初めてメールさせていただきます。
いつも楽しく読ませていただいております。
和食の世界のことはもちろん、社会一般の事についても書かれており、自分とは違った目線で見ているのが、とても勉強になり、毎日更新されているかサイトを開くのが楽しみです。
包丁の切れ味が味に直結していると聞いて、
「基本って大事だな、和食って奥深いな」
って思いました。
普段の自分は「包丁なんか…」っておもって
いたし、急がしさにかまけて磨いでも、刺し
場にはいる時ぐらいだし、とりあえず切れる
包丁で慣れてしまっています。
美味しい味は包丁から。
なんか和食を選んでよかったなと思いました
地道な包丁とぎに味の秘訣があるなんて、
なんかうれしさを感じるのは僕だけでしょ
うか?
仕事終わった後に包丁を研ぐ理由が出来て
よかったです。
これからは研ぐようにがんばります。
Posted by mattsunn at 2010年12月17日 23:25
「いいのかお前は、それで?」
難しいですね (^^;)
数日前に鮭(新巻?)が届きましたので、捌きました。
先ず最初に、鱗が落ちない。(-_-;)
一応プロも使う物を使ってるんですが、鱗が負けて反対向きに寝ちゃったら、もう剥がれない。
出刃の刃で擦ったら良い事に気づいたのは、かなり疲れてからでした。(苦笑)
で、母親は面倒がって焼魚用の切身を多く取りたがるのですが、私は反対。少しでも酢〆用を多くしたい。更に言うなら、本当なら背中の厚くて太い身を、生(?)食用に回したいんです。
何故なら、近年の鮭は薄塩・冷蔵ばかりで、そうなると背側には殆ど塩が回っていない。それを焼いちゃったら、ボソボソしてるだけで全然旨いと感じないから。
だけどまあ、主任は母親ですから、そちらの意向を優先です。(^_^;)
でも、私が本格的に捌く様に成ってから、腹身からハラスを分離する様に変革したんですけどネ。
やっぱりこれも、背側が十分に火が通る様にすると、油の強いハラスや、身の薄い腹がカスカスに成っちゃうから。
こうなると、単に三枚におろすんじゃなくて、背・腹・ハラスに三分割するのが正しいって事なんでしょうか。
そんで、背側は塩をやり直して、とか。
中々難しいモンです。
Posted by 横浜のA at 2010年12月18日 02:09
mattsunnさん。
庖丁を研いでいる時に刃先を確かめますよね。
そのとき頭に「材料の切り口」が浮かんできます。
刺身、新丈、流しもの、野菜、そられの切り口。
「この刃ならどれだけのカドが立つか」
それをイメージします。
それによって庖丁研ぎは楽しい時間になったりします。
これから年末年始を迎えます。
きつくなりますので、身体に注意しながら頑張って下さいね。
Posted by 魚山人 at 2010年12月18日 08:07
横浜のAさん。
新巻が届きましたか(^_^)
「日本の年の瀬」を感じるよいお話ですなぁ。
「三分割」など、なかなか凝ってらっしゃいますがね、
ここはひとつお母様に黙ってやらせてあげるべきかと存じます。
新巻というのは元々鮭本体の30パーセントもの塩をされていたもの。
これは正直言って多すぎますな。
だがちゃんと理由があるのですよ。
大昔から塩はどこの国でも大変貴重な品であり、米や小麦粉に等しいものでした。江戸時代以前、塩はカマスというわらの大袋で運搬されておりました。ところがこの運搬袋は雨が降れば濡れる、そのまま積んでおいても塩が湿気る。さらに非常に人手と手間が掛かってしまう。
そこで昔の人が考えたのが魚に塩を抱かせる方法です。
塩蔵魚ならば肉のタンパクと塩を両方1度に運べます。
しかも塩が魚の肉に浸み込んで数年も保存できます。
この目的に一番適した魚は鰹でもサバでもなく「白身の鮭」。
つまり新巻鮭は「塩を運ぶ手段」だったという訳です。
塩がメインなんですよ。
したがって今の時代に塩がきつい新巻は縁遠くなって当たり前。
塩などあふれかえっておりますからね。
この種の魚を美味しく頂くには塩分を数パーセントまでにしてやる必要があります。その理想は鮭の育った海水濃度に近いもの。
だがこれは「理屈」です。
新巻鮭というのは日本に昔からある正月の伝統だと思えばいいのです。
なので台所を預かる母親に委ねるのですよ。
Posted by 魚山人 at 2010年12月18日 08:08
お疲れ様です!
コメする前にな
伺いたいことがあります。
爺でも ここを閲覧してる方でも どなたでも結構なんすが『パソ持ってネェ俺』って そんなに現在に於いて 『珍獣』なんでしょうか??? 何故にこんな質問をするかッツーと 今からコメする内容がね インターネット上だってことなんすよ。←これ コメ書いた後に割り込ませました。
んでコメッス。
爺ゎ日本全国津々浦々
だけに収まらず
世界の車窓から を地で行く方。
手摘みの山菜
辺鄙な漁港で水揚げされた雑魚
この言い回しにゃ ものすごく説得力があんな!
