板前はなぜすぐ辞めてしまうのか
「板前がすぐ辞めてしまいどうにもなりません」
「募集してもマトモな奴は来ないし困ります」
「これはと思った板に辞められるとキツイ」
こうした愚痴をよく聞きます。
まぁ典型的な愚痴としか言いようがない。
板前が店に居つかないのは店のせいであって、それは多くの場合人間関係に起因するもの。結局は経営方針に根ざすものであり、ひいては経営者、つまり愚痴を言っている本人の責任なのですから。
なので同情する気にはなれないのですが、そうは言っても面接の段階で板前の良し悪しを判断するのは難しい事であり、「すぐに辞めるなこの人」などと、即座に分かれば苦労はしません。
真面目そうにしか見えない人間であっても、この情報化・画一化時代ですから、表面を真面目そうに繕うことなど誰でも簡単にできます。
そして、やっかいな事に「本当に生真面目な人ほど思い詰めやすく、辞めてしまう事が多い」とくれば、これはもう経営者としてはお手上げに近いものがありましょう。どうしていいやら分からなくもなる。
少し前の話ですが、まだ川魚などが棲息している土地の廃屋を安くで買い取り、それを庵ふうに改造したことがあります。
囲炉裏を切って自在鉤を吊るした土間と、これも炉を切った茶室がメインの狭い日本家屋です。
生活空間用としての寝室兼書斎は現代的な造作で設け、これは前者と融合させることなく独立した感じにしました。
この工事を誰に頼むか少し迷ったのですが、知古(※)の建築家先生が良い大工さんを紹介してくれましたので、この棟梁にすべてお任せすることにしました。
この棟梁、かなりの高齢だが腕は確かで矍鑠としており元気そのもの。その人柄が好きになり、工事の進展を見るふりをしながら実は棟梁の話が聞きたくて何度も現場に足を運んだものです。
材木に関してのウンチクとか古風な日本文化全般を現場目線でよく知っていて、ものすごく勉強になるんですよ。言葉はやや聞き取りづらいが、ジョークのセンスもあるし、話が面白い。なによりもカンナとかノコなどの道具類の話題が面白いというか、教えられたというか、為になりました。
その棟梁との会話で特に記憶に残っているものが、建売住宅に関する話題でした。
「数千万も出してアレを買う人達の考えが分からない」というんですね。
なぜかと言えば、建売の「部品」は殆どが大手の住宅メーカーが工場で作ったものであり、現場の大工はそれを「プラモデルのように組み立てるだけ」なのだそうで、問題はその部品だと言うんです。
要約すれば以下のようになります。
・大手宅建メーカーは大企業である
・大企業は効率化のため工場の規模が巨大
・巨大なので人が沢山必要になるが、それが問題を引き起こす
・自動車組み立て等のロボットも加わるような流れ作業であれば厳しい規定から逸れることもなく同じような規格の製品が製造できる
・しかし、住宅用部品はそうはいかない。どうしても人力作業が必要な工程が多いからだ
・熟練したベテラン工員が不可欠である
・だが、そういう社員は一つの工程場に1人いればマシな方で、殆どは派遣社員とかパート・バイトが行っている
・経営側に都合の良い季節工・期間工も多く、そいう人のほとんどは「シロウト」である
・どうなるかと言うと、ネジが欠けていたり釘が歪んでいたりするのは可愛い方で、アングルを逆さに付けたり左右が非対称になっていたりする
・外から分かるモノなら現場の職人が対処するが、見えない部分はそのまま住宅に組まれてしまう
・そういう欠陥部品を見分けられない現場の職人も増えている
・そんな建物に千万単位の金を出す
・おそろしい世の中だ
材木から家を一軒建ててしまえるようなベテランの大工でも、雇われだとせいぜい月給50万で、年収は600。 かたや大学を出て工場から遠い本社でネクタイを締めていれば、30歳そこそこで年収(月収自体はたいしたことないでしょうけど)は倍くらいになるわけで、世の中とはそういうもの。
そういうものだとしても、せめてドイツのように職人を社会全体で育成するような仕組みに出来ないのは何故なのか。
「世の中とはそういうもの」で済ませていれば、現場で働こうと思う人間などそのうち消滅するでしょう。
正直「バカバカしい」と思うに違いないからです。
インターネットという電脳空間に「仮想の家」を建設する”スキル”とやらを持った人間を増やすのも結構ですが、人間が住む現実の空間を誰が作るんでしょうかってことになりますね。
電脳空間だけで事足りるという社会は、早くても百年以上未来にならなきゃ無理な話。いまだに赤ちゃんのような動作しか出来ないロボットや、基本的に19世紀と変わらないインフラからすると、百年でも無理かも知れません。
ということは、あと百年以上は誰かが現実的なモノ造りをしたり、労働を伴うメンテナンス作業を人力でしなきゃ人間は生きられないってことです。
流れからして、今の日本人から労働者・職人になりたがる人が増えるとはとうてい思えませんので、「そういう労働はガイジンに」という方向に持っていくというか、それ以外の選択肢はないでしょう。
でも、
「日本人の失業者が多いのにガイジンを入れるのはケシカラン」とか
何をどうしたいんだか、さっぱり分かりませんな(笑)
ガイジンが嫌いなら自分たちが労働者になればいいこと。労働現場は常に人手不足なので、働く気持ちがあれば失業者にはならない。そうすれば移民を増やす必要もない。
