和食の基本料理→月見うどん

  

月見うどん

うどんの具はまったくのお好み次第。
ですが、うどんそのものを味わいたい方は素うどんを好むようです。
しかしこれは栄養面から考えるとよろしくありません。

栄養バランスを良くするために最適なのは「卵」と「わかめ」
どれでも「邪魔」だと思われる方は、せめて卵だけでも。
つまり【月見うどん】ですね。

ご存知のように卵は栄養の宝庫。
理想的な食べ方は「卵白は固まり、黄身は生に近い」です。

これは卵白にあるアビジンを破壊するためです。
アビジンは80度の温度で不活性化し、卵白は80度で固まる。

このアビジンはビタミンの一部を阻害します。
なので、生卵だとビタミンの吸収が妨げられるのです。

卵黄は60度以下にしておけば酵素が保てる。
つまり固まる温度である60度以上にはしないほうが良い。

外側の白身を80度で固めつつ、黄身は60度以下におさえる。
この調理法だと栄養を逃さないのです。
(当然ながら100度を超える温度で調理する殆どの料理は多くのビタミンを失っています)

「落とし卵」などが理想的な調理法になるわけですね。

月見うどんでも(あるいは類似の料理でも)出来ます。

★うどんを茹でて水切りし、器に盛る

★うどんつゆを煮立てる

★器のウドン中央を少し凹ませて

★そこに生卵を

★周囲から熱々のツユを回しかける

★これでは白身が固まりません
(放熱で80度を一定時間保てないからです)

★なのでラップをします

★ラップしたらすぐさま電子レンジへ

★2~3分レンジにかけた状態

白身だけ固まり、黄身は温かいけど生状態

食感も生卵とほとんど同じです

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