手作りコンニャク

  

蒟蒻刺身と蒟蒻煮物のまかない

ふと里芋とコンニャクの煮物が食いたくなりました。
相性の良い取り合わせですよね。
元は同じものですんで(サトイモ科)
こいつに、イカも加えて煮たものは大好きな惣菜です。



で、最初からイカと里芋を入れた蒟蒻を作る事にしました。
正月も明けて手が空きましたんで、ちょいと実験です。

コンニャクの成分は3%ぐらいのグルコマンナンと残りはほとんど水分です。体内で消化されませんし低カロリーですのでダイエット食品として知られます。繊維の多い健康食品ですから、免疫増強活性効果もあるうえに、血糖値や血中コレステロールを下げてくれます。

コンニャクの作り方ですが、蒟蒻芋を粉砕した荒粉と、マンナンを精製した粉を混ぜたコンニャク粉を人肌のお湯で溶き、そこにアク(石灰 水酸化カルシウムを溶いた石灰乳)を加え混ぜて型に流し固めます。

それで生蒟蒻が出来ますので、それを一時間ほど煮込めば完成。シュウ酸カルシウムって毒物がありますから注意が必要です、ゴム手をしたほうがいいですね。

コンニャを作る

下準備

イカでしんじょ(すり身)を作ります

  

つけ合わせの菜の花を作っときます。

沸かした湯に塩を入れ固い方から湯がいていきます。
 

薄味の出汁(八方)を用意して冷ましておく。
 

下茹でをすませた里芋と細竹のぶんも合わせ、三種の鍋に分けて味を調整し冷ました出汁に、冷めた三種の野菜を漬ける。
  


コンニャクのりを作る

人肌(30~度)くらいの湯を加えよく混ぜる。

梅か桜を表現したかったのでこの色にしたのですが・・・
コンニャクは形成が厳しそうです。

これも人肌の湯で溶いたアク/水酸化カルシウム水溶液を加え、さらに混ぜます。


こんにゃくを固める

流し箱の半分量を入れ

イカしんじょで再形成した里芋を埋め込んで残りを加えてしばらく放置。


アクを抜くため、ぬるま湯の中で切り分けます。


これを1時間ほど茹でれば出来上がり。

刺身コンニャク

少量は刺身用にとっておき、生海苔を加えてみました。

盛り付け

浸して含ませておいたこんにゃくを器に盛り付けます。

天に糸がきをのっけて、

出来上がり。

いただきます。