先ほど書きましたように、「バカバカしくてやっていられない」というのが大きいんでしょうな、やはり。報われない事をやりたがらないのは当然。
見合った報酬や待遇が得られるのであれば希望者も出ましょうが、キツイだけで安月給とくれば敬遠されても仕方がない。
モノを作ることなく現場にアレコレ指図する仕事が選好され、その職につけなかったら無職の方がマシというズボラも増えるわけですな。「仕事が何もないんですよ」と言いながら、親のスネを齧り、あるいは生活保護を申請したり。
そこまで根性が曲がっていないにしろ、ホンネの部分では似たり寄ったりでしょう。楽をして儲けるというのがこの国の風潮になって、もう30年以上ですから。
板前のテリトリーである飲食業界も同じ。
その酷さは離職率の高さを見れば瞭然。
中小は過当競争によって資本が不安定でゆとりがないし、大手は背広組を養うため現場に効率化というピンハネを強いてくる。
大企業のやり方というのは、例えば近頃話題になっている「サラ金の金利を元に戻そう」という動きに特徴がよく出ていますね。
目ぼしいサラ金業者の殆どが淘汰されるか「大手銀行の傘下」になった時点で昔に戻そうと。
ま、自民党のいつもの手口ってわけで、昔から自民・大手資本・官僚の常套手段ですな。独占禁止法などは絵に描いたモチってわけで、そのつど官僚が好きな様に解釈してるだけ。
うまい部分は根こそぎ強奪しますよってことで、国家権力を背景にしたヤクザってところでしょう。中小零細などは虫けらと同じことで、潰れようがどうなろうが無関心なんでしょうね。
多かれ少なかれ、大手企業のやり方は、どの業界でもまったく同じ原理。「Win-Winで」という大企業の甘い言葉に騙され、後々とんでもない目に遭わされた中小経営者がどれだけいることやら。旨いところを全部吸い取りまくった挙句、冷酷に放り出す輩の言うWin-Winとは何かってこと。
紳士ヅラした詐欺師だと思えば間違いない。
詐欺師の片棒を担ぎたくなきゃ、できるかぎり関わらないようにするのがマトモに生きていく為の知恵というものです。それが小さなリアル商売における方法論の一つではあるでしょう。大手に依存するしかない業種だとかなり難しいとは思いますけどね。
そんなこんなで、現場の給与水準は底を彷徨うだけ。
「人を育てる」という環境は絶滅寸前という見方もできましょう。
「きちんとした人にはきちんとした給料を払いたい」
こうした気持ちが「理想論」になってしまいがちな現実が目の前にあり、それは個人の力では動かしがたいように思えます。
でもね、「可能だ」と思うんですよ自分は。
理想論だと諦念するのは早い。
簡単に言うなら「あれもこれも欲しがるから」身動きが取れない状況に追い込まれるだけなんです。
「絞り込み」ということでしょう、やはり。
人件費を削りたいのならそうすればいい。
だだし、その反動を覚悟できるならですが。
何が必要で、何が無用か。
それを選択するのが経営者の仕事。
ヒトは欲しいが金は払いたくないというセンスでは、どうせ先行き詰まってしまうだけです。
板前という名に値する、つまり職人のレベルと言えるような板前は、それなりに遇してやらなきゃいけないでしょう。
名前だけの板前か、それとも職人なのか、そこを見極める眼力がなきゃ、経営者として失格だと言わざるを得ませんし、腕の良い職人を安く使おうなどというケチな考えでは板場のレベルが下落するだけです。
収支が黒字にならないのは理由があってのこと。
人件費にだけにしか目がいかないのは無能というもの。
お客が来ない、売上が悪いというのはそういうことではありませんでね、いくらでも原因が見つかるんですよ。探しさえすればね。
まずはそれを探す努力。
努力すれば「視力」もよくなり、見えなかった「理由」が次々に見えるようになる筈です。
何がムダで何が足りないのか。
無駄なもの。
それは「職人」「ヒト」ではないと思いますよ。
見えてなかった癌がどこかにあります。
それに気づけるような感覚を持っていたい。
簡単な事ではありませんで、かなり厳しい努力になるかと思いますが、何かに依存しないで自分たちの力によって道を切り開き、経営を安定化させるというのはそういう事ではないでしょうかね。
己への自戒も込めて、こうした姿勢を続けなければと、そう思う次第です。
※「知古」は、「知己」の誤表記ではありませんか。
そういうメールを頂戴しました。
確かに「知古」は、「知己」を”古くからの知り合い”という表現へと特化させた「造語」です。
なんの断り書きもなく造語を挿入させていることを反省しつつ、ここで造語であることを表明しておきます。
ご指摘して下さった◯島様にはお礼を申し上げます、ありがとうございました。
こんばんわ~
板前さんにかぎらずですよね
宮大工さんお百姓さん植木屋さん左官さん八百屋さん猟師さん漁師さん刃物屋さん鍛冶屋さん電器屋さん鵜飼屋さん畜産屋さん学者さん。。。
書ききれない
まっとうな仕事をなされているすべての皆様にあてはまることかと存じます
おやすみなさいませ~(笑)
Posted by 貂 at 2014年04月21日 23:17
拍手喝采!!
お見事!!爺。
しかし 雇われの身の我々。
経営者以上に頑張らないとね!
信用…これしかねぇしな。
お疲れさまです。爺。
今何時?
