和食用語「牡丹鍋」

  

牡丹鍋(ぼたんなべ)

イノシシを隠語でボタンという。
肉は牡丹肉。
ぼたん鍋はいのしし鍋のこと。

「牡丹に唐獅子」という言葉から発生したらしく、馬肉(桜肉)に対抗してこういう呼び方になったという。

生後1年未満の猪が美味しく、成熟した個体は身が固く不味い。幼猪は縞模様があるため「うりぼう」と呼ばれる。

ぼたん鍋は猪特有の臭みを抜くため、ネギやショウガを入れて味噌仕立てにする。ほぼ赤味噌仕立てだが、白味噌を使う地方もある。

具は、こんにゃく、だいこん、ごぼう、はくさい、しゅんぎく、豆腐など。


奉書焼き 棒燻 棒寿司 包丁
棒煮 焙烙焼き 干し鮑 乾飯
干し蝦 干し貝 星形切り 干し水母
干し海鼠 牡丹作り 牡丹鍋 骨切り
骨酢 骨煎餅 ほろほろ 法論味噌
本味 本膳 本煮 ぼんぼり