ナスの皮を縞々に剥く理由
ナスの皮をこういうふうに剥くことがあります。
これは主に汁物にナスを入れるときの切り方。
その理由は簡単で、汁が黒くなるからです。
ナスの皮に含まれるナスニンという成分が汁に溶けるからですね。
それなら全部剥いてしまえばいいようなもの。
ですが、ナスの栄養は皮に集中。
つまり「旨味」があるということです。
それで所々を残しておくのですね。
もう一つの理由は、味がしみやすいからです。
ツルツルの皮だけだと味が浸透してくれません。
こうした事は、ナスを油で炒めるか、揚げるかすれば必要なし。
油で加熱することで色が止まるし、柔らかになった皮から味が浸透。
油が使えない場合の汁物に、このやり方をします。