と…訳あって 1号とカミサンと俺と
家族会議してたのよ。今の今まで。
スマヌm(__)m酒も入ってる。
つい 嬉しくなり コメントしたくなる言葉を1号から貰ってね。
家の浴室でママと二人ゎ無理だけど
大浴場なら家族5人の風呂 平気だよ♪とのこと。
そんな旅館に連れて行けない俺が情けない。
が。
それと この記事の意味。似てるね。
昨日ゎ娘が小5になりましたが
俺と一緒に風呂を誘ってくれて
頭を洗ってくれた。
幸せってこういうモンかなと。
爺ゎ賢いからずるいな。
言葉を操ってる。
もちマルほどぢゃねぇが。
そんな学力ゎ俺要らねーゎ。
伝わらないから。
投票数が低いのって みんな馬鹿だからぢゃん。そうだろ?
違うなら その違う理由として述べるべきだ。
アンポンタンが相手でもだ!!
それゎマルッポも同罪だ。
爺やマルッポが、到底理解出来ないような輩に「精神的苦労」を煩い
訴訟をおこす準備をしてる最中。
おそらく 支払い能力無しで御役御免だろうが 俺ゎ許さない。
あらゆるコネを ここで使う。
世の中の怖さを教えてやる。
結果報告ゎ ちょいと時間くれm(__)m
裏技を使うつもりゎない。今んとこな。今んとこ。(笑)
俺…ヤクザみたいだね(笑)
違うんだけど(笑)
Posted by 鯔次郎 at 2014年04月23日 01:54
貂さん
鯔さん
なぜ外資のGoogleが桁外れの収益と利益率を誇る敵なしの超巨大ネット企業の地位を獲得し、今や競争相手も居ないほどの存在になっているのかという事でしょうな。
日本人の感覚なら「虫けら」と見なすであろう下請け孫請けの零細(個人含む)に対し、「まっとうな報酬を払う」からですよ。
頑張って成果を出すパートナーには、それに見合うだけの高額報酬を出すというポリシー。
極めて合理的で効果のある企業戦術です。
日本のネット企業といえば、
自社がいくら儲かっても、パートナーから搾取することしか頭にないスパム企業になってしまうのがパターンのようなもの。
そういう常識をもった「お仲間」と似てくる、という訳でしょう。
まぁ「ボス的存在」の霞ヶ関と永田町がアレなので、皆さんがマネをしてるという解釈が正解ですな。
合理性とは逆の「精神論」が支配してるからではないでしょうか。見合う報酬を出せばすむ事を、ワケの分からぬ理屈を持ちだして忠誠心だの愛社精神だのを求めるだけ。
「社の発展の為に我慢してくれ」と。
そうやって浮かせた金は何処に消えてるのやら。
今の政権はこういう精神論が大好きらしく、次から次へとこの類を法制化しておる様子。
「愛国心を持て!」と言いながら、国の中央に居座るロクに仕事もしていない大勢のヤクザのような連中に、高額の歳費・俸給を払い続けるムダをやめる気配はナシ。人員を減らす気配もナシ。
「愛すべき国は莫大な借金で苦しい」
(誰かさんが見境もなくこしらえた借金でね)
「どうすりゃいいか分かるだろ?」
「議員なんぞ今の半分にしてもまだ多いんだよ」
「まずはお前らが国を愛してみせろよ、バカ」
ですわ。
ま、数年もすれば、「日本国民をヤメます」という人々が激増することになるでしょう。
人間はね、
「見返りは出さないけど、◯◯のためなんだ」
「だから我慢だけしてろ」
そういう境遇に耐えらない生き物だからですよ。
ボラちゃん。
身に降りかかる火の粉は全力で振り落とせばいい。
理不尽とは関わらないのが1番だが、不本意にも関わってしまった以上、徹底的に叩き潰すことだ。
精神構造が根本的に異なり、意志の疎通が不可能な人間が、異様なほど増えた。
国内の異常さから目をそむける様にすべての矛盾を韓国や中国に向けてアラ探しに夢中になってるような事が、いつまで出来るかだ。やがてヨソ様のことにかまっている余裕もなくなるだろう。
日本の特異性はね、「オレオレ詐欺」の異常な多さに集約できる。まさに特異性と言ってよかろう。
ひっかかる者と、騙す者、この両者の特徴が、すなわち日本人の特徴なのだと思う。
いずれにしても、
【一般人は資産が10億円以上ないとマトモな暮らしができない】
今のままだと、確実に近未来はそうなるなだろう。
自民を応援しているウヨ層も、選挙に行かない無関心層も、それに気づいていなし、気づこうともしない。
見捨てられる側の90%に、自分は入らないと思っているからだろう。オメデタイことだ。
Posted by 魚山人 at 2014年04月23日 09:01
こんばんわ。八海山と、たらの子食べています。私が思うに 我々がいくら憂いても、おそらく、今後20年は下り坂です。仕方がありませんよね、今までが運が良かった、全世界的な流れの中で、タイミングが良かった、鎖国とか、全部、含めて。。。でも、でも、少しでも、百万人に一人でも てまえ板前おとこまえ! このセンス!理解してくれる若い漢(おとこ)が いてくれたら と 思います。申し訳ありません、そう 感じました。
Posted by イシ at 2014年04月23日 19:14
なんか気を使わせたみたいで…
でも ありがとう爺。
「日本人の感覚なら「虫けら」と見なすで あろう下請け孫請けの零細(個人含む) に対し、「まっとうな報酬を払う」から ですよ。 頑張って成果を出すパートナーには、そ れに見合うだけの高額報酬を出すという ポリシー。 極めて合理的で効果のある企業戦術で す。」
Posted by 鯔次郎 at 2014年04月24日 00:48
鯔さん
イシさん
