100万アクセス御礼
さて余談になりますが、ブログに貼ってあるアクセスカウンターが累計100万アクセスに今日の何時の時点かで(おそらく)達します。ブログを開始してから3年、サイト運営者ならば誰しも直面するであろう問題や悩みと格闘しながら、「気まぐれな風達」の扱いに迷いながらも、どうにかここまで来たって感慨みたいなのを感じております。
もちろんこのアクセスカウンターは、導入した時期とか他のカウンターとの集計方法の違いによる数値のばらつきもあり正確かどうか分かりませんし、フリー解析で最も信頼度が高いと思われるgoogle Analyticsは最近まで入れてませんから確実な数字は分かりません。
しかしまぁひとつの目安ではありますよね。
素人の方に分かりやすく和食のアレコレを語るつもりで書いて来たつもりですが、いかんせんやはり「アク」みたいなのは抜けてないなぁと感じておりまして、これでは今後の「伸び」は期待薄か(笑)などと思っております。
とりあえず一つの区切りでもありますし、ここでお礼を申し上げておきます。
100万ヒット御礼。
皆様のおかげをもちましてここまで続ける事が出来ました。
個々に返信はしておりませんがメールでも励ましを頂戴する事もございますので、その方々にもここでお礼を申し上げます。そして無言で訪問なさってくださる大多数の皆様。本当に感謝いたします。くだらねぇこんなブログに足を運んで頂きまして、誠にもって恐れ入ります。篤く御礼致します。
ありがとうございました。
10キロ痩せてヒョロヒョロになった己の姿
その姿を映す鏡の存在を探索する日々から
魚山人
開始から三年が経過
とうとう三年が経過しました。
もはや過去の記事が思い出せない現状が到来しました。
それでこのHPを作った訳ですが、絶望的な程に手間がかかり驚いております。なにしろ一つの記事に平均20くらいの画像を使っておりますので、その再配置や整理保存だけで大変な手間がかかります。これを続けたら死ぬかもしれません(笑)
もちろん自動的にインポートさせる事も可能ですが、それでは再構成の意味がなくなってしまいます。整理整頓にはならないということですね。
この文章は魚料理の記事に挿入した部分なんですが、料理とは全然関係のない事で、「板前WEB日記」に相応しかろうと、分離してコメントごとこちらに移動する次第です。
出口
突然身の回りでガタガタ色々な事が起き始め・・・
それは兎も角、まったく文章が書けなくなりました。
スランプです。
PCを開き一行書いては消し、三行書いては硬直。まったくだめ。
理由を考えてみますと、おそらく起因は一つではなく複合的なもの。
その一つが『書きすぎ』でしょうかねぇ。
魚の事だけ淡々と書いてりゃいいものを、ついつい自我が出ちまうって事でして、かなり前から気にはしてました。こうした文章は後々「重くなる」に決まってるんですよ。
その重みが筆を鈍重にもするのでしょう。
まぁそれだけではなくてプライベートな問題も大きいのですが。
区切り
2ヶ月近くかけてブログの記事約500本を整理。
引越し案内リンクのみ残しブログからは消去。
今は食品など紹介してお茶を濁している状態。
ブログに病んだ日々
「いい加減にパソコンから少し離れて休まないと本当に知らないわよ」
なんて有難いお言葉を頂戴したりもします。
でもせっかくの優しい御言葉でござんすが、「何もしないと余計に疲れる」っていう昭和世代ですからねおいらは。
今この状態が「休んでいる」ってことになります。
何がどうとは支障があって具体的に書けない部分が多いのですが、ブログの更新に熱しておりますと、違わず問題が生じる様な気がします。
少し距離を置かねばならぬ事を頭では分かっていながらも、ついはまり込んでしまう。そこが陥穽でしょうなブログの。PCの前に縫い付けられてしまった様に釘付けになる結果がある訳です。新種の病気なのかも知れませんなぁ。
2ヶ月ブログを書いていないだけなんで、「・・病んだ日々」と過去を振り返る言葉はまだ早いのでしょうが、このブログ上の記事を殆ど全部消去し終えた感慨。(正確にはHPへの移動ですし、まだ全部をHPに収めてはいませんが)、色々と複雑な想いが湧いてまいります。
考えてみましたらば随分色々と犠牲にしてきたものです。最たるものが「時間」でしょうが、人生というものは時間と同義ですからねほぼ。つまり「すべて」です。
その代償に得るものが『底なしの疲労』では病気と言うに吝かではない。
サイトランクが上ろうがアクセスが増えようが、個人サイトでそれにどんな意味がありましょうか。
とはいえ、お客様はなんらかの意図があるからサイトに訪問して下さるのですし、利用なさりたいページもあるのでしょう。それに自分なりには厖大な時間を費やして育てたブログでもあります。
ですからサイト自体を削除する訳にはいきません。
そこでHPへの移転を決行いたしました。
さきほど書きました様に今現在このブログは「お休み中」です。
気軽に美味しそうなもんを紹介しております。
何故これほどブログに疲労したのかその定かなる所はまだよくわかりません。
今にして分かったこと
「出過ぎちゃいけねぇ」 結局はこれですね。
アクセスが増えてきたこと、お馴染さんが出てきたこと。
ブログ開始時にはそういうのを目指すんだと思いますが、
ではその先は?
