庖丁と料理人と和食板前
庖丁の事をどんなふうに語ろうと、そのほとんど全ては既存の書物に書かれていると思いますし、専門家が著した専門書を探索すれば奥行きの深さはキリがないくらいでしょう。つまり、「書き尽くされ」「語られ尽くして」いる訳です。
そうした物事を「二番煎じ」にならないよう、ブログ記事に自分の言葉で書くというのは難しい。どんな角度から切り取り、どんな尺度で庖丁を紹介するかですが、考え過ぎますと一行も書けなくなってしまうものです。
結局いくら考えても、ここでは「おいら流」で語るしかないと結論します。だがおいら流で書いておりますと、「こんな浅薄で下らない記事を書いて、いったい何の意味があるってんだ」という事後感覚に見舞われる。「内容の薄い記事ばかりじゃねぇか。ダメだなオイラは」、それが「ブログの毎日更新」が出来なくなった最大の理由ではないかと自己分析してます。
しかし、心が慰められる事象もあります。
それは「鯔次郎氏」や「たいら氏」の様に「庖丁好きの板前」の存在を知れたことでしょう。彼等は「自分の言葉で」庖丁を語れる板前。しかも「コメント蘭への書き込み」だけでそれを証明してみせる。これは考えてみたら驚くべきことですね。ツイッターではないが、ブログのコメなどそれこそ「つぶやき」と同じで短い挨拶のようなものでしかありません。そんな場で存在感と主張をはっきりと示し、「庖丁に拘る板前」であることが誰にでも分かる内容になっている。それだけ個性があるから言葉を読んだだけで見えて来るものがある。ついでに「一本気で男気のある人間」だっていうのもはっきり分かる。こんな板前を2人もサイトを介して知れただけである意味幸せです。
関東圏に限らず、今ではこのような板前は貴重な部類ってのをおいらは知っております。多くは自分が使用する包丁の名も知らない。
コメントを書く事はないが、他にもこのような庖丁好きが存在し、このブログの記事を読んでくださっている気配もあります。
世の中捨てたもんじゃないなぁ、なんてちょいと嬉しかったりします。その事だけでもブログをやってて良かったと素直に思えます。
庖丁は野菜を切り、肉を切る道具です。
切れないよりは切れ味の良い方が好ましい仕事用の刃物。
しかし世界中の料理人の中のほんの何パーセントだけは、「なんで食材を鋭くカットしなければいけないのか」を考える様になり、その中から「庖丁は単純な道具」ではない事に気付く者が出てきます。
そして「庖丁とは自分自身の姿、姿勢を反映しているもの」と悟る。
背筋をピンと伸ばして仕事をする姿。
その姿は鏡のように手入れした庖丁のみに映るんだと知るのです。
鋭い切れ味は旨い料理の一部だと気が付く。
そのような料理人が作る料理は必ずいつか水準を越えます。自分を磨く人間だけが、見る眼のある人を喜ばせることが可能だからだと思います。美味い料理を追及したいという料理人なら必然的に庖丁に眼を向ける。
不潔な格好をし、切れない錆びた庖丁を使う料理人が凄く美味しい料理を作るという例だって世の中にはあるでしょう。でもね、そんなモンをおいらは食う気になりませんし、それはおいらだけではないはずです。
化学実験場のような工場で、大学出の科学者とトレンド分析係の営業が作り出す味は大衆を満足させる出来栄えかも知れません。しかしそれで満足しない人間が世に中には大勢いるのです。
この食材にはこの庖丁が適し、この調理法にはこの庖丁を使う。
自ら庖丁を砥石に当てつつ、その段取りを頭で組み立てる。
殊に、日本料理を作る板前は、和食とは庖丁が「組み込まれている」料理なのだと段々分かってくるのかも知れません。
手水&出刃庖丁
日本家屋&柳刃庖丁
和室の緋毛氈&本焼庖丁
Comment
いつも参考にさせていただいています。
包丁や研ぎについては随分本も読みネットでも勉強しています。
つくづく思うのは、片刃の包丁は和食だけの特徴で世界に例を見ない料理文化だと言うことです。裏スキのある片刃があってこその和食なんですね。
ですから、片刃の和包丁を知ることが和食を知ることにも通じると思っています。なによりも刃物として美しい。この美しさと和食の美しさは切っても切れない(?)関係。
一流の職人の作った包丁を大切に形を崩さないように使っていくのは楽しいです。
包丁を大切にすることが料理の上達に繋がると思っております。
Posted by 素人包丁 at 2010年09月06日 08:11
おっはょ-ございま-す!