受動的で、丸くて、物分りの良い人々ばかりの世の中だからこそ、そんな風潮と逆のスタンスでモノを書いているのだと、そう自分に言い聞かせております。
あれこれ批判ばかりするのが楽しいという性格ではありませんので、こうしたことを書くのはかなり消耗させられる作業ですけども、テレビなどのようにライトなスタンスをとる気にはどうしてもなれません。
書き込みをありがとうございます。
Posted by 魚山人 at 2014年04月24日 11:07
お疲れ様です。
やっと、2店舗目の物件を契約済ませてきました。
2か月前に居抜きの交渉に行ったのですが、最初門前払いをくらった相手からいまごろになって買ってくれないかといわれ、非常にタナボタの買い物ができました。
建物が古いというのもあって45万で100坪、駐車場は30台、交通量がとても多い幹線道路沿いで客席数は14席60くらい、厨房設備は1年半前に作ったばかりで買い足すものがないくらいばっちりそろっているので、すべて含めても1500万でスタートできそうです。
今回は、ステークアッシェのハンバーグと普通のハンバーグ屋にケーキ屋さんを併設してブランクタイムにパフェを出すという一見互い違いに見えるお店を作るんですが、1000円から2000円の価格帯で勝負してみたいと思っています。
明日から中を解体して、6月末のオープンを目指します。が、正直2年間くらいでやるべきことをほとんど煮詰めてきたので、それほどやることも無く、むしろ現場を任せているので時間は余ってます。
さて、当題の人員募集にかんして俺も今その最中なんですが、出戻りの職人さんたち40代から50代の募集はすぐにあるのですが、やはり20から30代の募集となるとパッタリ少なくなりますね。
面接でその人を判断しようとしてもやはりやってみないと分からないってことが非常に多く、職人にしても2週間程度は一緒に仕事をしてみてお互いの合意のうえで雇うかどうかを決めているんですが、ホールの人間に関しては何を基準に判断するかがわからずにいました。
実際、今日もこれから21歳の女の子をケーキ屋さんの売り子で面接するのですが何を基準に判断しようかと悩んでいました。オープンの繁忙期を経験のない子に任せるのかどうか、モツのかどうか・・・・でも、親父さんの記事を見て、ああ、俺はリスクもなく安く回そうとすることを考えていたのかもな、と思いました。
削減する金と出すべき金の使い方を間違っていたのかもしれないな、と。
1年前、大村の孤児院から預かった18歳の子は雇った当初お客さんの前に行こうとすると顔が強張って、いらっしゃいませの声も出せずにいました。周りの仲居さんもあの子は無理だ、どう教えたらいいかわからないといわれましたが、孤児院の園長先生から身元引き受けをしてしまったからには仕事ができないからと娘を捨てる親はいません。
しかし、待つと決めたのが結果的に良い方向につながりました。1年経った今では、自分を目当てに来てくださるお客さんがついてくれたのを喜び、自動車学校に通いながら今度オープンする店で念願のパティシエ見習いになることになりました。
目の前に答えがあるにもかかわらず、新しい店の先行きを案じるばかり無駄な金を出来るだけ削ろうとするのが先に来て、面接でその子の将来を見ようとしていませんでしたね。見るべきものは、使えるか使えないかではなく、その子を生かせる環境なのかどうか。
要は自分の器量なのだと改めて気付かせられました。
経費としての金と器量でだす金。
今はまだ、器量を磨くときなのでしょう。
Posted by ゆうじ at 2014年04月24日 12:26
ゆうじさんは立派な経営者だと思ってますよ。
若さも知恵もあり、そして克己心もある。
人の使いこなしも自然に会得していくでしょう。
なので、ご褒美として肝心なことを教えておきます。
人間の真価が問われる時期は50~70代です。
手がけた仕事も、その時期に真の評価が決まる。
商売人はとくにそうです。
なぜかと言うとね、人は体力や気力が衰えた頃に変節してしまうからですよ。
若いころに素晴らしい仕事をしても、変節によって過去の栄光や現在の立場を汚してしまうんです。
その原因は、気力体力が低下する反面で、【名誉欲】に取り憑かれるからです。
焦りがそうさせるのか、若いときよりも寧ろ各種の欲望が強くなり、守銭奴みたいにもなりがち。
猜疑心。妬み僻みー嫉妬心。独占欲。
誰も信じない糞爺。そうなる。
そういうものが結果として名誉への渇望になってしまう。
「そんなバカな(笑)」
と、思うかもしれませんが、それは爺さんたちへの観察眼がないからで、ほとんどの年寄りがそうなんですよ。まぁ、狡猾なんで若いもんを騙すくらいわけもないが。都合の悪い話になると耳が遠くなったり(笑)
それやこれやで、築き上げた会社を振り回すことになり、家族内にも波風を立て、将来に禍根を残す。
そういう経営とお家騒動が絡むイザコザは途切れることなく全国で起きており、その根本的な原因は、上記のように年寄りたち。
こういうのが昔からあったというのは、
【晩節を汚す】
そんな言葉が残っていることから分かります。
30~40代に、それを言っても、自分が将来そうなるなどと想像もしてないので、鼻で笑うだけですな。
「自分はそんな爺にはならないよ 笑」
そういう人が年をとると、先ほどの糞爺みたいになるのですよ。
せっかく築いた自分の人生を、自分の耄碌で台無しにしてしまう。
それを防ぐ方法。
それは、40代、50代で「覚醒」しておくことです。