火は大きくなる前に消す。そういうモンだと思います。
2009 春
少しずつブログを再開
自分のペースで書くようにしているが、やはりブログは疲れる。
なぜだろうか?
自分の身肉を削いでいく様な感覚かなと思ってみたりするものの、正直なところよく分からない。
距離を保ってつきあって行くしかあるまいと思う。
2009 初夏
こんにちは魚山人さん。この煮付けは美味しいのはまちがいないですね。 煮付けと言えば甘辛く 酒やご飯との相性もいいのでしょうが 短時間にすべてを吹き込んで…あっさり。今は店でも家でも甘さはつけないですね (お客様には甘辛くか甘さ無しか選んでいただいております)魚によっては甘さを少し切りますが。仕上げに柑橘類をすこし搾ると味にキレがでます。 しかし包丁から技術 知識 食材を知り尽くした経験 様々な問題も筋の通る 魚山人流の生きた言葉。飛び抜けた文章力。その辺のお金だす本よりすばらしい。百万アクセスと言うのはそちらの世界でどれほどの事か自分は想像できませんが 一魚山人ブログのファンとしてこれからもたのしみにしています ひさしぶりに東京へ秋でも食しにいこうかとおもっています 有名店は一人じゃなかなか入りずらいですから(笑)ぶらり気ままにです。 お身体大事にしてくださいね
Posted by たいら at 2008年09月13日 13:25
100万アクセス突破、おめでとうございます。
今日は仕事の帰りにカンパチを二本、買ってきました。
35センチぐらいの赤ちゃんカンパチですけど、グラム30円と安いくせに鮮度がよかったもので。
一本は刺身、もう一本は魚山人さんの記事を参考に煮付けにしました。
強火で手早く仕上げると、脂の無い魚でもなかなかイケますねえ。
いつもの麦焼酎をつい、おかわりしちゃいましたよ。
僕のような読者が全国にたくさんいる証ですね、そのアクセス数は。
次の記事はいったい何が来るのかと、いつも楽しみにしています。
僕にとっては、ほとんど、通信教育みたいですよ。
パソコン、インターネット、便利な時代になりました。
これからも時々遊びに来ますので、よろしくお願いします。
Posted by 板金職人 at 2008年09月13日 22:17
たいらさんにそう仰って頂きますと身が引き締まる思いがします。
大部分を占有するであろうクダラナイ馬鹿記事を全部消してしまわないと・・(汗
どうか勘弁して下さい。メンドウなんで・・(笑
実はおいらも浮き足立っておりまして、旅の風はどの方角へ向けて吹くのかを案じている最中なんですよ。
迷いみたいなもんがありましてね。
そういう時は地方から東京を眺める事にしてるんです。
遠くない未来。あなたの料理を堪能できる事を夢想しつつ・・・
いつもありがとうございます。
Posted by 魚山人 at 2008年09月13日 22:44
板金さん。どうもありがとうございます。
しかしクセモンですな、あなたは。
「料理慣れ」は相当のもん。おいらはそうみていますよ(笑
将来合掌造りの家を立てたいと望んでいますが、もしそれがかなうなら、建築関係であなたが携る部分は是非とも板金さんに頼みたい。
そんな事を思ったりいたします。
本職でも必ず「良い仕事」をしてるに違いない。そう思うからです。
Posted by 魚山人 at 2008年09月13日 22:44
お疲れ様です
魚の煮付け
駆け出しの頃
先輩板に『鯖味噌』を賄いで造れって言われたのを 思い出しました
いや-そりゃ緊張しまくった オマケに味噌ゎ八丁なんつ-条件付き
その先輩板ゎ箸すら付けずに捨ててました
俺がこさえた鯖味噌煮…
『こいつムカツク†』ってな感情を殺し 『有難うございました』…とだけ先輩板に言った記憶がありますよ
パートサンやバイトの娘ッ子達が
『美味しかったよ』って言ってくれた時ゎ 正直ヤバかったッスよ 嬉しくてね
お世辞でもね
こんな記憶ですら 思い出させてくれる
-手前、板前、男前-
100万アクセスなんすかぁ?!
