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家庭食が大切な理由〔二〕

考え様によっちゃ怖い話をひとつ

料理人仲間と顔合わせた時に、〔一〕のような話をしましたら、反応は大体いつも同じです。

 「そいつは怖いね。俺も食事に気をつけようかな」

 「でも、俺ゃ何十年も無茶な食事してるけど、大病なんかした  事もないし、ピンピンしてるよ。魚ちゃんオーバーじゃねえの?」

料理人として、食事を販売する者としての立場からの感想が、見事なくらいいつも抜けてまして、食べる側としてしか考えてませんな。(苦笑
つまり商売としての料理に栄養ウンヌンを導入する考えなんぞ、ハナっからありゃしません。
これが偽りのない現在の外食産業の、ナマの姿だと思いますよ。

怖い話です。

ピンピンしてるって意見はよく聞きますけど、こいつは間違い。

栄養のバランスの悪さは、体内に有毒物質を必ず蓄積していきます。代謝機能には個人差がありますんで、機能低下が表れるのは、何時と断定出来ません。
しかし病気には「目に見える病気」と「目に見えない病気」があります。

そして20代か40代かそれは分かりませんが、必ずどちらかの病気になるはずです。
無理ってものは何時までも続かないんですよ。

じゃ一体外食の何が悪いのか
そりゃね、バランス、比率の悪さなんです。

例えば大切なミネラルの一種であるカルシウム、こいつの欠乏が人体にいかなる事態を与えるか、恐らく必須栄養素の中では一番広く知られている物質です。
骨や歯に欠かせぬだけでなく、欠乏すれば性格気質にまで影響を与え、短気で怒りっぽく、短絡した思考しか出来なくなり、犯罪傾向さえ生みます。

ところがこいつが慢性的に欠乏しちゃってる。

そこらじゅうにカルシウム強化食品なんてモノが溢れてるし、毎日牛乳を飲んでる。

それでも欠乏します。

カルシウムってのは、人間の血液の中で「リン」と一対一の比率が保たれないと機能しないんですよ。

保存料や炭酸飲料、加工食品(外食業では必ず使ってます)
に馬鹿みたいに入ってるリンをガバガバ食ってたら、牛乳を何本飲もうがカルシウムが不足(機能しない)って事ですね。

リンとカルシウムを一定の比率に保つ仕事をする「副甲状腺」が過剰労働でクタクタになった挙句、骨や歯などからカルシウムをかっぱらって来る事態になります。

外見の体格だけ立派でも、骨がポキポキって人間が出来るって寸法です。
女性は中年過ぎたら、自分の体重を支えきれなくなり、骨が押し潰されて背が低くなって行きます。

う~ん 為に成りますが
余計に こわくなってしまいました。

なるべく バランスを気にしてみます。
朝ごはん もうちょっと色々食べないといけないな。。。

いつも 「パン・コーヒー牛乳」で終わりなんです
最近は『これでいいのか??』と思ってます。
Posted by イッシー at 2006年11月28日 22:10

イッシーさん。

>これでいいのか??

それは結局自分が納得するかの問題ですんで、「駄目だ」とも言えるし、「これでいい」とも。


保存料だらけで栄養は皆無のパン
砂糖水のコーヒー
それをどう受け止めるかは自分次第です。


朝食にクロワッサン
バターとジャム
それにコーヒー
これでは、何処にも栄養がありませんので、フランス人はここに牛乳を加えました。
カフェ・オ・レです。
栄養素の補給が目的だったんですね。

Posted by 魚山人 at 2006年11月29日 06:57

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