人間は60も越せば外見と同じく心も劣化する。
醜くなるのは、たるんだ皮膚だけはない。
そういう事に自分で気づかなくなる、あるいは目をそらす。だから、問題を引き起こしてしまう。
そうならぬ為の予防線を張っておく時期は40代。40歳代台から準備を始めないと間に合わない。そしてそういう事は前倒しで早いほうが良い。
つまり、ゆうじさんはその準備をする年齢になっている。
「カッコいい爺」「若い時の仕事を汚さない」
「耄碌によって一族争議のタネを残さない」
そのための「心の貯金・保険」を始めるのが40歳なんですよ。
今すぐに、始めなさい。手遅れになります。
( ↑ 毎回毎回よけいな話ばかり(笑)
Posted by 魚山人 at 2014年04月24日 21:26
今すぐに始めるもなにも、俺はまだ何も成し遂げていませんし、これからだと思っています。
と言おうとしたけど、つまりそういう時に意識しておくことがその準備だということですね。
そういえば赤福の話をさっき見て、それもそういうことなのかなと思っていますが、親父さんの言われることに思い当たるフシがないわけじゃありません。
俺ならもっと上に登れたはずだ、というのが、そうさせてしまうのでしょうか。それとも、登れなかった自尊心を守るために今の自分をよく見せようとするのでしょうか。
一つさみしいことがありました。
俺を育ててくれた人が最近メールをくれました。鳩山邦夫とランチに行ってきたと写真を送ってくれたのですが、それを見て妙に虚しい気持ちになったのです。20代の頃は、自分の名前で喧嘩ができるようになれ、俺はどこそこ組のなんとかだ、と言われても、代紋は知ってるけどお前は誰なんだ?どこそこ組じゃなくて、お前の名前で喧嘩はできないのか?と喧嘩を売ってきた相手に言っていた頃を懐かしく思い出しています。
俺は誰それを知っている、こんな有名人と知り合いなんだ、誰それさんに一言言っといてやろうか・・・・・・・・
お前も早くそういう立場になれるように頑張れよ、と言ってくれたのですが、虚しさが先に来て、『そこのお店はうちのような店の造りですね』と返すのが精一杯でした。
正直俺は自分の名前で喧嘩をする世界の住人になるつもりはないと言いたくて仕方ありませんでした。それよりも、自分の会社を従業員やそれに携わる人にとってかけがえのない存在にしたいと思っています。
何が自分を汚すのか、焦りか自分の中にある欲なのかわかりませんが、うちの親父が行っていた言葉だけは忘れずに精進しているつもりです。
お前、自分が死んでどれだけ多くの人が自分の死に涙を流してくれるか、それが男の価値だというのを忘れるなよ。決して、花の数や参列してくれた数じゃないぞ。自分の死に涙を流してくれた人の数だぞ。
Posted by ゆうじ at 2014年04月25日 01:16
実ゎ…爺。お疲れ様です。
前のコメント…
Seesaaのメンテナンスtimeに突入しちまって
あの部分だけがupされたのm(__)m
色々と書いたんだけどね。
ま。
「このほうが分かりやすいゎボンクラ!!」
なる言葉ゎ想定内ですが
一応足しとくよ。
政治の社会も
官僚の社会も
ネトウヨな社会も
銭もうけだけの社会も
もういい。うんざりだ。
鯔次郎ゎ本当に学んでます。爺から。
何をって?そんなモン言えるか(笑)
それだけでいいし それが爺への感謝です。
爺ゎおそらく。
返事コメントを書いていて 疲れちまうことも しばしばあるかとね。
人間って ツカ世界中の大多数が
長いモンに巻かれて生きてんだ。
そんな人達にこそ こんなblogなんだと思うの。
「凄い人」←語弊ゎあるかと思いますが だいたい地球上に存在する人間なんてのゎ 弱者です。
それでも「凄い人」をまの当たりに接したりすっと勘違いしちまったり
溺れたりするのも人間の癖。
本当に「凄い人」ゎ 至ってマイペースだったり…
また 長々となりましたが
俺。こと鯔次郎。
爺の書いていることが好きなんで
もう少し滞在致します。
オバマ大統領に安部総理が接待交際費を?
あれ自腹?
どちらにせよ
俺ゎ我が道を歩むのみ。
そこから見える光を 見逃さないセンス
これを大事にしたいね。
和食が世界遺産…
正直 滅茶苦茶だと思うの。
今現在 どこに和食が存在するのか。
はたまた 何が健康的な和食なのか…
笑う前に爺の記事を読んでから。
そんな感じですよ。
情けない。
俺自信ぢゃなく世間がね。
Posted by 鯔次郎 at 2014年04月25日 01:19
ゆうじさん。
さすがです。
100%読解してくれましたな。
赤福だか黒服だか知らねぇが、この手の話はそこらじゅうにあってね、とくに、尊敬してた人がそうなった時の、悲しさ切なさはえもいわれない。
他人が自分の理想通りであるわけがなく、
自分がそう思いたいだけの「おしつけ」かも知れず、
それでも、ああいうふうにはなりたくないと思う。
権威、名誉、権力欲、くだらないもんだよ。
マッカーサーは憎まれ役ですが、彼が語ったという次の言葉は人間の美学の核心だと思います。
「老兵は・・・・消え去るのみ」
アメリカって国は決して心から好きにはなれないが、素晴らしい点が多いことも事実。
なかでも、大統領を努め終わった政治家は、どんなに偉大でも自動的に政界から去るという仕組みには瞠目せざるを得ない。
日本ときたら(笑)
鯔さん。
「もういいよ」
「仕方ないだろ」
それを言いたいのは、誰よりもおいらの方だ(笑)
でも、我慢をしている。
なぜだか分かるかい?
