和食用語「あんこう料理」

  

あんこう料理

あんこうは「捨てるところは骨だけ」と言われ、その他の部位は全部食べられるため、可食部分を「七つ道具」と呼ぶ。

【柳肉】(身、頬の肉)、【水袋】(胃袋)、【皮】、【肝】、【えら】、【とも】(ひれ)、【ぬの】(卵巣)の七つである。

※鮮度のよいものは「頬肉の刺身」が絶品である。

あんこう鍋

水戸や銚子の名物料理である。

霜降りした七つ道具を寄せ鍋風に醤油味で供する。

蒸した肝を漉して味噌と合わせる「どぶ汁」もある。

あんきも

血抜きした肝を酒洗いし、小さく切って塩をし、アルミホイルなどで円筒形に包み20分程度蒸す。完全に冷まして小口から切り、ポン酢で供する。

とも和え

さきほどの手順で蒸したアンキモを裏漉しにかけ、焼き味噌に少々甘味をつけたもの、だし、酢を合わせて「とも酢」を作る。
霜をふった七つ道具を適当に包丁し、とも酢と和えてわけぎや、うどを添えて盛る。


相生 相生鯛 相生結び 合い肴
合混ぜ膾 相乗り 青煮 青淵汁
あおる 青寄せ 青掻敷 あかなべ
あがる あがり 赤おろし あく
あたる・あたり 小豆粥 餡掛け粥 霰粥
浅芽 阿茶羅漬け
揚げ酢浸し 揚げ達磨 朝日長芋 飛鳥料理
甘皮 編笠 網切り 綾白髪
菖蒲蒸し 洗い 荒金豆腐 あられ
有馬 朝倉山椒 淡路結び 合わせ鱚
合わせ作り 粟鯛蒸し 淡雪 あんこう料理
鮟皮 塩梅 網捨籠