情け容赦なくコメを削除される男が 休みだっちゅうのに朝っぱらから河岸に散歩に出掛け 本牧産のオッカケ鯖と生筋子2腹&銚子産岩蛎3ケ購入。
今晩ゎイクラ丼ディナーです!
(笑)
今 鯔チャン特製『醤油漬けのタレ』冷やし中。
鯖…実ゎ散歩に出る前に
しっかり仲買サンに電話予約しといた鯖なんすが
ちっちゃい(笑)500㌘位しかネェ…いつもの店で使う鯖ゎ『もっと早くに電話くれなきゃ』だって。
ま
家族で喰うにゃ適度なサイズでしょう。カミサンゎ青背食えネェし。この地物の鯖も水温が高いせいか 例年よりも1ケ月ゎ確実に早く良くなっちまって… ッカシ この鯖がありゃ俺ゎ鮪(トロ)なんてなくてもイイと思うほどの身質の良さ。 鮪ゎ赤身だけありゃイイし まして養殖鮪なんて わざわざ銭出して喰う気になんてならネェな。ちなみ これだけ買っても\4000で お釣り来るし(笑)手間暇惜しまなきゃ家族5人だから 1人辺り\800で しこたま美味いイクラ丼と さっきまで本牧市民プール辺りを泳いでた〆鯖の造り&岩蛎スダチ沿えが味わえる。
ガキらの笑顔も『スマイル\0』 ツカ既に目に浮かぶ(笑)
俺ゎ爺blogのファンだ。(ツカ中毒者?注読者?)
が!決して芸能人blogのよに 先に人物を知りファンになってんのとゎ違う。
blog内容に惚れ 結果 糞ジジイのファンにもならされた。
爺ゎやたらに切り裂く。
包丁を使わずに だ。
でもって実際 爺の包丁に斬られる食材君達ゎ斬られてることすら気がつかネェであろうほどの手入れが行き届いた包丁ばかり。
ソリッドなんだが 何故か暖かみがどちらにもある。
電子記号を羅列して
こんなにも『日本人』を表現できるモンなんか?と
ツイッターのつぶやきみてぇな
糞カッタリィだけの記号羅列なら SNSにでもドップリ浸かったらイイ。悪くゎネェだろう。
『時代』なんだから。
そういやさ 爺。
爺が持ってる出刃みたいな包丁で ミネにギザギザ付いてるヤツあんべよ?←完全に素人的質問(笑) ありゃナンツー包丁なんだ? あれカックイイよなぁ…柄ゎ確か黒かったよな気がしたが…
ヤベッ!!イクラ!漬けなきゃ!
危なく爺にハメられっとこだった!(/;°ロ°)/
クソッ!
Posted by 鯔次郎† at 2010年09月06日 10:49
素人包丁さん、こんにちは。
同感。
まさにその通りだと思います。
とくに本焼庖丁は日本伝統文化と密接な関係があります。
『切っても切れない関係』という事ですね(もの凄く切れますが 笑)
Posted by 魚山人 at 2010年09月06日 15:56
また贅沢なモンを食べてるもんだね、鯔さん。
生筋子の美味さもかなりですが、おいらは酒呑みなので普通の塩筋子の濃い味も捨て難い。どちらにしてもサンマに続き鮭も不漁の様子なのが気になります。今年だけの異常気象で終わってくれと願うばかり。来年以降もこの気候が定着すれば大変な事になる。
>出刃みたいな包丁で ミネにギザギザ付いてるヤツあんべよ
さすがというか、よく気がついたもんだ。
(まったく油断も隙もあったもんじゃねぇ 笑)
素人質問って言うか、あんな庖丁を知っている奴はプロでもいないと思う。
あれが何かと言われれば、「筋切り付きの洋出刃」と答えるしかないが、そんなモンは普通は無い。
カッパ橋で15年くらい前にたまたま見つけた「孔明」の出刃庖丁です。重みがあるし見た目よりバランスも良く、とても使いやすい。
ギザギザは筋切りで獣肉やマグロのオチなどを叩ける。頑丈で鋭いので骨をノコギリの様に切断もできます。貝を剥く事もできる。
ギザギザの裏側は血流し構造になってるのでハンティングや釣りに持っていっても良い。刃先がハマグリで長切れするし錆びない鋼材だからね。地面に落としてもびくともしない頑丈さ。
キャンプなどの野外活動に適している庖丁ですな。おいらはこれを持ってアマゾンに行った事があります。