「思考停止こそがこの国のガンだ」
そういう記事ばかり書いているからだよ。
Posted by 魚山人 at 2014年04月25日 06:16
星新一と筒井康隆の
エピソードを思い出しました
小松左京の去り際も・・・・・・
星新一が、、、、、、、
『セキストラ』 『ボッコちゃん』
そして
『おーい、でてこ~い』
こんなんを書いたのは昭和30年代の前半
フクイチの原発どころか、、、、
まだ公害問題さえも起きていない時代です
真性の天才ですね。。。
それを誰よりも理解していたのは筒井康隆
筒井さんと小松さんは
心底 星新一を尊敬してたと思う
でも
星新一は文学賞も貰えず
日本の文壇で認められることはなかった
1000編以上書いても認められなかった
文学者としての筒井康隆が
どんどん大物になるのを横目に見るだけ
育ちの良さで知られる星さんが
ある日突然筒井さんをきつい言葉でなじる
「人の名をあげつらって原稿料を稼ぎやがって」
筒井康隆のパロディ手法は
星さんが誰よりも知っているはずで
筒井さんがそんなケチな人間でないことも
よ~く知っている
でも 言ってしまった星さん
あれほどスマートな人が
あれほどの天才が
病と老いと《なにか》のせいで
人が変わったように変節し
性悪爺のような文句をたれる
そう言わざるをえないような作家人生
その前の星製薬のお家騒動
詐欺師のような連中との闘い
そこから抜けだして作家になり
日本にSFを根付かせる第一人者に
だけど
第一人者の地位は幻だった
文学界のパーティ会場で
一人ぼっちで佇む寂しそうな白髪の老人
離れた場所で筒井康隆が皆に囲まれている
自分に近づく作家や編集者はいない
ついに
掛け替えの無い友人である
筒井康隆に対し
癇癪を爆発させてしまう
その心情を
完全に理解していた筒井康隆の悲しさ
その悲しみの深さはどれほどだっただろう
人知を超えるほどの悲しみ そう思う
星新一も
小松左京も
晩年は不幸だったと思う
小松さんは映画製作の失敗が大きい
日本の映画界が、、、
小松左京の世界を描写できるワケないし
筒井康隆はこう思ってるんじゃないかカナ
「ふたりとも生まれる時代を間違えた」
と いうよりも
「日本で生まれるべきじゃなかった」 かしら
Posted by マル子 at 2014年04月25日 11:21
そういう話があったのか。
う~む。筒井先生がねぇ。
あの先生はいい人だし、
「かっこいい爺さん」の代表とも言える。
星さん小松さんの晩年を見ているのは、
さぞ辛かっただろうなぁ。
距離をとって、疎遠になるしかなかったと思う。
でも、羨ましいよ。
星新一も小松左京も時代を超えた天才だ。
本人がどうであれ、作品は必ず残る。
今は読まれなくなっていても、将来見直される時代がくるだろう。それだけのモノを書いているのだからね。
>日本で生まれるべきではなかった
切ないセリフで悲しくなるが、真実だな。
お二人共、スケールがあまりに大きすぎた。
梅雨空が心を支配してる我が国。
桁外れの想像力を受け入れる土壌が育つのは、どのくらい未来になることか。
Posted by 魚山人 at 2014年04月25日 23:28
いつも拝見させてもらってます。
魚山人先生の文章にはいつも真理を感じます。これは多くの日本人がなかなか出来ない事だと思います。
和という考えは、大事ですがそれが誤った解釈によって理解されているのか、往々にして日本人の会話や主張というのは一番大事な部分が欠落し禅問答のような物や、ばかばかしい水掛け論が多い様に思います。
アメリカという国は良くも悪くも粗野な所がありますが、その点では子供の頃から討論やスピーチ技法を習わせ、話術というのは現代という森を切り開く鉈であるという考えで教育をしているので、この人達と話せば少なくともそこにある考えは分かりやすいですが、日本人は分かりにくい事が「深い」と思いがちですので、目の前の真実、すなわち一番重要な事を深く掘り下げて話す人は少ない気がします。
アメリカが嫌われる理由は無数に在ります 笑、しかし失礼ながら魚山人さんの様な方こそもっとも彼の国では受け入れられます。:)
Posted by 海老吉 at 2014年04月26日 00:15
海老吉さん
>分かりにくい事が「深い」と思いがち
>話術というのは現代という森を切り開く鉈
恐れ入りました。
短いコメントながら、要点をしっかりお書きになられる。
最後のくだりですが、自分はアメリカ人の友人が多く、彼らと話しているとき、非常に楽しく、かつ、気楽であったりします(笑)
Posted by 魚山人 at 2014年04月26日 08:42
十万冊が収まる書庫を自宅に造りたい
そう思うくらい本が好きです。。。
でも
現在の日本文学や日本SFには
まったく関心も興味もありません。。。
その理由を述べると
短縮不可能な長文になってしまうので
一行で表現しますると
「突出するものを嫌う体質」
「出る杭は打たれる」ちゅのは世界中にある
あるけど、、、、、日本は異常。。。
「突出するもの」がSFとか大文学でしょ~に
作品ではなく人間関係(ドロドロした欲望ね)
すぐそうなるから 作品そのものが置き去りに
よ するに 肝心の作品が二の次になるワケ
権謀術策に優れた人が上位を占め
ソンナ人達が「権威」をつくり上げる
日本では作品よりも権威が優先 そゆコト
