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〈食い違い〉の日本人

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〈食い違い〉の日本人はBSEの牛

個人的な見解にしか過ぎないんですが、おいらは洋食に偏ったきらいのある明治以降の日本人の食生活は狂ってると考えています。


肉・卵・乳製品の様な「消化が良く(繊維がなく体内に毒素が留まるの意)」過食を促す食べ物(消化が良いからダラダラ食いになりやすい)ばかりに注目し、反面日本人伝統の野菜を中心とした「粗食文化」を栄養不足と退けてきました。大きな間違いですね。

もう一つの間違いは、塩を「害悪」と決め付けてること。どこを見ても「減塩」、バカバカしいですな。余分な塩分は尿や汗で自然に排泄されるのが人間ってもんです。

呪文の様に「塩分の取り過ぎは高血圧のもと」って医者までも口癖の異様な世です。肉やバター、精白したコメやパン。こっちの方が血を汚すに決まってるじゃありませんかってんだ。

精製した塩や砂糖。両方とも化学薬品並みなのに、砂糖は人間に一番大事なブドウ糖の供給源だからって大目にみておいて、塩は槍玉。ブドウ糖なんざ砂糖から摂る必要ないでしょうよ。

減塩の効果といえば、生活習慣病の減少にはならず、日本人の平均体温を低下させて「冷たい身体の持ち主」を増やしただけ。つまり高血圧は減っていません。血をドロドロにするジャンク食ってりゃ当たり前です。犯人は塩じゃないってこと。

草食動物の牛に、無理やり肉を粉砕した餌を与えて狂牛病が出りゃ、その反省もなく、魚食菜食文化に目を向け、そんで和食の健康作用が見直されてるって訳ですが、肝心の日本国内では相変わらず減塩。

確かにステーキや牛丼、アイスクリームなどは名状しがたい食欲を喚起させます。「たまらない」って思いが湧くでしょう。砂糖で甘味を加えた物はなおさらです。

しかしその思いが誤った刷り込みによる「食い違い」だって事も知らなきゃいけません。何故いけませんのかってぇと、生活習慣病の激増はあまりにも異常で、もう他人事などと言ってられない状況だからです。

あなたの周囲に、メタボ予備軍ではない人、血がサラサラキレイな人がどれだけいるか確かめてみるとよいでしょう。おそらくは全滅状態になるはずです。それが今の日本人の体なんですよ。

一億自家中毒症候群って訳です。

所謂メタボだけじゃなく、アレルギーやガンにいたるまでこれが原因でしょうな。低体温と体内毒は男性の精子数を半減させてる可能性もあり、これは少子化問題にも関係あります。

【食充ち足りて国亡ぶ】ですよこれじゃ。

企業は消費者を家畜化する傾向がありまして、資本がすべてのシステムじゃこの事実は変えられません。しかしこのままじゃ先進国は過食で滅びます。結果的に病気はさらに増えますから医療費は国家予算を破産に追い込みます。殺されると言い換えてもよいでしょう。

しかし皮肉なものですな。現代人の体を毒を排泄するヒマがないほど追い込んで巨大に成長した企業達が、今じゃ声を揃えて「健康」を言い立て、スーパーには「健康飲食品」が山積み。

生かさず殺さずですな。いい加減にしてもらいたいもんです。

国と企業が「健康」の呪文を国民に向けて唱える傍らじゃ、医者が過労死し、急病人が病院をたらい回し。医者も増えたが病人の増え方の方が段違いに多いからです。

その病気の原因のほとんどは「企業が食べさせてる食物」ですよ。その食物に「食い違い」があるから変な病気が蔓延する。代表が万病の源の肥満ですな。

似てませんかね、家畜に発生した狂牛病に。

家畜が嫌なら自分自身で防衛するほかありません。

日本人の歯並びと胃腸は肉食をする様にはできてません(もちろん欧米人も同じ)。我々が血の滴るレアのステーキが旨いと感ずるのは肉体による要求ではなく、「作られた想い」なんです。「食い違い」をしてるだけなんですよ。

おいらはねベジタリアンじゃありません。でも哺乳類ってのは食うべきではないと考えますね。特に日本人はそうじゃないかと思う。
(鯨・海豚食に関しては微妙な部分がありますが、心中ではすべきでないと考えてます)

削ったばかりの本枯れの鰹節を鼻先に持ってきて匂いをかいでみて下さい。これが日本人に体の深奥から郷愁を感じさせる「和食」の香りです。そして山肌から芽をふく植物の清々しい香り。
日本人の身体はそんな食べ物で作られているんです。