ただこのギザギザ、指が当たるミネにあり、しかも鋭いので自分の指を怪我するのが泣き所(笑)。危険すぎて一般の人には使えないでしょう。
Posted by 魚山人 at 2010年09月06日 15:58
こんばんは。
夏とも秋ともいえない9月の献立が一年で一番難しいような気がするのは俺だけでしょうか^^
特に今年のような猛暑だと。
明日九州地方に来る台風が少しは猛暑を和らげてくれるんでしょうが、お客さんをも吹き飛ばしそうで・・・・
俺も、最近、チョットブログ書き疲れで休憩中でした。書こうと思っても、何だか筆が進まない。自分の中で完結しちゃって、なんだかネットの世界を通した向こう側が見えなくなっちまったんですかね。
悩ましいことです^^
Posted by 水匠 at 2010年09月06日 21:54
こんばんは、水匠さん。
店の営業にブログの更新。悩みは尽きませんようでご同慶(^^
まぁ同じ事の繰り返しですわな。
店はおいら一人ではなく、従業員の糧でもありますので、弱気になどなっている暇はなく、開店以来数十年、絶えず戦略を練るのが毎日の習慣です。
皆の生活がかかっている。メシを食わせる義務がある。
自分ひとりではないという責任感を失くすことができない訳ですが、その重圧を自分なりにうまく利用している面もありますね。
もし一人店ならば、この気持をあるいは維持出来なかったかも。
その点ブログは本質的に孤独な作業です。
自由に発言が出来ますが、その代償として自分の真意を理解されにくい特徴があり、真に理解されていたにしてもその反応を得るのは難しい。
何故なら誰もが闊達に文章を書けるわけではなく、思いをコメという形で伝える手段を選べるかどうか微妙だからです。自分の考えをコメントの短い文章で書くのは難しく、だから同感しても書かない人は沢山います。
文章はたったの1行で誤解を与える可能性があるやっかいなシロモノ。
つまり投げた球がどこに届いたのかブロガーには分からない。
おいらも年に何回か「もう次は書くまい」と思いながら書く時がある。
実際にスランプで書けなくなった事も何度かあります。
まぁ、書けない時は無理して書かない。
いずれ自然に書ける時期は来る。波の様に周期的にね。
自然に任せる。
それが唯一の解決方法だと考えていますよ。
Posted by 魚山人 at 2010年09月07日 01:10
お疲れ様です
都内の暑さはすごいんだなと、ブログ記事からもいつも伝わっていましたよ(笑) 自分とこは静岡って言いましても箱根の山が背にあるので夜はなかなか快適な日もありまして 秋の気配がこっちにはございます。しかし異常なまでの暑さでしたね 早いとこ茸が進む陽気にならないかと思っております(^O^)
記事にあります自分のくだりは、だれがなにを言いましても魚山人さんの記事に学ぶ事が多く、包丁がいかに大事か深く考えさせて頂いているので 今があります。 包丁は好きでしたが 料理の完成度と仕立てる過程を重視していた二十代から、板前は<庖丁人>であると魚山人さんから学びましたので 三十代の今は三年前に素晴らしいブログと巡り合ってから、包丁を深く考えております 例えばこれからの時期に大根は沢山、仕込む食材であります。箱根西麓の水々しい大根を薄刃で崩れない断面でスパっと切る訳ですが 料理によっては固い大根も使います その時に切り方は勿論、研ぎの影響が絶大で 薄く仕上げた薄刃と打ち物専用の長切れ仕様のものをもってみたりと様々です。 すこし話はずれてしまいますが、煮方より下のポジションで板場が変わると 包丁も見られますが まず葉ネギあたりを十束くらい旅館では打たされます そこでそいつの基本技術と包丁の研ぎがわかり 中には八寸場あたりまで格下げされる人もいたりします。