タマネギの「保存方法」「賞味期限」「栄養」「旬」
玉葱(タマネギ)
[旬]=周年 / 旬のない野菜
玉葱は主に春~秋に収穫されますが、品種や栽培・保存法、あるいは輸入などにより事実上1年を通じて流通しており、特に旬というべきものはありません。こうした事情はキャベツ・大根・胡瓜・ネギ・人参・ジャガイモなどと共通ですが、特に玉ねぎはそれが顕著です。
[賞味期限]=常温で2ヶ月
[保存方法] 蒸れるのを避け乾燥状態で保存。ネットを使い風通しの良い日陰に吊るしておくのが理想的です。芽が出てきたらそのまま育て、大きくなったら根本を切って捨てれば芽も食べることが出来ます。使いかけや春の新物は、密閉して冷蔵庫で約2週間もちます。
[栄養] 一般的な栄養素はそれほど多く含まれませんが、この野菜は古くから薬草として用いられており、いわゆる機能性食品として注目されて来ました。つまり栄養素以外の栄養素であるフィトケミカルが豊富なのです。刺激と香味のもとである硫化アリルはビタミンB1と結合してアリチアミンに。これとポリフェノールなどが重なることで、様々な効果を発揮。動脈硬化、コルステロール、糖尿病。つまり血液サラサラ効果が顕著なのです。加えて古代から疲労回復の食物としても知られています。
[赤たまねぎ]
旬は春。保存法や栄養はタマネギと殆ど同じです。普通の玉ねぎよりも辛味や刺激臭が少ないので、サラダなど生食に向く。赤い色は「アントシアニン系色素」によるもので、抗酸化作用がある。他は玉ねぎと同じで様々な健康効果が期待できる成分が多い。