白パン食べて、ハンバーグ食って、牛乳飲んで、「日本人の身体は欧米人並みに大きく立派になった」なんて悦に入ってる場合じゃありませんよ、それじゃBSEの牛と同じでしょう。食うものが違います。変な病気が増えて当然ですよ。

もし死ぬまで現代病とやらに縁無く健やかに生きようと思うなら、食を洋から和に切り替え、その和食も一日一食にして、あとは野菜汁やシラスおろし、味噌汁、梅干など漬物などにするしかないでしょう。

どうしても洋系の肉料理や好きなジャンクを食べ続けたいなら、朝と昼を野菜ジュースや、そば粉や玄米をベースの和食にして夕食に好きな肉を「腹八部」だけにするとかね。酒は二合までにして。

脂まみれの食事してて更に酒煙草を止める気が無く、「俺は好きな様に生きる」と開き直るのも自由ですが、高脂血症・多血症・高尿酸血症・高タンパク血症・高血糖・肝と腎の不全等々のフルコースで中高年過ぎに病院通いする苦痛に直面したら、多分後悔するハメになるのは間違いありません。

「若いから言ってられる」よりも、「若い時だから身体を正常に戻せるチャンスに目を向け人生を誤らない」と考えるべきだと思います。

「食い違い」の問題を突き詰めて行きますと、やがて「過食」に行き当たります。そこから先は板前としての職業柄、立ち入るべきものではありません。何故なら【食を摂らない方が人間にとって健康につながる】って事実があるからです。

こうなるともう料理人って職は崩壊ですんでね。成り立ちませんよ断食を超えた不食なんて世界を容認したら。

でも板前って職は職、おいらはおいらです。
仕事的な感性を個人としての自分にまで及よばせる気は無く、たとえそれが仕事上のモラルに反していようと知りたいものは知る。その様に生きてきましたし、この後もそんな風に生きます。

断食療法に関しては比較的若い時期から関心がありまして、実践もしたしある程度の知識もあります。
(時々断食を行う事は、体内の老廃物/毒物を排泄し、体を病気知らずにする確信を持ってますが、この種の事柄は趣味趣向の部分がありますので、人様にすすめる事はありません。

例外的に和食調理人にはすすめる事もあります。断食の効能は色々ありますが、素朴な味付けの和食がいかに美味しいものであるかを再発見できるからです。つまりマヒした舌を本来にかえす効果があるんです。同時に禁煙を望む方にも効果大)

しかし近年「まったく何も食べずに生きてる人々」の話題が持ち上がり、半信半疑でいました。断食の効果を知らなければ「オカルト」であると一蹴して気にもとめなかったでしょう。


おいらは話だけで物事を信じる性質ではありませんので、「不食の人」の現実を確かめてみるべく現在夏の休暇を取っている最中です。出費と時間が無駄にならぬよう計画を練りましたので、今のところ順調な旅です。

梅雨もあけて夏本番に入る時期です。
どうぞ皆様お体を大事にして短い夏を満喫なさってくださいますよう。
食事が美味しいのも健康であらばこそですから。

 人生は一度だけ 病苦で過ごすよりも健やかなままで

至言というべきでしょう。これほど、「豊か」な社会の中で、間違った食によって死する人々の何と多いことか。これは、文明や科学によって「殺された」といっても良いと思っています。

また、「ほ乳類は食べるべきではない」という議論も、八割方は賛成できます。僕は、「鳥類もヤメといた方が良い」という見解ですので(笑)。

魚類を中心とした食生活に変更してから、これまで大好きだった肉類・ホルモンの類が、苦痛に感じられるようになってきたのです。牛・豚のみならず、鳥モツであってもです。唯一、ミンククジラの生の刺身だけは、いくら食べても止められません(笑)。グリーンピースあたりにいつか殺されるのかもしれませんがね(笑)。

「三里四方のモノを食えば病気になることはない」てな議論があります。要するに、日本人は日本人の伝統に即した食い物を食っていれば良いのです。ムリしてなんちゃらキュイジーヌとか珍重する必要はないのです(笑)。

ま、こんな事いってても、世間の風潮は変わらないのかもしれませんけどね…(苦笑)。

Posted by 下田部魯山人 at 2008年07月09日 15:18

そこまではちょっとね・・・
人はそれぞれ。嗜好はなおさら。考えも色々。

自分で書いておきながらナンですが・・・
各人各様お好きな様に生き、好きな食事をするしかない。

洋食を否定してる訳ではありません。
提起してると言うか、ウンザリしてるのは
「世のあり方」です。

文責は確かにおいらにありますが、自分の考えを人様に押し付ける気持ちはサラサラございません。人は自分の人生を生きるしかないですからね。

Posted by 魚山人 at 2008年07月09日 22:51

あら
blog再開してんじゃん†

魚山人サンの
いけずぅ(;^ ^)σ笑


そうでしたか…
どうも思い立ったら止まらネェ性格の持ち主サンなんですね

この記事
俺ゎ地でいってます

勿論 そのナンタラタリアンでゎなく-肉(特に四つ足肉)を
ほとんど喰わないんっすよ実家ゎ焼肉屋なのに~笑


BIRDゎ好き!胸肉が!

