどちらにしてもトウガラシの甘味種であることに違いはない。
まれに白色(淡い緑色)や、アントシアニン系色素(ナスの色)が出る茶系が進行した「黒いピーマン」もあったりします。
黒ピーマン(加熱すると普通の緑色になってしまいます)
トウガラシが日本に伝わったのは16世紀。ポルトガル人が持ち込んだ辛味種でして、これを「南蛮」と言うようになりました。今でも和食には南蛮と呼ばれる料理がいくつか存在し、唐辛子の別名でもあります。今でこそ唐辛子の一大産地といわれる朝鮮半島には、秀吉の軍が持ち込んだとの説があり、その当時の向こうの文献に「日本から伝わった《倭芥子》である」と書かれておるそうです。ま、近頃の世相でこんなコトを言えば、アチラさん目尻を釣り上げて激怒するかも知れませんがね。歴史のある日本刀も、剣道でさえ向こうが発祥だそうですし、ナントモおっとろしいこってす。お隣さんだし、仲良くできないもんですかねぇ、ヤレヤレ。
甘味種であるピーマンが伝わったのは、江戸も終わり明治に入ってから。アメリカから導入されたようです。パプリカは近年になって主にオランダから。
上記のように、日本では比較的名称に混乱はないといえる方なんですが、外国に行くとこれが非常にややこしい(我々日本人から見たらです)
そもそもコロンブスがヨーロッパに持って帰った時点から、錯誤が始まっているので、どうにもならない。コロンブス達の真の目的は「胡椒」なのであり、黄金はサブでしょう。当時のヨーロッパ人が何よりも欲しかったものは「肉料理」に欠かせないスパイス。とりわけコショウはどうしても安く大量に欲しい。
唐辛子という香辛料を見つけた時、これを「胡椒の一種」だと思い込んだか、あるいは「胡椒として売ろう」という商売心があったか。ともかく、ヨーロッパ人はこれを「pepper」と呼ぶようになる。ま、アメリカ原住民を「インド人(インディオス)」と呼んだ連中らしい出来事と言えましょう。
※胡椒(ペッパー)はインド南西部原産の植物であり、トウガラシとは無関係
それやこれやで、トウガラシが「レッド・ペパー」、ピーマンが「グリーン・ペパー」ということにあい成ります。もちろん"capsicum"という名前もありますけどね。
※スパイスに限ればレッド・ペパーは唐辛子、グリーン・ペパーは胡椒
ヨーロッパ各国ではそれぞれの母語に合わせて名称が微妙に変化していき、イタリア=「ペペロニ」、スペイン=「ピメント」など。分かりやすいのはピーマンとパプリカを特に区別してないフランスのポワヴロン(poivron)でしょうね。「ピーマン(piment)」もフランス語ですし、フランスでは香辛料と野菜の区別をはっきりさせていたのかも。メキシコでは「チリ」ですが、中央アメリカ以外で「チリ」と呼ぶのは激辛品種を指しています。
こうしたトウガラシの呼称にハンガリー語の「パプリカ/Paprika」(オランダ語ではピーマンのこと)というのがあり、我が国では現在カラーピーマンの種類をパプリカと呼んで、それが定着しています。
ハンガリーにトマトのような扁円形の赤い品種がいくつかあり、「トマピー」などという名前で売られていますけども、この仲間の肉が厚い品種を乾燥・粉末加工したものが、【スパイスのパプリカ】です。 辛味種唐辛子粉末に似たものでありながら、あのような刺激はほとんどなく、比較的穏やかな香辛料で、スパイスとしてよりも「赤い彩り」として重宝します。色付けとしても、「クチナシ」で黄色を強調するように、鮮やかな赤系色素となるわけです(ただし注意しないと黒くなる欠点がある)
「ピメント・オリーブ」「ペペロンチーニ・ソース」などもカラーピーマンを加工したものです。
ピーマン・パプリカの栄養面
抗酸化野菜です。
