世の中にゃね、辛いことが沢山あります。
「何で自分ばかりこんなに辛い思いをする運命なのか」
そう考えているのは生憎「自分ばかり」ではありません。
例外を除いてすべての人がそう思っています。
誰もが葱背負って生きてるんですよ。
誰かの都合の良い様に飼育されているんです。
この国は「冷え性」気味でもありますんで、12月ともなればあらゆる『寂しさ』が冷気となって心身を凍らせます。それを『忙しなさ』で忘れようとするが、裏を返すと1年をどれだけ孤独に過ごしたかの証明でしょうな。年末だけ忙しいという事は。
人間にはね、絶対に「絆」が必要です。
ピーチクとうるせぇ仲間ではなく、互いに鍛え合うライバル関係の友。
胸の鼓動が高まる恋人。打算ゼロの純愛。
そして腰が曲がっても背中に背負うべき『家族』。
そのことごとくが本質から逸脱して本当の姿をなくしてる。
おいらは世情をみてそう感じます。
だからね、寂しいはずなんですよ。今の日本人は。
それに加えて孤独に耐え切れない弱さがあるから妙なモンが流行る。
合鴨農法っていう米の作り方がありますが、あのカモは米の収穫が終われば全部絞められて食われる運命です。まぁ用が無くなれば殺されるわけですな。
生きていると言うより生かされていると言うべきでしょう。
牛も鶏も同じですけどね。
では人間は?
寝る前の数分でいい。
鏡に自分のツラを映し、眼に力を込めて睨んで下さい。
『自分達はカモネギじゃない。人間なんだ』
そう唱えながら。
お祭り騒ぎの12月。
その陰で厳しい寒さと孤独に心が凍死寸前の人もいる。
師走から新春にかけて消えてしまう日本人が一人でも減って欲しい。なんとか耐えてもらいたい。辛い冬にも必ず終わりがあるのですから。
魚山人
お疲れ様です。
以前 若い時の俺ゎ
『大人』ってヤツを
信用が『できる人』か『出来ない人』かで判断し 結果『好きか嫌いか』でしか接することしか出来ネェヤツだった。
知らず知らずのうちに 気がついたのが
『内面ゎ顔に出る』(特に男ゎ)ということと 人にゎ『気』という目に見えないモンが存在するってこと。
≫寝る前の数分間 鏡…
のような即席目力ジャなく
それも良し悪し関係なくてさ どれだけ真剣に生き
自分勝手を貫き通そうが
最後がどうなろうと腹ククッてる方にゎ正直気後れする
『カモネギ』←無限な方程式ですね。悲しいかな…
弱いと見られりゃ とたんに『ハゲタカ』がタカる。
でもそれが自然界でゎ当然のこと。ならば
『弱肉強食』
と人ゎ自然界を理解する訳だから タカられんのゎ必然でなんら不思議ネェ訳だ。
理性ってな概念が 人間にだけ理不尽をもたらしてるんなら そりゃ勝手に滅びるはずで 熊や猪の存続ニャ関係ネェ話だ。 鴨にしても
しかりだろうよ。
『レシピ』の文章ゎ削除されましたね?
これが俺が『コメ削除』されても根気よくコメントを続けられる理由のヒトツですよ。爺
『包丁が人のなりを表す』ゎ爺blogから爺とたいらサンから学んだよ
俺の包丁なんざ
鼻で笑われるよなモンだしな
『忍耐』←素敵な言葉
これ無しに今の俺ゎ無し。
でも生きてこその孤独だし家族なり伴侶。
今を生きるしかネェ俺らに
ありがたい記事だよ爺。
Posted by 鯔次郎 at 2010年12月01日 02:09
おつかれさまです、鯔さん。
人は気迫を持って生きなきゃならねぇ。
そういう人間とは心が通じやすいし、仕事も楽しい。
だけどね、「きはく」ならぬ「希薄」な人も多いんですよ。
存在感が無く今にも踏み潰されんばかりの人達がね。
はっきり言って20代の頃のおいらはこの種の人々が苦手だった。
だが今は違います。
薄くても真面目に生きてる人がいる。
気弱いからって、そんな人達を乱暴に踏みつけちゃいけない。
人間の魂は「外見」では分かりません。
その人がいかなる心根を持っているのか、
ソイツが判然とするまでは丁重に接しなきゃいけない。
人間は押し出しが強く、見てくれが良い者だけじゃない。
どんな「心」を持っているか。それが全てだと思っています。
何を見ても「カモネギ」に見える人間ばかりになってしまえばね、
人間の文明はそのうち終わり、社会は崩壊へ向かうでしょう。
動物のレベル、原始に戻るってわけですよ。
人間ってなぁ助け合う気概を失ったら終わりじゃないかな。
Posted by 魚山人 at 2010年12月01日 06:08
お疲れ様です。
本記事含め 爺がくれるこの記事の返事コメゎもしかしたら。
今の そして将来の人間に対して財産になるのかもしれませんね。
『助け合う』
この言葉こそと思うよ俺ゎ
ちょいとフザケるがね
俺の好みの女性ゎ
『幸薄系』なんだとよ。
テメェらに俺の好みがどうのこうの言われんのも どうかと思うし だいたい『幸薄』って比喩された女性に失礼だろよ。 『希薄』よりも俺ゎ『毛薄』のほうが最近気になりだしたッツーの!