勿論、桂剥きや 魚頭の割り方や 円柱をピタリと十に割る 沢山ありますが まずナマクラな刃物じゃ稼げませんね 厳しいとこじゃ基本がままならないでいるうちは新しい仕事が増えるといっても雑用ばかり だから駆け出しの頃はいつでも切れて長く使えるように研いでいましたし いっぱい反復練習しました 比例して手間賃も上がるし モノを大事にしていると 不思議なもんで兄さんや親父にも大事にされたりします ようするに一目置いてくれるようになる そしたら兄さんを越える努力をすればいい(笑) そしてちゃんとした包丁を揃えていき 手入れして、煮方まで一直線。。そうやって二十代は生きていましたが 包丁を持つ意味を いや持たせてくれる意味を魚山人さんに教わって 料理にも変化があったのでしょうか 心地いいもんが作りたくて毎日やっておりますよ(^O^)
今年は鱧の登場回数を意図的に少なくして 牡丹が終わったら少し椀種に使って あとは野菜や白玉仕立てをメインの椀にしてもう鱧は終わりって気持ちでしたが 女将から避難の声もありいまは雇われの身 勝手がすぎたと反省してるこの頃です(笑) 土地柄お勧めで単品で鱧って言っても好みは二分ですが。。
先日錆びない本焼を知り合いの板前が買ったらしいので見に行きましたが 研ぎが悪いのか 今一つ 銘はあえてかきませんが 良いもんだと思いますから やっぱ研ぎでしょう 硬いだけに研ぎにくいですが、砥石が悪いのか… 砥石を変えるだけで理想の刃付けが出来ること彼には気心しれてるんで生意気言ってきました。自分の気持ちも熱く語りましたが、どこそこの店はどうたらこうたら、そんな話より顔を突き合わせ呑み語る拘り話がなにより好きです。久しぶりにいい話と酒だったと言ってくれた、この板前。たまに顔出して包丁みてくれよ。不器用な照れ笑いが逆に彼の良いところ。たいしたこと自分は言えないし伝えられないでしょうが、人間捉え方は違えども必ず、何かが胸に残ります。逆に包丁切れなくても腕がある板前なら普通に旨いもん作れちゃう こんな戯言を弟子に自信満々に言った親方がいました 自分は顔じゃ笑顔でへぇぇ~と言いましたが 見切りをつけた瞬間でもあり 当時、鱧切りを買った自分にそんな高い包丁でなくても仕事は仕事で変わらねぇって言われた言葉が印象に残っています
この親方は技術は抜群。今でも繁盛させています ただ弟子が居着かない それは心の在り方か包丁なのか、、
板前の裏側からしか見えない実情ではありますが 悲しい思い出話です。
包丁は日本料理の一部。 板前なら魚山人さんの言われる事は理解出来ると自分は思います そうであってほしい。 綺麗に手入れしていつでも切れ味は天井 大事に扱い 拘ることが板前の 板の前に立つ一番初めの約束事。 その姿を若い衆が見て成長していく いつまでも包丁の大事さがわかる板前はぶれない。切れ味で素材の一番旨いとこをお客様に提供できる。 それを証明してくれるのが魚山人さんです このくだりは文章では表現できないです 痺れるような板場の空気にいる人間にしかわかりません。 それでも伝わる文章で表現できるこのブログの存在はすごく大きなものだと初めて見たときから感じていました。
自分なんかは教わるより見て体で覚えろ世代ですから 本物の板前をかぎ分ける事はできます。<生意気ですね。。。汗>
毎回要所を得ない自分の綺麗ごとのコメントに 魚山人さんが助け船をだしてくださるから 自分なんかは甘えて書いてしまいます 相談ごとも沢山ありますが 答えやヒントは過去の記事にすべて書いてあります 三年以読み続けて 得たものは計り知れません。
若い世代 同年代 先輩板どんな世代の板前の前でも胸張って庖丁人でいます それが自分にとって心地がいい 生き方だと思っています。たとえ 何万キロ離れていて七つの海を越えなきゃ魚山人さんの顔がみえないとこに住んでいても インターネットで人の心に打てることが可能な時代 そしてまた そこで人から人にも伝わる。 自分は灯は消えないと思っております それは鯔さんや自分たち世代もメンタマが黒いうちは消しちゃいけないでしょう(^O^)