最近
商店街が街から消滅する傍ら 大資本の惣菜屋なるものを よく見かけるようになりました

表向きゎ『和風』だったり最近の健康BOOMに乗っかったHEALTHYメニューだったり(~-~;)

ありゃ俺に言わせりゃ
成人病の計り売り


終わってみりゃ消費者が
馬鹿だった…ってな具合なんだろね


今月ゎ親父の一周忌†
インスタントラーメン
牛肉の脂にスジ(ゼラチン)
メンチに揚げ物全般が好物でした

そりゃ消化器系の癌を患っても仕方ネェ(;-_-+


俺ゎといえば
沢の芹や三ツ葉を生食し蕗の薹なんてのゎ味噌付けてカジッちゃうほどの嗜好

3年前の血液検査ジャ-
善玉コレステロールが計測不能

医者に『普段何喰ってんだ?』って言われました 笑

ただ仕事先の賄いが…
(肉)アリ(pω・。)
そりゃ残さず食べますょ†

に←これに関してゎ
辞める気がサラサラないんでね笑

←勿論!仕事先でゎ
吸いません。

魚山人サンこそ
お体お大事に

若くネェんでしょ 笑

Posted by SILENT† at 2008年07月10日 01:29

一つの記事に、2度書き込みするというのは避けていたのですが、改めて記事を読んでみて、思うところが有ったので書きます。別に、表示されなくても結構です。

朝・昼・晩の3食をとるというのは、実は明治以降。江戸時代は朝餉・夕餉の2食だった。そして、縄文時代にさかのぼれば、メシにありつける日、ありつけない日、というレベルだった。だって、狩猟・漁猟・採集を基本にして生活しているわけですから、不漁の日は「おまんまの食い上げ」なわけです。安定した食生活というのは、農耕文明がもたらされてからなわけですね。

つまり、そもそも人間というのは、「メシが食えない日」=「断食」というのをプログラムに入れて生活できるように出来ていた、と考えるのが自然なのです。だって、農耕文明以降なんて、人類史の中では「ごくごく最近」の話しですからね。

そう考えると、「不食」という考え方も、実は理解できる。固形物ではなく、水分・塩分や水分にとけ込んだ栄養素だけで生きる事が可能ではないか、と言うことは、あり得るのではないか、と思うわけです。極左のマルクス主義者である私であっても、それは可能性として否定できない。

魚山人さんに、その目で確かめていただいて、ブログ上で報告していただけると、僕も大変勉強になります。ていうか、猛烈に期待しています。

しかし、それは「食文化」という概念を否定する「パンドラの箱」であることも事実なのですがね(笑)。

Posted by 下田部魯山人 at 2008年07月10日 07:49

全くその通りです。

野生の動物は常にハングリーです。多分、過食で病気になる生き物は人間だけですね。
健康に生きる秘訣は、必要最小限の食事でしょうか。
Posted by 痛前 at 2008年07月10日 10:59

過食で病気になるのは人間と家畜でした。

家畜は、人と共に生きていた時代と違い、今は病気にして食べる生き物になっています。霜降りの肉、運動不足で薬漬けの豚・鳥、強制的に育てられる養殖魚、、などなど、。
病気の生き物を食べて健康なわけは無い。
薬漬けの野菜も然り。。

自然が与えてくれるだけの野性を、感謝して飽食しないことが健康なんでしょうね。
Posted by 痛前 at 2008年07月10日 11:10

こんにちは^^
少し耳が痛くはありますが、もっともだっ!と思えます。

梅干しも市販の妙に甘いものが多く、
9年前から自家製でやっていますが、
レシピも色々ですよね、
我が家は、今はH17年の梅干しを食べていますが、減塩していなくとも、年月の力で、塩が練れて、角も取れ、それこそ「イイ塩梅」です。

精製がすすむにつれてリスクも高くなるのは、砂糖・塩だけじゃなく、加工食品もそうですね、
便利で、さっと食べられる事の裏には、何が隠されているのかしら・・・・と、やっぱり自分で選んで、調理するに限りますね。
でも、コレは専業主婦ゆえでしょうねぇ~
働いてるお母さん方は、すごく忙しそうですから・・・・
Posted by ほっこり at 2008年07月10日 16:35