強い抗酸化作用を持つビタミンのCとEを多量に含んでおり、Aを供給するβカロテンも多い。この効果はピーマンよりもパプリカが上です。
ビタミン成分は緑よりも熟して発色した方が多くなり、また、分厚い肉で加熱流出を抑え、ビタミンPによっても、ビタミンCを非常に効率良く吸収可能だからです。加えてパプリカは生食も可能。なので、レモンよりもさらに多くのビタミンCを補給できる野菜なのですよ。
さらに赤や黄色のものが良い理由はカロチノイド系色素。
ガンや動脈硬化を予防しますし、ビタミンC・Eと同時に摂取できることで美肌効果、粘膜の保護もしてくれます。
逆にピーマンが勝るのは、あの独特の香り。
あの青臭い匂いは、ピラジンによるもの。ピラジンは、血栓を抑制し、心筋梗塞・脳梗塞に効果があるとされ、血液の老廃物を除去すると考えられている物質。
「クェルシトリン」というポリフェノールが、ピーマンの苦味成分だということも最近になって分かりました。クェルシトリンには、脂肪細胞の脂肪蓄積を抑制する、高血圧抑制、抗うつ作用、血中中性脂肪の上昇抑制、血流改善、関節炎予防効果などがあるそうです。
タキイ種苗・お茶の水女子大学共同研究 「ピーマンの苦味成分」を解明
「抗ガン作用」と言えば、フルーツピーマンとも呼ばれる「アナスタシア」 普通のピーマンの何十倍もの抗癌作用があると言われています。
アナスタシア
食材としてのピーマン・パプリカ
今では《痛い部類の死語》になってしまいましたけど、その昔、【話がピーマン】とか【頭がピーマン】などという言葉が流行った時期があります。まあ、話やオツムの「中身が無い」って意味になりましょう。
これを用い始めたのは当時の若者達だと思いますが、何気なく「中がカラッポ」のピーマンだから言い始めたのでなく、その心の奥には子供時代の「ピーマン嫌い」があったのではないか。ようするにピーマンに対するネガティブな感情が根底にあり、人によっては強いトラウマにさえなっていたかも知れない。
中がカラッポの食品など、ピーマン以外にいくらでもあるわけですしね。
もう一つ。
ピーマンは味覚的に「パンチがない」という理由も考えられます。
料理を作る側としても、正直、【存在感が非常に薄い】味なのです。
「ぼやけている」
そう言ってもいいんじゃないか。
「カラッポ」と併せて、あるいは重ねていたのかも。
これを主役にした料理を自分は知りません。ハンガリーであろうがオランダであろうが、「これだけ」が器に盛られている料理というのは見たことがない。
「準主役」として青椒肉絲とか肉詰め料理がありますが、あれは別にピーマンでなければいけないという料理ではない。ピーマンの味が「不可欠」だとは言い切れないのですよ。
必要とされるのは「味覚より視覚」でしょうな。つまり色とか形です。西洋のお惣菜である煮込み系などでも、やはり「脇役」以外の何物でもありません。
主役がはれぬ食材。
ようするに、「中身が無い」というのは、「あってもなくても、どっちでもいい」という意味を有していたと考えてもいいのではないかと。
「それなら、色と形に特化させてしまえ!」
カラーピーマン、パプリカの背景にはそのような意図を感じることもあります。
立派な赤いパプリカを眺めて「う~む」
ならば主役にしてやろうではないか、カッコイイし。
以上の三点には「脇役」にまわってもらう。
主役はパプリカ。
これは和ソースと一緒に「ハラハラ」と散らばる役割。
どーんと主役になるのはコレ。
で、アレコレとやって完成しましたが・・・・
見せられません(笑)
「変」ということはないんです。
お味もまぁ、作る前に予想していた通り。
食べられないことはありません。
ただね、やっぱり、「ボンヤリ」しているんですよ。
派手な赤色でもって立派でカッコイイのに・・・
なぜなんでしょうかねぇ。