魚山人さん。自分に小肌を握ってください(^O^) ささやかな夢ですよ(笑) 今年もあと4ヶ月ありません 三十路越えたら一年がマッハですねぇ(泣
お身体ご自愛してください。
Posted by たいら at 2010年09月08日 00:17
こんばんは、たいらさん。
たとえ灼熱地獄のサハラ砂漠へ旅行しても、帰る場所は四季の移ろいが優しい日本。山から涼しい夕風とそよぐ虫の鳴。そこに帰れるからこそ地獄の様な環境にも耐えられます。
同様に高温多湿の厳しい夏も、期間は短く、そのうちイワシ雲が出て木々が赤く染まるから我慢できます。だから夏を我慢できた。だがこんなにやるせない夏は初めてですよ。これじゃ日本ではない。
秋鱧と松茸が届いたが、これを調理するのもムナシイ有様で、秋の食材を前にシラケルとは、もはや板前失格。献立に向かう筆の墨すら沸騰して見えるので親方も失格(笑)
都内はヒートアイランドで寝ることすらできません。
「いかげんにしやがれ」と怒っても天にはとどかないが(笑)
錆びない庖丁は概ね硬い。しかも本焼ならば容易に刃も付かぬ。
さりげなく砥石を変える事をすすめるなんざ流石にたいらさんだ^^
砥石の番や特色というのはその為に存在してます。
刃の黒幕の良さは8000だけを使っていては分からぬ。1000を使ってみて初めてその事が分かります。天然砥だろうが全部同じ事。
たいらさんは人生で今が一番貴重な時期。心中には様々な想いが交錯して日々がさぞ多忙だと思います。そんな時期にコメを強制して(?笑)大変申し訳ないことをしました。
【料理人である前に「人」であれ】
これさえ理解でき、実践できるなら、独立して店を構えてもぶれません。
あなたはすでにこれをご存知なので心配は無用ですよ。
爺の体を労って頂きましてありがとう。
この先も健康であり続ければ、自慢のコハダを披露する日も訪れるかも(^^)
いつも通りに日々の積み重ね。長生きよりも健康であり続ける事を目指して毎日を過ごすとします。
Posted by 魚山人 at 2010年09月08日 01:46
お疲れ様です。
久方ぶりの雨ゎ豪雨…
日本人の行いがチンケだから
お天道様も怒ってら(笑)
ツカ俺の糞長っげぇコメ消した? ?
いや…消したんなら それでイイんすが なにせ書き終えた頃ゎ意識が朦朧←(モウロウね)としてたもんで…
改めて追加コメ。
ミネギザ包丁ゎカッパ橋ね!
孔明でしたっけ?まさか
廣朋の間違いジャネェッスね?
捜してみんべ(笑)
あれ鮪のカマほじくるにゃ最高に使えそうだモン(笑)
イイモン食ってんね!って爺。
俺の仕事上 ガキらゎ旅行にも連れてけなきゃ 土日を家族でドップリ過ごすことも出来ネェんだ!美味いモン位が
幼少期のパパの思い出ってのも有りダロよ。
さて包丁話。
先日爺に相談した『柳身卸包丁』早速注文いたしました。と 同時に先に購入した出刃6寸の改造と 長いこと使用してる蛸引きがソリ出したもんで治しを依頼。
快く依頼を受けて下さって感謝感謝。
んで爺にも感謝すんだ。
やっぱね 2㍉にゃ不満有りな顧客がいたらしく 俺にゎ2.5㍉を奨めてきました。いつでも無料にて修理致します。とのこと。
でも俺のことだから おそらく2段刄にでもして問題ネェとゎ思うがね! 修理お願いした蛸ゎ切刄線が真っすぐ。それでも堪えてたから ヤツ(蛸)ゎ。今回の修理で黒炭柄をおごってやった。
先なんて1㌢㍍を切ったからね
ッカシ…心配してた たいらサンに 焼き入れられちまった。『はい!頑張ります!』←としか言えネェじゃん…俺
たいらサン?今日の大雨大丈夫ですか?
錆びない包丁
まさに俺が今回購入した
出刃に柳身卸
刄ゎ仕上げ砥ジャつかネェ…
1000番でってな正解なんだが 爺… 爺blogゎ若い連中が見てる恐れ有りな記事。
8000番ゎネェだろよ!
蛤ッ刄ならぬ丸ッ刄の治しようのネェ包丁をこさえるハメになんべ?
下手すりゃ真似して購入し包丁も砥石もダメにすんジャネェか?
6000番あたりが普通仕上げ砥石だかんね!