今の日本人の食生活は乱れすぎだと私も思っています。

私の言葉で書きますと、日本人であることを自覚していないことがもっとも問題であると私は考えています。

節食記「五」を拝見しました。魚山人さんジム通い開始おめでとうございます。私もジムで鍛えているハードコアトレーニーです。ボディビルダーともいいますね^^
明治以来の食生活の欧米化は魚山人さんのおっしゃるとおりで、また戦後のアメリカによるトウモロコシ・大豆・牛肉・油脂などの市場化は、日本弱体化戦略のひとつとすら思っています。

運動・休息・食事の3拍子が揃っていないと筋量を増やすことができないのが人間の体ですから、ハードコアトレーニーは食事には殊の外熱心に取り組みます。私も最初は欧米のプロビルダーの食事を参考にしたりしていましたが、内臓(高たんぱく食のため特に肝臓や腎臓に負荷がかかる)から疲れがきやすいことに気づき、和食に切り替えました。

胃腸内視鏡外科医の新谷弘実さんの「病気にならない生き方」を読んで以来、穀類・小魚・海草・野菜・芋などを中心とした食生活に切り替えてみますと、それまでよりハードに追い込み続けても身体が持続するのです。
穀類(煮豆・麦飯・凍み豆腐など)・小魚(コハダ・鯵・鰯・秋刀魚・鯖など)・海草(ひじき・わかめ・昆布)・野菜(小松菜・人参・ブロッコリー・牛蒡など)・芋(さつまいもなど)を昔の家庭の和食の食べ方で食べ続けてからですね。本当に身体を改造できてきたのはですが。
特に青魚は日本人の身体にとってなくてはならないものと感じています。

食事からとる三大栄養素のうち主に炭水化物と脂質が体脂肪になりますが、脂質は体内で脂肪酸になるか、脂肪酸に変換されずにそのまま体脂肪になるかどちらかです。
脂肪酸には
EPA系列のEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサエキサエン酸
飽和脂肪酸系列のミリスチン酸やバルミチン酸
リノール酸系列のアラキドン酸
がありますが、
もともと日本人はEPA系列の脂肪酸を摂取する食生活で健康を保てるようにできているということです。

EPAは血小板の凝集能力を抑制して血が固まりにくくする性質がありますし、善玉コレステロールを増やしつつ悪玉コレステロールを減らして血中コレステロールを下げる効果があります。
また、DPAにはEPA同様の効果だけでなく脳の血の流れをよくして脳の動きを活発にさせる効果があります。
EPAもDHAも魚介類(特に青魚)に豊富に含まれています。

ところが、肉食中心の欧米食には
肝臓でコレステロール化しやすい飽和脂肪酸系列が多く含まれ、リノール酸系列のアラキドン酸は血小板の凝集を促す働きがありますから、血液をドロドロにして血の塊すら作ってしまいます。
ただでさえ肉食になれない日本人が欧米人ですら危ないことに気づきだしている高脂肪を無意識のうちに大量摂取していれば、心筋梗塞・脳梗塞・大腸がん・胆のうがん・前立腺がん・子宮がんが発生しやすくなることは当然ということですよ。

明治維新後に勝海舟は他人から、健康のために牛肉や肉食を勧められると、「最近の奴の気が知れないよ。牛乳をお飲みなさい、牛肉をおあがりなさい、というけれど、元気がないやつばかりだ。あたしは豆や雑穀を食べているが、こんなにぴんぴんしているよ」と答えたそうです。
海舟は直真影流という荒稽古で有名な剣術の達人でありましたが、私も古流剣術の真似事をしていた経験があります。当時の稽古内容の記録を見ると、この時代の日本人の運動能力は、現代人とは別物と言ってよいほどに強いです。
いろいろな原因があるとは思いますが、食生活はかなり大きいものと私は見ています。

昨今、青魚エキスのカプセルのコマーシャルを眼にすることがありますが、これはもともと魚の手に入らない海外の一部地域へ赴任した結果、魚介類摂取不足で体調を壊す邦人向けに作られたもののようですね。

食の乱れを語りだしますと話は尽きないのですが、日本人が食を語る上で最も大切なことは、我々が日本人であることを自覚することだと思っています。

Posted by ポコ at 2008年08月02日 21:02

すみません。間違った表記がありました。

 (誤)直真影
 (正)直心影

です。
Posted by ポコ at 2008年08月02日 23:52

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