桜ダイの造り
① 食材の王・鯛
② 鯛の姿盛り
③ 白子と肝の料理
④ 真子の塩焼き
⑤ 残りの全部を料理
・ 真鯛のさばき方
マダイはその姿が美しい事から姿焼きや姿造りにされるわけですが、その極端な例を紹介しましょう。
ウロコがキラキラして今釣れたように輝いて魚の王者たる風格も充分ですね。
ところで画像をよく御覧下さい。
これは今からさばきにかかるんではなくて、すでにさばき終わっています。
尾を立てると全然分からなくなりますので、普通に置いてみました。
姿造りにしてありまして、もう食べれる状態なんですよ。
姿作りには色々と種類や流儀がありまして、これはそのなかの一つの造り方です。ウロコは引いてありませんが内臓やエラはすでに抜いて処理済みなんです。
こうやって皮をめくりますと、
皮をベリベリめくり、身が現れましたって感じなんですが、
実は全部刺身に切ってあるんです。
内臓の部分には刺身ヅマとケンを入れて、ハラワタ部分のへこみをカバーしていたんですね。
これはまぁ極端な例でして、姿造りの中でも実用的とは言えません。祝いなど特殊な場合にしかやらないものですが、美しい姿をアピールしたい時にはいいかも知れませんね。
片身は上のように刺身にしましたが、もう片身はどうしましょうか。
真鯛の身はね、和洋中の料理何でもぴったりきます。ともかくどんな料理でもOKなんです。だから好きな様にして召し上がるのが一番です。料理が面倒なら切り身をご飯に乗せその上にワサビ、熱い茶をかければ美味しい「鯛茶漬け」って按配です。
この姿造りの鯛。もちろんこれで終わりじゃありません。刺身は片身だけですが、残りの身はもちろん、エラからウロコから内臓まで残らず料理してみましょう。
③ 白子と肝の料理>>