柳刃包丁を改造して細工包丁に再生

  

読者投稿の庖丁画像〔#59〕

投稿者:カツキン(男)
職業:板前

はじめましてm(__)mカツキンと申します。‏

16歳から板前の世界に入り寿司屋、割烹料理懐石料理と経験してして今年で17年になります。

この包丁は元々は柳刃でして一番はじめに就いた親方に村の鍛治屋さんに連れていかれ目の前で鍛えて頂いきプレゼントされた一番初めての自分の包丁です。

研ぎ方など全然わからず裏を当てすぎて鋼部分が無くなってしまいぐにゃぐにゃ曲がりだしたりで3年もしないうちに使い物にならなくなりました。

何年かお守りのような感覚でしまいこんでいたんですが経験を重ねて多少なり包丁の扱いがわかりだしたり憧れていた本焼きの包丁なりを手に入れ、それなりに仕事も任せて頂けるようになったりしました。

事あるごとにこの包丁を出してきては眺め下手くそに研いでるなとか初心を思い出したりしていましたが笹ぎりをしているとき加工したらまた使えるんじゃないかと思い、思いきって鋼のない部分を自分の構えるときの長さに切断し磨いて細工包丁のようにし現役復帰させた大切な宝物です。

鞘も自作出来るようになりました。

今様々な課程で使う包丁を手に入れ25本程度所持していますがどれも錆びることなく自分の腕を磨くつもりで精進していきたいです。

2014年07月20日




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