和食用語「盤台」

  

盤台(ばんだい)

すし飯を入れる円形の桶。
はんだい」とも呼ぶ。
別名「半切り
※「飯切り」(はんぎり)と表記することもある。

シャリを合わせるサワラ材の大きな円形桶と、鮨などを盛り付ける塗りの桶は明らかに別の物で「調理道具と食器」なのであるが、どちらも同じく盤台であり区別されていない。

これでは不便極まるので、すし屋では合わせ用を「しゃり切り」「飯切り」と呼び、器を「はんだい」「すしおけ」「盛り桶」と呼び分けて使用している。

ちなみに、味噌や漬物の加工に使う盥状の深い桶も「半切り」と呼ぶ。
つまり、すし屋で「半切り」という呼び方(表記も含め)を殆どしないのは正しいと思われる。正式ではないにしろ実態は「飯切り」だからである。


灰あく 灰焼き 梅花卵 盃洗
梅肉 刃打ち 葉掻敷 博多
萩真薯 萩御飯 白扇揚げ
白的 白煮 歯車切り 羽子板切り
箱鮨 挟み揚げ 箸洗い
箸付け 端じ噛み 箸休め 柱蒸し
走り 蓮蒸し 旗本雑炊 ばち
八寸 八杯豆腐 八方出汁
八方面取り 花揚げ 花氷 花生姜
花卵 花弁餅 花巻き蕎麦 花見
跳ね切り 羽二重 蛤鍋 浜焼き
羽盛り ばらずし 針打ち はりはり
針切り 春風干し 春山 半煎り卵
半掛け 半月 半熟卵 半助
礬水 盤台