今月の18日に立ち入り制限区域へ行く事が決定しました。
あれや、これやと書類を書いて、ようやくお上の承諾をいただいたと思ったら、このくそ暑いときに、やれ防護服だのゴム手袋だの、はては靴カバーまで着用だとのこと。
行く先は飯舘村の1/10位の線量なのにね・・・
魔物が暴走し大火ではありませんがそれよりたちの悪い事が起きてしまってますが、これは御祓いじゃどうにもならんですよね・・
そんな災いの中でヒントを得、収束、復興に関わる、握り寿司的な妙案が出てきて欲しいものです。
当家も原発を挟んで、親子が離ればなれになっております。
北に親、南に娘、逢う為には今までの倍以上の時間を費やします・・さすがにこちらへ戻れとは言えないので、それこそ年に1~2回逢いに行こうかと思っております。
盆にでも行って、魚山人さんのソーメンを真似て作ってきますかね・・・(無理か・・)
Posted by ナオ at 2011年07月07日 15:19
色々お疲れ様です、ナオさん。
>収束、復興に関わる妙案・・・・・
それどこじゃない様子ですよ。
政府は狂っておりますな。
政府だけじゃない、
役人はもとより巨大企業も巨大銀行も原発推進をやめる気はなし。
連中にとって【安全神話】は健在なようです。
福島の事故をみても何も感じぬ神経回路。
ここまでとはね・・・・
幕府の大目付以上の冷酷さと言うか、
庶民を人間と思ってない感覚というか、
「経済」という底なし沼で欲に盲いているのか
それともたんに「ボンクラ」なのか。
おそらくはその全部なのでしょう。
Posted by 魚山人 at 2011年07月07日 18:32
七夕は過ぎましたが、「こんなに日本が良くなったのは東北の方々の力だよ」となるように僕は頑張りたいし、そうなるように短冊に願いを込めたいです。
こんな意見間違っていたらご指摘ください。
Posted by まっつん at 2011年07月08日 01:13
こんにちは。
どこも間違っていないと思いますよ。
その素直な願いを込めるのが正常なる日本人です。
Posted by 魚山人 at 2011年07月08日 13:38
魚山人さま
七夕そうめん、涼しげでいいですね。
七夕の夜は、中国の広州市にいました。あいにくの曇り空、もちろん晴れていても大都会の広州では天の川は見えないでしょうが、、、、、
魚山人さんは、地方や外国などにもよくいかれているようなので天の川は見る機会が多くおありだと思いますが、いまや見たことがない人のほうが圧倒的多数でしょうね。
私も時々山に行くので昔と比べると灯かりが原因で随分見えにくくなってきましたがそれでも年に数回は天の川を見ています。
今まで見た最高の天の川は、16年前 日本の子供たち20数人、韓国の子供たち10数人、中国の子供たち40数人を連れて内モンゴルのフフホトから車で3時間ほど西北西に行ったシムラレン草原というところで1週間パオ生活をしたときに見たものです。満天の星、天の川が明るく本当に川のように見えました。
古代から近世の人たちはこのような星空を見て、数々の神話や伝説を作り伝えてきたのだと思いました。七夕伝説は中国やベトナムにもあるようですね。西欧ではギリシャ神話に嫉妬で子供にミルクをやらないという話がミルキーウェイにちなんであるようです。
現代の人間は電気を作り、原子力を作り、明かりを燈し逆に見えなくなってしまったものがたくさんあるようです。人類の太古からの歴史何十万年と比べるとほんの数十年、0.05%くらいの時間でいろいろなものを取り返しのつかない方向に進めているのかもしれないと感じることがあります。
人類の歴史ではなく、地球の歴史、生命の歴史から見れば0.00005%くらいの時間です。レミングガ突き進むようにこの流れは変えられないのではと思うことが多いです。でも自分ができることは生活しながらですが、やっていかなくては、、、、と思います。
Posted by 庄助 at 2011年07月11日 12:14
こんばんは庄助さん。
天然のプラネタリウムという感じの「降るような星空」
それを観るのが旅の楽しみの1つです。
信じられない数の星々。
それらが刺激したとしても、古代人の想像力は凄いものだと感心します。
中央アジアは素晴らしい所が多いですよね。
もう少し政治的に落ち着くと旅も楽になるんですが、
まあ今の中国ではそれも当分先の話になりましょう。
モンゴルには全世界の核廃棄物を最終処分する施設を作るという計画もあるそうで、なんともやりきれない事です。
人類の「短さ」に比して放射性物質は非常に寿命が長い。
