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三日、三年、三ヶ月

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人生の壁と仕事の壁

先人達というのはやたら三に拘ります。
数字のですな。

板前修業の辛さをよく表現してますのが
「三日、三年、三ヶ月」
って言葉です。


「石の上にも三年」
この言葉と似てますし、同義の部分もあります。


後者は三年も辛抱すればどんな環境にも耐えられる様になる
そんな意味ですね。


前者はね、三日目、三ヶ月目、三年目に
ちょうど仕事に嫌気がさして来るって意味が含まれてまして
もっぱらこの意味で使われます。

壁に突き当たる時期
そう言ってもいいでしょう。

初めはコチコチに緊張してるから、無我夢中でしょう
けど三日もすると慣れます
早い人は飽きちゃいますね。

三ヶ月もすりゃ仕事の流れがつかめて来ます
ここで「見えた」気になって飽きる人もいる

三年目、
仕事が大概出来る様になっちゃった
飽きます。

これとは違いますが、本質的には同じなのが、
仕事内容です。


どんな職業にも多分共通してると思うんですが、
特に身体で憶える必要のある仕事、
例えば、職人、スポーツ選手、歌い手、エンジニア等
この人達は、ある程度の訓練をしないと一人前にゃならない。

何か一つの高度な技を身につける為には、
それに向け集中して努力しなきゃモノにならない。

この時ですね。

技の難易度が高いと、
ある程度までいくと超えられない壁にブチ当たる。


繰り返し何度トライしても成功しない。
やっても、やっても、駄目。


一度引いたりして考え直し、もう一度挑戦を続けてみる。
でもダメ。

俺は駄目なのかな?むいてないのか?

こんな事考えちゃいますね。
これが三の付く時期に起こるって事です。

一つの事を何十年もやってらしゃるお方にゃ、良く解るでしょうが、
この壁を乗り越えるコツみたいなものがあります。


あきらめないというのが前提ですが、
自分がトライしてる事柄を、完全に忘れる事です。

放り出して別の事に気を向けるんですよ。

しばらくして、何気にもう一度やってみたら簡単に出来る様になってたりします。

これは、無意識の世界って言いますか、深層心理とでも言うのか、ともかく表面の自分は忘れてても、脳と身体は繰り返し反復修練をした事を、決して忘れてないってことでしょうね。

深い層で、解決策を模索し続けてるって訳。

人間ってのは不思議ですね。

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