ちなみにイクラ丼
俺とカミサンゎ茶碗に軽く1杯食べただけなんすが
焚いた飯
6合完食…
俺に未来ゎネェ…
食い尽くされる(泣)
Posted by 鯔次郎† at 2010年09月09日 01:38
お疲れ様、鯔さん。
野菜農家にはそれこそ恵みの雨で、よい按配のお湿りだったが、一部ではちょっと雨脚が過ぎた様だ。神奈川の端あたりは酷い豪雨だったらしいね。
上の山北であの豪雨だから、確かにたいらさんの所は心配です。何にもなければよいのですが・・・・
>ツカ俺の糞長っげぇコメ消した? ?
? ?ではなく、こっちが???です。何を言っているのか分からない。
意味がわからねぇ。
そんなコメはもらってないが? マジで知らん(-_-;)
代わりにおいらが長い返事コメを書く
今日の返事コメはうっさくて長いよー。耐え切れるか鯔次郎(笑)
>やっぱね 2㍉にゃ不満有りな顧客がいたらしく 俺にゎ2.5㍉を奨めてきました
庖丁の『重さ』は何のためなのかって事ですな。
極端な例えになるがね、長物の「カステラ切り」の切れ味の鋭さは恐ろしいくらに凄い。刃全体がしなるくらいに薄いからです。
だがいくら切れようと、他の用途に使えば物凄くもろい。つまり使えない。
薄刃庖丁は丈幅と上部構造にゆとりを持たせてあるのでそうならないが、ミネ2ミリの長刃庖丁はそのうち必ず反りかえります。和庖丁の構造からこれは当然のこと。殊に霞なら間違いなく3年~5年くらいで反るか変形する。
その道理を越える為に『河豚引き庖丁』は特殊な鍛え方が必要になる。造り方も難しくなります。それで若干柳刃よりも値が上る。
それでもやはり安物のテツ曳きは反ってしまうもんです。
何故かって? 【片刃】だからですよ。
両刃はそうならない。だから薄物は両刃が適し、おいらは薄物は河豚以外は全部洋系の両刃。もちろん先のカステラ切りも両刃。
蛸にしろ柳にしろ、まして出刃類には最低限の厚みが必要なんです。
だから「おすすめできない」と何度も書いてるんですよ。
そんな物はつけ場の荒い使用に使うべきではない。
河豚引の類をつけ場に持ち込むのは、ペラペラのカステラ庖丁をすし仕事に使ってるのと同じで異なるもの。
白身を極薄に引くのはよいが、それだけ。
それ以外の鮨仕事には刃が柔すぎるのはマイナス。
巻物は言うに及ばず。テツでシメサバやマグロをネタに引けばそれが分かります。カミソリ刃の鋭い切り口と安定した切り口は全然別のもの。
まして「オロシに柳」だという・・・それを2ミリという・・・・・・
庖丁の「剛と柔」をよく考えて欲しい。
切れ味のみが庖丁ではありません。
だがしかし、庖丁は好みの問題。
それが好きならそうするしかない。そういう事です。
鯔さんが使う庖丁です。鯔さんが納得し、使い勝手が良いならそれでいいし、何も言う事はありません。おいらがとやかく言う事ではない。
でもね、古女房の蛸を大事にするのは非常によいと思います。
※このくだりは少しクドイ。これは分かると思うが鯔さんにのみ向けた言葉じゃない。むしろ鯔ダシで庖丁に迷う若い衆に向けたと考えて下さい。
★この庖丁に関しての後日談
柳出刃包丁とは?
>8000番ゎネェだろよ!