何故に財産かッツーと
助け『合う』から財産なんだよ。
『助けてあげる』
『助けて欲しい』
これが『カモネギ』の正体だから。
『人』という字を人間に当てる国の方々ゎたいてい習うんジャネェのか?
『ノ』と『ヽ』が支え合い始めて『人』←ッツー説法みたいな教えを。
誰しもが知る道徳を
誰も実行しネェ世の中ッチャもう終わってんダロに…とっくに。
実の親が金づるにしか見えネェヤツや 実の子を愛玩動物にしか見てネェヤツら。
そんなヤツらに限って意味不明な見えっ張り…馬鹿ダロ。いや 馬や鹿に申し訳ネェな
『馬鹿』が勿体ネェぜ。
弱いモンゎ好き好み弱く存在してんジャネェんすよ。俺も弱いモンだからな。『気薄人間』ゎ理解する
ただ 社会に出向いた所で
『遮二無二頑張りました』ゎ担保にならネェから。
仮にウルトラCを使用した所で
『助けてやった』←連中が訳のわからネェ『勝訴』だったり 下手すりゃ『シモベ』扱いにされんだもん。
無償の愛
胸トキメク恋愛が成就
これすら カモネギの餌食。
違うな ハゲタカの餌食だ。
救われるよ
爺の存在感に。
板前に見習いして後悔なしダヨ。
包丁 まな板 ステンのシンク
俺ゎ人間で居続けたい。
愛する牝鬼と 子供達とゎ
赤い糸…違うな(;-_-+
鉄の鎖で羽交い締めクラッてっから。
これを シアワセ と言う。ハズ…
だろ?爺
でしょ?爺
爺?
冬ゎ必ず次の春に向け準備してんが 人様の凍てついた心に 春ゎいらネェ。
反省できネェ輩が多過ぎる!
しばらく冬が お似合いだ!
Posted by 鯔次郎 at 2010年12月02日 01:38
鴨が葱背負ってorange酢
カモ(今はほぼ合鴨ですが)の肉は食用に適し、和食でも多用されます。 鶏に比べ一般的な需要は上りませんけども、世界中で食べられている禽。
「カモがネギしょって・・・」というのは鴨肉にネギがとても合うからで、それにオレンジの風味もよくマッチします。
カモを焼きました。
フライパンやオーブンではなく串を打っています。
理由は炭火。それと『ネギ油』をハケで数回塗るため。
脂切りをした後に出汁・酢・オレンジ絞り汁・酒しょう油で少し煮ます。
中心が65度くらいの温度になりゃバッチリですわな。
※温度を確認するには、串を挿してみて、肉の中心部分に達した箇所を、下唇と顎の間に当ててみると分かりやすいです。
野鴨の青首(マガモ/コルベール)はもうほとんど手に入らなくなりました。
買えば買えるんですが、営業に使うのは難しいって事です。
合鴨とは言っても、クロワゼ種の胸肉(マグレキャナール)あたりなら上等でしょう。
柔らかいし、深いコクは代用のチキンとは比べ物になりません。
☆一般的な合鴨抱き身の料理一☆
合鴨肉の皮目に切り目を入れて、フライパンでその皮目から焼き両面に焼き目を入れる(中まで火を入れないこと)。焼いた身を湯でさっと洗い脂を切る。容器に酒5・みりん0・5・薄口醤油0・5くらいの汁を作りそこに肉を入れて容器ごと約15分蒸す。串でハリウチしてスノコ付きバットなどに置いておき内部の血を出す。蒸し汁は冷めると脂が張るのでペーパータオルで漉しておき、その汁に身をつけておく。スライスして溶き辛子を薬味に好みのタレで食べる。
ジビエと鴨
この時期に海外旅行に行き、レストランでお食事なさった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。そして推奨される料理が、ジビエ(野鳥・他の鳥獣肉)料理でして、彼の地の人々がいかにジビエ料理を愛好しているか知る事になります。
