結び(むすび)
「縁を結ぶ」という語から縁起良いものとされる点、見た目が品良くなるという点、こうしたことから結びは料理でよく使われる。一般的に細長い材料を結んだものだが、紅白蒲鉾などを包丁し、それを結んで飾ることもある。
結び方は「千代結び」「文結び」「一重結び」「二重結び」「相生結び」「淡路結び」など簡単なものが多いが、ゴボウ・カンピョウなど丈夫な材料では複雑な結び方をする事がある。
結び鱚(むすびぎす)
松葉おろしにしたキスを千代結びにして椀種や酢の物にする。サヨリを使えば「結びさより」
結び三つ葉(むすびみつば)
三つ葉を2~3本束ねて片結びにし、さっと茹でて色を出し、椀づまに使う。
結び昆布(むすびこんぶ)
昆布の汚れを拭き取り、軽く水で戻して(戻しすぎると結べない)、等間隔に結んで行き、結び目が中央になるようにハサミで切る。これを煮物などにする。また、結んで乾燥させた市販品もある。
麦焦がし | 剥き蕎麦 | 麦薯蕷 | 剥き物 |
麦湯 | 向付 | 武蔵野焼き | 蒸し鮨 |
蒸し煮 | 結び | 室戸和え |