調味料と味付け→味付けが濃くなった場合の直し方

  

味が濃くなった時は水で薄めない

煮物が塩辛くなったらどうするか

味見をしてみたら、「しょっぱい!」

味付けに失敗!「どうすれば・・」

こういうときは、慌てて色々なことをやってはいけません。
水で薄めるのは問題外。
調味料で調整しようにも、「バカ味」になって行くだけです。

出汁で薄めるよりも良い方法があります。
水分の多い豆腐を加えてみるのも手です。
また、イモ類などを加えて塩分を吸わせてしまう方法も良い。

プロは間違えて濃くしたり煮詰めること自体ほとんど無いですが、
「修正可能」な程度の濃すぎであれば【酒】を使います。

基本的に、
煮物は酒で
汁物は出汁で

焦がしてしまったら
酒だし※や薄味に仕立てた煮汁で煮返す

※(酒八方だし→だし8 酒2 味醂1 醤油1)

野菜の水分を利用

イモ類だけでなく
野菜は平均90%前後ほど水分を含んでいます。
塩分を吸収しやすい性質で、なおかつ作っている料理に合う野菜を加えて味を薄めると、
「味を直す」「新たな材料が加わり料理の深みと量がアップする」と一石二鳥になります。
料理の味見

カレーは水で薄めない

カレーを煮込みすぎてしまった。
あるいは冷めたカレーを再加熱しようとしたら濃度がありすぎて焦げる。

このような時、どうしてますか?
「水でのばすのは問題外」です。やってはいけません。

スープやだし汁でのばすのが正解です。
ストックがない場合は別鍋で固形スープを溶かして使います。

もし薄めすぎた時は小麦粉をバターで炒めたものを加えます。
面倒なら水溶き片栗粉(水と同じ量で溶いたもの)で粘度を。
(味自体が薄くなったのならルーを加える)

辛くなりすぎた場合も水は駄目。
リンゴのすりおろしやジャムを加えます

※ヨーグルト・牛乳でゆるめる方法も良いですよ。
(これは温め直すときに効果的)

カレーのコツ


上記で紹介した酒と同じくビールも使えます。
例えばすき焼きをグツグツ沸かし過ぎて濃くし過ぎた場合、
卓上にあるビールを少し入れてやればいいのです。