欧米の冬の味覚だと言ってよいでしょう。一方日本の野鳥事情なんですけども、ご存知の様に天武天皇の675年に『肉食禁止令』が出されて、犬、猿、鶏、牛、馬を食べる事を禁じられました。それ以降は仏教の戒律を守る意識が浸透していまして、表向きは野鳥も食べられなくなりました。
しかしそれは表向きだけの話でして、実際はかなり食されていました。ことに野鳥肉は好まれており、貴族はキジ料理を好み、儀式料理にも取り入れる程。武家社会ではツルが珍重され、新年には『鶴包丁』の型を披露する嘉例もありました。
では庶民が愛好した鳥肉は何かと言いますと、これがカモ。「青首」と呼ばれる野生のマガモは、野鳥肉では「最高の味」といっても過言ではないでしょう。江戸時代になっても、カモ肉は「仏教戒律の例外」に位置づけられる形で庶民のご馳走であり続けました。
やがて大量消費の時代が幕を開けますと、家禽が主流になっていきます。鶏、合鴨、七面鳥、鶉、ウコッケイ等が飼育され販売される様になりました。山野の開発が進行し、おまけに乱獲では、絶滅するのは誰の目にも明らかでしたからね。現在は厳しい狩猟規制の下で、ガン、ヤマドリ、キジ、スズメ、そしてカモ類はごく一部のハンターの手前料理や特殊な料理屋で出るくらいのものです。ツルはもちろん論外です。
現代東京で暮らす我々にとってカモとは、目を和ませる愛らしい生き物という感じですね。おしどりふうの夫婦仲睦まじい姿は、仕事に疲れた都会人の頬を思わず緩ませてしまいます。こんな愛らしいものを食べる事など想像できない。そういった人間の感性が、おいらは好きです。
だからと言って「可愛いから食べる事ができない」という考えは大きな間違いです。それは鯨肉に文句をつける白人の「ゴタク」と同じですわ。
牛や馬や鶏や豚、それに魚だってよく見れば可愛いんですよ。人間よりはるかにね。
それを食べるのは「宿命」ですよ、ヒトって生き物の。
可愛い動物を食べるのは「人間に生まれてきた罰」です。その罰はあまんじて受け入れるべきもので、逃げてはいけない。
さて、国内で流通しているカモは、ほとんどがアイガモです。しかしこのアイガモ、ほとんどがアヒルなんですね。アイガモとはカモとアヒルの交配種で「ナキアヒル」とも言います。けどこの本来のアイガモは少々野性味が濃い。従ってクセの少ないアヒル肉が合鴨の名で出回っているんです。用途は蕎麦屋などの鴨南蛮が多く、和食に使用する場合は前菜用に使うケースがほとんどです。
鴨肉ってのは洋の東西を問わず、オレンジを使用する事が多いです。勿論大変相性が良いからですね。和風の醤油味にする時にも、オレンジを加えて仕込みます。鴨の抱き身を軽く炒った後、醤油、酒、味醂を基本にした汁で蒸し煮。そこに焼きオレンジを加えます。
良い鴨肉の一番美味しい食べ方を書いておきましょう。
それは「すき焼き」です。
焼き豆腐、シラタキ、白菜、春菊などといったお馴染みの具に、下仁田ネギと鴨肉を入れて食べます。当然ですがグツグツ沸騰させながら食べてはいけません。しゃぶしゃぶも含めて、全ての鍋物は火加減で肉の味をぶち壊してしまいます。もったいない話です。せっかくのお肉なのですから、肉の味を愛おしんで召し上がって下さい。
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最近おいらがお気に入りの鍋は、「鴨鍋」に途中で「そば水団」を入れる【そば鍋】です。蕎麦粉を練って作ったそばがきはもう最高。鴨鍋との相性は抜群で、身体の芯まで温まります。