でも爺のように 世界各国
日本国中回らずとも
『俺ゎこの十年 何やってたんだろう』←とゎ思うことが出来る。
ツカ俺ゎ出来た。
(日本料理に憧れ 就職し
先輩方にイジメられ 朝一番に職場に入り タイムカードを早くに押したことを叱られ
営業時間中ゎ皿洗いにホール補助的仕事ってな方々。
俺ゎ良くわかるぜ!気持ちがな!)
何故に『井の中の蛙』が
そう思うことが出来たか? ッツーとね!
ヒトツゎ親戚筋…
手摘みの山菜を送ってくれる。 芹 三ツ葉。 沢の土手に自生するこのような植物も スーパーでゎ絶対購入不可だし 全くの別物。
もうヒトツ俺が感銘したのが
『サッパ』でな。
この魚 関西圏ジャ『ママカリ』で 隣ん家の飯借りるほど
ッツー触れ込むなんだが 我々関東圏の人間ゎ棄てちまう方々が多い!
俺が〆たサッパな。誰もサッパと思ゎなかったんだよ。笑
鮨見習いが
生意気な言い方さして貰うが 下手なコハダよりも美味かったはず!
コハダゎデカけりゃコノシロ。
シンコであれ 独特の滋味が売り。(俺ゎシンコなんざ 屁としか思わんがね)
:包丁のキレ
[切れ味]
:食材が持つ そのものの味[滋味]
爺から習った格言だ!
同じ味!
でコメ終了し 女房の隣で眠りたいんだが また糞ジジイが『モズク』←とか言い出した…
俺な モズクゎほそけりゃ細いほど好き。 『おきなわモズク』ゎ太いしネェ -"-)
『酢がスッピンなのかい?』←こんな甘い聞き方でモズクが答える訳ネェゎな(笑)
もし秘密があるんならば
栄養価もカロリーもネェとされるモズク君ゎ『塩梅』の神様かもね!
『テンメェ!このこん畜生!テメェに構ってる暇あったら 女房愛してらぁ!このモズク野郎!』←としたら小鉢のモズク君ゎ返事すんジャネェ?笑
爺
ダロ?
オヤスミナサイ。
Posted by 鯔次郎 at 2010年12月19日 02:07
おつかれさんです鯔さん。
パソとは無関係に、アンタは「珍獣」だと思うんだが(笑)
人間同士の「つながり」がこれほど希薄になっちまったんだ。
パソコンは必須じゃないかと思う。(するともっと希薄になると思うがね)
PC持ってる人は全員同じ使い方をしてる訳じゃないし。
「道具」としての実務的用途にも欠かせない。
どちらにしても近い将来ケータイとの区別がなくなって行くと思う。
サッパが旨い魚だってのは承知してる。
だが江戸前鮨の職人が、
「俺ゎシンコなんざ 屁としか思わんがね」
などと言ってはいけません。
コハダやシンコから味を引き出すにゃ30年かかる。
コハダに対する考え方次第で「給料取り」か「職人」かが決まる。
コハダを甘く考えていれば職人から遠のくだけ。
そういう事を書きたいブログなんですよ。
おいらがモズクをどう料理してるかは関係ない。
調理レシピに関心がある人は、どこかの先生のレシピブログに行って下さればよい事。又は料理本を読む、もしくは自分で試行錯誤なさればいい。
まぁ、うるさくて煙たいオッサンだね要するに(笑)
しまいにゃ訪問者もいなくなってしまうだろうが、それでもいいってことよ。
Posted by 魚山人 at 2010年12月19日 06:27
母親に任せておきたい! んですが、もう歳ですので、レスキュー依頼が来ちゃうんです。f(^^;)
そうなんですか、塩(分)を一緒に運ぶ為にねぇ・・・。勉強に成ります。
今年、小谷温泉の由来を記した本を読んだのですが、やっぱり海産品はみんな塩漬で来たのだそうでした。烏賊は腸も抜かずに樽に漬け込んであって・・・。
しかし、やっぱり塩っぱ過ぎですよねぇ、旨味が凝縮する程に塩を効かせるのは。何ぞ巧い方法は無いモンかいな・・・。
何せ、このボソボソの焼きで、鮭嫌いに成っちゃった様なモンですから、出来たら何とかしたい。(苦笑)
父方の婆様は生前、焼鮭をお椀で解して、味の素を振ってお湯を掛けてました。即席の吸い物って所ですが、脂が浮いて、結構旨いモンだったと思います。
但し、幼少の私にとっては、残ってる鱗だぁ、焼け焦げがチロチロ浮いてるだぁ、骨を分けながら、鰭をしゃぶる・・・なんちゅうのはちょっとネ・・・だったんです。f(^=^;)
Posted by 横浜のA at 2010年12月19日 17:52