おはぎの作り方

  

おはぎ作り

秋分の日(中日)の前後7日間が秋彼岸です。
萩の花が咲く時期ですので、この時期は『おはぎ』です。

春の彼岸(春分中日の前後7日間)は牡丹の花なので『ぼたもち』
お彼岸には小豆の赤色が良いとされますので、もち米とあずきの組み合わせ。

●粒あん・こしあんを作りましょう(市販でも可)
基本餡の作り方
本格餡の作り方

●あんを丸くしておきます

●米ともち米を同量混ぜて洗います
両方で三合(カップ3)くらいの分量でいいでしょう
(これで20~30個くらい作れます)

●炊飯器に移し水を『おこわ』の目盛りまで入れて炊く

●砂糖水を少し作っておく
(砂糖水で艶が出るし、おはぎが冷たくなっても固くなりません)

●炊き上がったら熱いうちにすりこ木でつく
つき混ぜながら砂糖を大さじの2~3杯加える

※すりこ木の先に砂糖水をつけながら
※米の粒が残るくらいの半つきでいい

●手に砂糖水をつけながら楕円形に握る

●濡れ布巾を堅く絞り、あん玉を広げる

●楕円形に握った生地をその上にのせる

●あんで包みこむ

あんだけではなく、うぐいす粉や普通のきな粉、すりごまなどで色々な種類を作ってみましょう。粉類はバットに広げてまぶしつけます。

オハギの呼び方

春は牡丹、秋は萩。
では、冬と夏のおはぎはどう呼ぶのでしょう?
夏は【夜舟】
冬は【北窓】

おはぎは、米を搗く音が餅に比べて静かな事から「隣知らず」とか「搗き知らず」といいます。

夏の夜舟(よぶね)は「着き知らず」にかけた呼び名。
冬は「月知らず」、つまり「北の窓から月は見えない」の意で、北窓(きたまど)

餅菓子ひとつにこのような詩的で美しい呼び名を使い分ける昔の日本人の風流さ。四季の移り変わりが人々の日常に深く密着していたという事でもありましょうか。

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