せっかく天才たちが開拓した分野も
各分野の権力者達が劣化させて行くと
日本はどんな分野でもそうでござる。。。。
曖昧な文章がヨシとされる社会風土
とくに役人が書く各種のペーパーときたら
読まれる事を拒否してるとしか思えないワケで
悲しいかな文学の世界でも同じなのね
「日本ふうドタマの良い人」ちゅのはさ
難しければムズカシイーほど優れている
そゆ 勘違いが治らないのでござる。。。
な ん で
アニメや漫画に人気が集中するのか
その根本的な理由が理解できないちゅー
それは「ドタマが良い」と言えないでしょ~に
ドタマが良いとは
すなわち星新一の小説であり 手塚治虫~鳥山明~系譜のヒトが描写する漫画世界とかを指すものでござろう
ジョブズのように思考し
iPhoneをつくり出す
それは日本人がやるべきだったコト
それができなかったのは
作品よりも権威が好きな人種に
なってしまってるからでごんすよ。。。。。。
クールジャパン戦略とかいいつつ
アニメも 各種サブカルも
実りはぜ~んぶ
《Createしない脳硬直の権威・権力者》
が
独占する構造にて
現場の作業者は奴隷みたいな境遇におかれ
将来への夢も抱けないちゅアリサマ
ま 別の意味で「クール」でするわな それ
あはははははははははははははははは
Posted by マル子 at 2014年04月27日 10:39
「欲」は、人間の本能だ。
すべてを抑圧するのは事実上不可能だね。
だからと言って、全開にすればどうなるか。
玉突きの原理で、必ず誰かを不幸にしてしまう。
生きるのは難しい。老いるのも難しい。
それでも、人生の晩年になって欲に負けたくはない。見苦しい老醜を晒すのはごめんこうむる。
空海の至言を忘れぬようにしようと思うよ。
人間、生まれる時もひとり、死ぬときも一人だ。
耄碌してしまった場合も想定しておく。
誰かに迷惑を掛けるつもりはない。
キレイ事は遠慮したい。
自分の始末を自分でつけられなくなったら、人間としての尊厳はなく、もう生きてるとは言えまい。
孤独に打ち勝ち、常に死を意識しておく。
覚悟と準備。
それしかなかろう。
墓も戒名も位牌も必要ない。葬式もだ。
遺灰は海に撒いてくれればよい。
消え去る者には何もいらないのだよ。
そのかわり、自分の好きなようにさせてもらう。
生きている間はね。
もしも、準備が整う前に呆けてしまったら、
その時はマルちゃんの手で射殺しておくれ。
Posted by 魚山人 at 2014年04月27日 18:05
おつかれさまです。
しばらくぶりにコメントさせてください。
いつも手前板前男前読んでます。
わからないこともたくさんありますが、
わからないなりにでも、読んでいれば分かる時が来るだろうと思って頑張ってます。
僕の職場でも人が落ち着かず、若い自分があっちいったりこっちいったりと、まぁいいように使われてますが、今はだし巻きとカレーを毎日毎日、朝5時に起きて作ってます。単調でつまらない、朝早くてつらいだろうと思っていたのですが、こんなカレーやらだし巻きやらがおもしろいと感じてきたのです。毎日やると毎日仕上がりがちがう、気を抜くと仕上がりがちがう。こんな些細なことがなんかおもしろく感じてきてます。よく食材と会話しろとか、今しかないタイミングがあるって聞きますけど、こうゆうことなんでしょうか?ほんとに無数の些細なことを見逃さない気持ちが最終的なできばえを左右する。なんでもそうだとしたら、なんか面白いなと思いまし。
知ったふうな事を書いてしまいましてごめんなさい。
人が辞めるにも必ず原因があるんですよね、
給料だけではないともおもいますし、自分の目で見てなんとかならないものかと思います。
そうでないと、いつまでたってもふらふらしているばかりです。
でも、そんな難しいことはとりあえず置いといて、今はカレーとだし巻きに精をだすとします。(((^^;)
長々と失礼しました。
Posted by まっつん at 2014年04月27日 23:23
まっつんさん。
今は過半数の人達が、長らく続く景気低迷に疲れ果て、民主党政権への失望感の反動もあって、【アベノミクスでも何でもいいから、とにかく景気を良くしてくれ!】と、そう切望しています。
戦争の足音を響かせるような現政府への警戒感はあるが、それでも、「景気を上げているから、まぁいいだろう」と、目をつぶっておる状態。
沖縄や鹿児島の選挙結果が、それを証明してますね。(有望な野党候補がいないというのが理由だとしてもです)
飲食業界においても人手不足が目立ち、給与のじり高という待遇改善に向かっているように見えます。
でもね、「そう見えるだけ」なのであって、本当はどうなるか、そこが非常に不透明なんです。
我々は何度か同じような「まやかし」を目撃して来ましたので、おおよそ先が見通せます。
なぜ先行きに不信感を持っているかというと、簡単なことでね、あなたのように賄いカレーやだし巻き卵を毎日拵えるといった【地味だが、絶対欠かせない大事な基礎作業】の部分を、誰もしていないからです。
【基礎から築いた繁栄】に向かっていない。
そうとしか思えないから、信用していないのです。
今行われているのは、さしずめ、基礎の部分を「捏造」「改竄」「水増し」しておると。まぁそういう事でしょう。
Posted by 魚山人 at 2014年04月28日 10:52