『おめでとうございます』
と 言いたいとこッスが
あえて『お疲れ様です』に しときます
最近見付けたこのblog
俺ゎ好き勝手にカキコミしてますが わざわざ返事をくれる爺にゎ 『ありがとう』の気持ちを常に持ってるつもりです
携帯からblogの最初に戻り只今 読み込み中
いろんな記事見てますよ
世の中の人達が
本職の板前を越えない程度にしてくださいな(笑)
爺
このblogの来訪者ゎ
おそらく『料理』に行き詰まった方々が 助けを求めに来てるかと思う
素人サンよりも むしろ八方塞がりになった板サン達…
俺もその一人かもしんネェ
でもさ!『気』が湧くんだよ!このblog
明日が見える
大袈裟ジャネェ…マヂだよ
レシピ本にしちゃぁ
分量ゎ書いてネェ…
この返を理解すんのゎ素人サンにゃ無理ッスよ
爺の気心を汲める読者になるため 修業中のSILENT†君です(笑)
いつしか 沢の音と雪解けの音♪を爺に食わせてやれる板になれるよう
精進して行きます。
身体だけ
大事にしてね
糞ジジイにも 尊敬の念ってやつを 少なからず持ってる奴が いることを…
Posted by SILENT† at 2008年09月14日 02:14
SILENTさん
あなたが言う通りだと困ったもんだね(^^)
だって玄人さんの読者を想定してたら、こんなブログ名付けるわけないでしょう(笑
「てまえ、板前、男前」
ブログ名を見ただけでプロは絶対に訪問しない。
少なくともおいらは見に行かない(笑
という事で、とうぜん記事もプロ向けに書かれたものではありません。
まぁじわじわとアクセスも減り、200万には到達しないかもしれませんな。
偏屈だし(笑
そんときは時間ができるんで「陶芸教室」にでも行こうかな(^_^)
Posted by 男前 at 2008年09月14日 07:23
魚山人 様
毎日、魚山人さんが手間暇掛けていただいたブログ拝見させていただいております。ありがとうございます。
コメントはまだ3度目ですが・・・。
100万アクセスおめでとうございます。
パソコンから閲覧していて、カウンターが99万を超えたくらいで意味もなく100万アクセスをワクワクと待ち望んでしまいました。ほんと、意味ないのですが・・・。
コメントが書かれている件数と閲覧数の割合からしまして、ワタクシのように「辞書代わり」に閲覧している方の割合もかなり高いというのが窺えます。(もちろん、非表示部分もあるかと思いますが。)
ほんと、素晴らしい内容のブログですから当然ですね。
訪問者さん達のコメントがまたいいですね。
SILENT†さんのコメントなど、多数の訪問者さんのコメントもいつも楽しく読ませていただいております。本当に勉強になります。
サンマの骨は最初の7~8本はそのまま抜いて、真ん中あたりは逆目で抜く・・・とか。
このおかげで身割れなくなりました。
コメント欄は素人向け補足と質問コーナーのようになっていますね。
「これだけなら読んでいる素人にゃわかんねーよ」と思い、補足してくれている訪問者さんもいるのではないだろうか・・・と思うくらい丁寧。ワタクシのような板前修業もしたことのない本物の素人にとっては本当にありがたいことです。
ほんと、板前さんには普通なことであっても素人のワタクシ達にとっては「出来ない」ことも多いんですよ~。
例えば、サンマの身割れ(おかげさまで解決済)・関サバの骨が抜けない(途中で切れる)・イワシの皮がうまく剥けない・カワハギの薄皮が引けない・・・などなど。
プロにはわからない素人の悩み・・・。
勉強・精進がんばります・・・。
余談かな・・・・?
魚山人さんが1日にして消してしまう記事(?)も大好きです。
脱サラ串焼き屋ワタクシにとっては、このブログはワタクシにとっても通信教育(板金職人さん、うまいこと言いますね~!)ですが、基本的には大事な「読み物」ですから。
あっ・・・。この記事に関係ないこと書くのはルール違反でしたっけ。
そんな内容の記事もありましたね~。
熟読させていただきました。
これらの記事もすべてひっくるめて100万という莫大なアクセスが成り立っているんですね。
板前として知名度を持ち、ブログも認められ、人としても認められているだろうと思います。このような方に付けてお弟子さん達が羨ましいです。
ワタクシも修行させていただき、激しく叱られ、泣きながら帰ってみたいと思うくらいです(笑)
これからもお体を大事に、更新いただけたらありがたいです。
魚山人さんとコメントを書かれている常連さんにいつも感謝しております。
それと・・・健康診断されてますか?
