黄飯
黄飯(おうはん)は、名前の通り黄色のごはんです。
大分県臼杵市の郷土料理。
赤飯の代用として考案されたとか、パエリアの影響だとも云われます。
黄色は邪気を払うとされ、同様のものが各地にも。
名古屋市では黄飯(きいはん)、伊豆では黄飯(きめし)
黄色い色はクチナシの実でつけます。
炊飯量の水を用意(洗い米と同割)
その水にクチナシの実を砕いて(あるいは切れ目を入れて)浸ける
山吹色が出たら漉す
漉した汁でザルあげしていた米を炊く
黄飯は【加薬(かやく)】と対になっているのが普通です。
→加薬
ネギ、だいこん、にんじん、ごぼう、油揚げ、干し椎茸、豆腐など
これらを酒と醤油で炒め煮したものです。
地元では「エソ」という魚を焼いて、そのほぐし身を加えます。
この「かやく」と黄飯を別々の器に盛って出します。