身の丈を超えていると言うか、仮に文明が滅び人類が消えたとしても「核のゴミ」は残る。こうした事も「進化の設計図」は想定しているのでしょうかねぇ。だとすれば生命進化は何を目指してるのか・・・不思議なものです。
Posted by 魚山人 at 2011年07月11日 23:13
そうめん~七夕と振袖火事・悲恋噺
明日は7月7日。七夕ですね。
七夕(しちせき/たなばた)は、人日(1月7日・七草)、上巳(3月3日・桃の節句)、端午(5月5日・菖蒲の節句)、重陽(9月9日、菊の節句)の一角を占める五節句のうちの1つです。
お盆と同様に旧暦の7月7日ですから、今の新暦でいいますと7月末から8月末の範囲の二十四節気の処暑(約7日間)になるという事ですけども、暦はヤヤコシイんで分かりやすく7月7日でもかまわんでしょう。
七夕伝説
七夕の色々な行事はおいときまして、
興味深いのはギリシャ神話を彷彿させる『七夕伝説』
夜空に輝く天の川 織姫は働き者で機織の名手 しかし 憐れを感じた天帝は織姫を結婚させことにしました めでたく二人は結婚 だけど結婚生活は楽しすぎたのです この様子を知った天帝は一過性のものではないと判断 「機を織ることを忘れた織姫よ しかし天帝といえど娘の親 天の支配者天帝の命令に逆らうことは出来ません 織姫と夏彦は心を入れ替えて仕事に精を出しました 指折り数えて待ち続けた7月7日 |
以上が『七夕伝説』の骨子です。
こと座の1等星べガ(織女星)が織姫、わし座の1等星アルタイル(牽牛星・彦星)が夏彦という訳で、天体の動きを仔細に観察して紡がれた物語はギリシャ神話などと非常に近しいですね。
この話で即感じるのは封建的親子関係。娘が親の意向に逆らうなどあり得ず、親の所有物に等しい。現代の日本等からは想像も出来ないことですけども、アジアを中心として世界中にこの感覚が根強く残っているのが現実の世界です。この事を理解した上でないと諸外国の本当の姿は理解できません。ウーマンリブの欧米だけが世界ではなく、インドのように親が娘の結婚相手を決めるのが当たり前の国も多いし、今をもってしても夜這いが許容され略奪(誘拐)婚がある国すら存在します。と、まあロマンぶち壊しですなこんな話は。やめときましょう。
悲恋を描く美しくも悲しいこの物語。
ふと連想するのはお江戸の大火事『明暦の大火』です。
1657年3月(明暦3年1月)に発生。10万人近い死者を出し江戸城下の大半を焼き尽くし江戸城天守閣までも消失した日本最大級の大火事ですな。
振袖火事
本郷丸山の本妙寺が火元だったとされるこの火事、真の原因は諸説ありまして、火元は実は本妙寺の隣にあった老中・阿部邸だったが本妙寺が泥をかぶったという説とか、実は幕府隠密による放火であり、目的は「都市計画」だったという説(この説はお上というのがいかにドラスティックな事をやるかという点、人民の生命財産を無視できる点など今日の原発事故騒動に通じるところがありますな)、いずれも色々な証拠が出ておるみたいで満更ガセと断言できないようです。
この大火事は別名『振袖火事』とも呼ばれます。
というか、江戸の人間はほぼこの呼び方をします。
なぜ振袖火事なのか、それがもうひとつの出火説に起因するのです。
江戸の町で質屋を営む家に「うめの」なる娘がおりました ある日「うめの」は本妙寺へ墓参り 「うめの」はこの青年にぞっこん しかしこの寺小姓は異界の者か 「うめの」を葬った寺はこの振袖を供養せず質屋へ売却 振袖は質屋を経て「いく」という娘へ あまりの出来事に遺族たちは振袖を供養する事にしました |
この話は出火説とするには現実離れしており「伝説」としか言いようがありませんけども、背景には江戸のお嬢様たちがおかれた悲哀なる現実がある気がします。端的に言えば自分が好いた男とは夫婦になることが出来ない現実ですな。伝説や神話はいつでも悲しい事実が下敷きになっているものです。
因みに「江戸前の握り鮨」はこの振袖火事がきっかけで発生したという話もあります。
自由自在に恋愛相手を変え、同時に複数と付き合ったりもする現在の恋事情。昔の娘たちからすれば夢の様な話でしょう。
けどね、その「自由」と引き換えに失ったものがあるんじゃないでしょうか。際限のない自由は無いのと同じく、代償のない自由も存在しないからです。
よいのまや 都の空に住みせん 心つくしに ありあけの月
明日7月7日も暑い夜になるでしょう。
清涼このうえないのはキンキンに冷えた「冷やしそうめん」
ただ食べるだけじゃアレなんで織姫と彦星を会わせてやりましょうかね^_^
天の川を挟んで西と東に離れ離れになった二つのお星様。
ひょいと持ち上げてくっ付けたりして。
ついでに報われぬ恋をした娘たちへも願いを込めるとしましょう。
せめて次の世では永遠に仲良く一緒に居られたらいいね。