体重が急激に減ったのでしたらガン検診行ってくださいね。お願いします。
長々と失礼しました。
Posted by けーじ at 2008年09月14日 17:27
けーじさんこんばんは。
どうもありがとうございます。
いぁ~、しかしまぁ色々と(笑
よく読んでいますなぁ(~_~;)
一夜にして記事を消すとか(笑)だれも気づいてないと思ってたのに(爆)
エキサイトしやすいタチですんで、筆が走り過ぎた場合は消してます。むしろそちらの方が面白いとは思うんですけど・・・激情というのは誰の役にも立ちませんので。
痩せたのはガンだからではなく、世の中に美味いと思える物がなくなってしまったので食いしん坊のおいらとしちゃ断崖。どうしても旨いもんが喰いたい。だから飯を食わない様に極端に食事を減らしたからです。ご心配にはおよびません。
Posted by 魚山人 at 2008年09月14日 22:47
いえいえ、魚山人さん。
それは買いかぶり過ぎですよ。
ときにブログでも料理界の現状について語られているように、僕らの業界も同様の状況にあります。
もはや本物の職人は絶滅危惧種です。
レッドデータブックのイリオモテヤマネコの隣に載せるのがふさわしいぐらいですよ。
生息に必要な環境(職人の技量が発揮できるような仕事)がわずかになってしまったのです。
今の職人は僕を含めて作業人と呼ぶのがふさわしい、というのが現状です。
腕を研鑽するような仕事が無いですから。
魚山人が期待するような職人に僕がなるには、まだ、時間がかかりそうです。
それでも、いつか、職人を名乗ることが恥ずかしくない人間に僕がなれたなら、家造りに参加させてもらえることは、この上ない幸せです。
本物の職人さんが消えてしまう前に家を造る方が、現実的かもしれませんよ。
僕を待ってると、いつになるか判りませんからね。
Posted by 板金職人 at 2008年09月15日 21:08
何とも辛く切ない話ですなぁ。仰る通りの現状だからですよ。
手仕事で合掌造りの家屋を作れる職人はまだ存命なのか。いたとして、今の日本にどれだけいるのやら。
かといって若衆を責めるのは無理。>生息環境が無い。だから仕方がない。
でもねぇ、日本は本当にこのままでいいんでしょうか?
時代のせいじゃないですよ、現にドイツは昔ながらの職人を現在も育成してる。
この国が捨て続けてきたもの
その代償に得たもの
その損益勘定。プラスだったかマイナスだったか。
その答えが出始めてる。それが「今」なんじゃないでしょうか。
バブルの到来(経済成長)のみが「国」の成長だとの固定観念をすてる事ができず、考えることもなく切り捨てて行くのは「国の芯」だけとくれば・・・
残るのはいったい何なんでしょうか
Posted by 魚山人 at 2008年09月15日 22:08
うーん、考えさせられますねえ。
だけど僕はあまり悲観していません。
これまでの歴史にさまざまな時代があったように、僕たちもまた、時代の一ページを歩んでいるのです。
そして今の日本の現状は、時代と時代の変換期にあるのではないでしょうか。
これまでの価値観やシステムを捨てていかないとついていけないような、ね。
僕は近い将来、「日本もかつては経済大国だったんだよ」と、話すような時代になるんじゃないかと思っています。
また、そうなったほうがいいのだとも・・・。
資源の無いこの国の人々が経済力を失ったとき、いったい何に価値観を求めていくのか、僕はそれが楽しみでもあります。
浮ついていない、地に足の着いた考えと生き方をしている人は、どんな時代になっても強いものです。
誰かに庇護されるわけでもなく、逆境の中から生まれてくる職人は、これまでとは違う職人になりうるのではないか?
そう思えませんか。
力を蓄えている若者は、ただ黙って力を蓄えているものです。
Posted by 板金職人 at 2008年09月16日 19:58
まさにあなたの言う通りだと思います。そうでなくちゃいけない。
おいらの考えが「杞憂」であって欲しいと思います。この国で死んでいく人間としてはそうあってほしいと願うだけです。できる限り若者を教育しながらね。
Posted by 魚山人 at 2008年09月17日 09:02