いや~、よく頑張りましたねえ(^_^
ここまでになると、まずサビ落としが大変。
とくに黒くなった黒錆部分に難儀をしたと思います。(※)四酸化しちゃうと一種のコーティングになって、それ以上の内部浸蝕をストップしてくれるんですが、そのぶんガンコで、ちょっとやそっとじゃ剥ぎ取れない。
まあ、ボロボロ赤錆チリになって消滅するよりはマシですが、削るのは大変ですわな。
柄の差し込み部分が腐った状態ですし、普通はもうあきらめますね。
再生するとしたら、腐った箇所をハネてしまい、新しい鋼でナカゴを作って溶接するか、このように身を削るか。
後者を選んでアゴを上げたワケですけども、ま、普通はできるもんじゃありませんな(笑)
包丁修理で営業ができますよ。まぁ今どきは修理するよりも中国製の◯◯円のヤツを買って使うでしょうから商売にはならんでしょうけども^^
ともかく、女将さんはとても嬉しかった筈です。
人様を喜ばせるのは、とても大事です。
良いことをしましたね。
良いことをすると、人間一回り大きくなるもんですよ。
(※)写真からだとハッキリはしませんが、土佐の黒打ち出刃(両刃)だったようにも見えますね。
Posted by 魚山人 at 2014年08月12日 16:38
ここまでやればやれるってことですね。すごい人がいるもんです。すばらしいですね。
Posted by yojiさん at 2014年08月12日 19:39
これは!
魚山人サンが
このような包丁画像の欄を こさえて報われたね。
なんとも言葉になりません。
末長く その職業を全うされることを祈り 是非とも次世代に その気概を伝えくださることを 願います。
俺も負けじと頑張りますんで
Posted by 鯔次郎 at 2014年08月13日 02:35
コメントありがとうございます。
Posted by カツキン at 2014年08月14日 00:03
かなり錆がひどかったですが黒打ちの両刃の出刃ですね。おそらく。ここまできたら黒打ちだろうと黒錆びだろうと磨くのにはかなり苦労したのは事実です(笑)包丁は作る側、加工する側、使用する側でなかなか意見が合わないものです。だから自分でやれるようになってしまいました(笑)あくまでもおいらは板前で鍛冶屋ではないんですが(笑)
Posted by カツキン at 2014年08月14日 00:12