アンタね、理解できん逆ギレすんじゃねぇの(笑)
酔っ払いじゃないんだから(~_~;)
文をよく読んで欲しい。
どう読んでも#8000をすすめる文じゃねぇ。
対比しているだけ。(物事の例え)
誰も8000番を使いなさいとは書いていません。
「磨く」番と「砥ぐ」番を混同してはならないという意味。
また、道具は適材適所を守らぬと機能を引き出せないという意味です。
>ミネギザ包丁ゎカッパ橋ね
ありゃサバイバル出刃だって書いてる。
探してまで鮨職人が使う庖丁じゃないっての。
普通の出刃を使ってやりなさい(笑)
>6合完食…
相変わらず子鯔達は頼もしい(^^)
可愛いもんだ。
というか、その美味そうなイクラ丼をおいらも食いたい。
おいらも鯔未来を喰うから、持って来て (笑)
Posted by 魚山人 at 2010年09月09日 20:31
はいはい、こんばんは鯔次郎さん(^^
公開スンナってことだが、
御心よ~く分かりましたm(__)m
良い庖丁屋を選んだと思いますよ。
あそこの庖丁は独特。確か勘所もあったし、なにより細身の「身卸出刃」。
そして『柳身卸』という理解しにくい言葉がついた製品。
この身卸って字ズラで分かるメーカーです。良い包丁買ったモンだ(^_^)
※読者諸氏に補足※
柳身卸とは身卸であり、独自製品で一般にその様な庖丁はありません。
あくまでも柳は柳、出刃は出刃です。
Posted by 魚山人 at 2010年09月10日 04:14
お疲れ様です!
どうしてもコメしときたい
句だりが 諦めきれネェモンで
ゴメンナサイm(__)m
先に書いたコメに
爺が俺のコメを消したか?
とのコメしましたが おそらくゎ書くにゎ書いたが投稿せずにいたんだと思います気がついた時ゎ寝てましたから(恥)しかも携帯持ったまんま…(泣)情けネェ
非公開をお願いしたコメ以外にカキコミした内容を補足したくてね!
まぁなんだ 本文ジャ持ち上げて貰ってコッ恥ずかしかったが コメ欄の爺ツッコミのが正直気持ち良かったりして…
俺ゎ爺blogにより変態の域に達しました(笑)
早速 想いを綴ります。
ひとつゎこの記事に写る包丁写真なんすよ
これゎ爺の包丁だよね?
ソリの辺りのカーブ線が好きだネェ! ペティも何も爺の包丁のキッ先ゎ決まったカーブを描いてる。その刄線ゎスパスパ切るんジャなく 刄で身を感じることが出来るカーブ線とソリから先に掛けての切刄の角度となっているように俺ゎ思う訳。たいがい片刄の包丁ゎ新品時にゃ切刄の鋼が出るように またゎ切りやすいようにソリから先のシノギ線と切刄が離れるような造りになってんのがほとんどノッペリ顔の包丁ってことになる。 それを研ぎ込み自分の形に造るんだが 短期間で出来るモンジャネェ!
若い連中ゎ基礎通りの包丁を的確に研げるよう精進して貰いてぇ!
大切なのゎ刄裏とシノギ線を大事にするかどうか…ダロよ。
どうしても気になる写真が『出刃&手水』の写真。
この手水ゎもしやハマくんだりにある茶室のモンでゎ?
デジャヴュなら仕方ネェが…
長いついでに同情コメ!
『黒ビール』のコメ欄で貰った返事コメだが 『江戸っ子』ゎ生きづらい時代になっちまいましたネェ…
言葉遣いに品がネェのゎ
俺も多摩川沿いの血をひくハマッコだ!理解ゎ出来る!
喧嘩越しな短気な気質ゎ
あえて『殺傷事件』を起こさネェためにあるモン!
『ジャネェ』←俺がこだわり使用すんのゎ爺の江戸弁が心地イイから せめてもの礼儀だ。
火事と喧嘩ゎ江戸の華
殺し目的で町人を殺傷するために放火した結果 産まれた言葉ジャネェ!
こっから先ゎ爺が補足するらしいから(笑)
この本記事ゎ 俺にしてみりゃ『宝』です。
毎日更新なんてな 病気だぜ! 気が向いた時に 爺の気が済むような記事を
決して妥協のネェ
糞ジジイの本音を
頼むぜ!
ジャネェとよ
俺もコメに困っからな。
今日ゎコメ出来た筈。
限界過ぎたが 今から風呂入る。
カミサンに早く寝ろ!って叱られながら書いたコメッスm(__)m
Posted by 鯔次郎† at 2010年09月12日 03:15
ってやんでぇ! うルせぇってんだよ。このひょうろくダマが!!
な~んてね(^^)/ (ビックリした? 笑)
疲れて眠いだろうにいつも本当に感謝ですよ。鯔ちゃん(^_^)
ちなみに日本家屋が町田の薬師池公園であるように、有名処ですよ。手水は東福寺芬陀院のものです。
お疲れ様、鯔さん。
Posted by 魚山人 at 2010年09月12日 08:27