おはようございます。私ごとで恐縮ですが先日娘が誕生しました。料亭の代を絶やしては先祖に申し訳ないという勝手な理由から夫婦で不妊治療を続けてようやく授かった子です。この子にもいずれお店の経営や相続の問題がふりかかることでしょう。その時にしっかりと自分の頭で考えられるよう小さな時からいろんな本が読めるような環境にしてあげようと思います。そして私も欲に負けないよう恥ずかしくない背中を娘に見せていけたらと思います。
Posted by かけだしの身 at 2014年04月29日 09:23
おめでとうございます。
ここに詳細を書くことは出来ませんが、自分も色々とあったものですから、お気持ちはよく分かります。何れにしろ、子を授かるほどの幸せは他にありませんよ。
本当によかったですね。
世襲についての是非は、語ってみても意味のないことです。どう考えようが、「各人各様」としか言い様がなく、個々のケースで事情が異なるわけですからね。祖先から受け継いだものを次の世代にも、そのお気持ちも理解できます。
自分が思うに、「子育ては結果よりも過程」ではないかと。
成人して巣立つまでが親の幸せではないかと存じます。
将来を案ずるあまり、日々の成長と自然に向き合えなくなるのは本末転倒であって、いかに我が子の視線と真剣に対峙できるかです。
真面目に向き合い、考え、遊び、学ぶ。
それによって子と一緒に親も成長する。
それが子を持つことの幸福ではないか。
子供時代は瞬く間に終わりますので、その期間を逃さぬようにしないといけません。
どうぞお幸せに。
Posted by 魚山人 at 2014年04月29日 11:52
お疲れ様です爺。
改めて親記事読んだ。
一流企業に勤めるリラマーサンって30代でそんなに給料貰えんの!?
俺…40代だが 俺の倍ぢゃんか。
に…しちゃ。普段の食事を疎かにしてますね。その世代。
「インフラゎ90年代のまんま」だが
なになに 食事ゎ60~70年代のまんまか?(笑)
親記事に出た棟梁の言う通りに 企業がコサエタ
食で言うなら餌。そんで
家で言うなら 記事通り。
馬鹿な銭を使ってる。
爺が書いた返事コメントに 些か感動しましてね。
子育てのことさ。
本当に「あっ」っと言う間に 長男ゎ来年高校を卒業しちまうし
次男も長女も ま なんだ。
そんな人生を送ってきた。
また明日も職人をやってくるんすが
職人ってのも なかなか悪くないんすよ。そこの職人に興味ありな方々!!
長く続けることで 嬉しいことがたくさんありました。
そもそも 職人になるのに時間が掛かります。爺みたいに速効経営者になられる方も存在しますが それゎそれで
それなりの積立てを計画的にしてきたからこその話。
積立てって銭ぢゃなく 技量や能力のことね。
鯔次郎のコメントって たいがいダメ男なんすが ここにゎしっかりコメントしときたいね。
職人になるために努力し
憧れ 夢見た。
臼ん中に飛び込んで
杵で突かれて モッチモチの餅になるにゎ
それなりの覚悟が要るんだよ。
そんか-し!
続けて続けて続けて
我慢して我慢して
ふ と。気付く時が来るの。
それが
この親記事の棟梁の言葉かもね。
この棟梁。魚山人ッツーよいぉ客を得たんだ。
若いの!!臆するな!!
時間ゎ掛かるかもしれねぇが
「視力」これをしっかりと持ち
立派な職人を目指したらいいさ!
俺のカミサンが言う。
年収200万で補助受けまくりな方々のほうが贅沢三昧ダロ!!と…
厳しい世の中だが 働いてないと人間ダメになる。
爺みたいに遊んで暮らせる輩ゎ数少ないからね。(笑)←殺されっか!?(笑)
ま。その低所得者の贅沢っつっても
大企業にぉ支払いな形だけど。
よするに
カミサンの命により帰り道に安いコンビニに寄らされたんすが クルミ。笑うよね。
「思考停止組」
新手のヤクザか?(笑)
どっさり仕入れて棚にこれ見よがしに。
やれやれだな。
俺、本でも出版しようかな?
「馬鹿な日本人へ~ダイエットの勧め~」
みたいな(笑)
爺?
ひとつ聞く。
爺blog
デスクトップ版がupされない。
スマホ版が…
見辛いんすけど。
インターネットエクスプローラのなんたらのせいけ?
Posted by 鯔次郎 at 2014年05月01日 01:17
>なんたらのせいけ?
「Seesaaが重い」
それだけの理由だよ。
無料サービスだから文句も言えない。
しかし、思い入れのある記事が多い。
それが頻繁に表示不具合では哀しいよ。
なので、多くの記事を、HP「手前板前」に移動しているわけだ。
Posted by 魚山人 at 2014年05月01日 06:19
おはようございます
だいぶ暖かくなってきましたねぇ(笑)
気持ちのよい日々です
生まれてきたすべての命におめでとうございますと言いたい
これからの未来を担っていくのはその命ですから
子育ては気負うことはありません
親がまじめに人生と向き合っていれば子はその背を純粋なまなこで眺めしぜんに親をおいこすくらい立派に育つとおもいます
なにをもって天才というのか定義があいまいですが子はみな天才になる可能性を秘めているのです
鯔さん
パソコンじょうではキャッシュメモリーという機能があるんじゃないかとおもいます
もしかしたら更新(たぶんマルに矢印がついてるところをクリック)すれば最新の記事がみれるかもしれないっすよ~
Posted by 貂 at 2014年05月01日 07:38