板前さんのブログ中毒日記

板前さんのブログ中毒日記（3）

別れは言えない

ブログを閉めてしまう方が多いですなぁ。
確かに長期に亘って書き続けるのは難しいし、そもそも同じテンションでもってブログを維持するってのは事実上不可能だって気もします。気の利いた文章なんてそんな簡単に生まれるもんじゃありません。ブログを閉鎖する気持ちが最近よく理解出来るようになってきましたね。他人事では無いですな。

ともすればおいらのブログは浅薄に傾きやすい。それにブレーキをかけてくれた感謝の念をどうすればいいのか。自分自身に対し釈然としない。
弱音の虫はいつでもおいらの隣にいる。
これからの支えはどこに求めればいいのか。
こんな自分の事しか言えないエゴを嗤っていてもらいたい。

何を書きたいのか、小数ながら理解なさる方がきっとおられるに違いない。

残念で仕方ありませんな。教えられる事があまりに多かった。
でも、「記事はどこかで公開しておく」と言っている。暫らくすれば検索も可能になるでしょう。完全にブログを止めてしまうんじゃないって方に期待して、おいらは待つとしましょう。いつまでも。

人間ってのは齢を重ねれば賢くなるというものじゃねぇ。
女より男が偉いってもんでもねぇ。
ベタベタ纏わり付くのが優しさでもねぇ。
歳をくった男にそんな事を教えてくれた方に、
「さよなら」は言えませんな。

（＊後日、新たにブログを開設している事を確認。心底安心しました）
しかし・・・・・

「終わり」という事象

ひとにとって一番つらい別れが「死」なんでしょうけども、心の動向など一切無視して情け容赦なく訪れますので、いずれ絶対に直面しなきゃいけません。我々は生まれたときに死という約束手形を書いているからこそ人生をシェアできてますんで、履行しなきゃ人生も無いわけです。

受け入れる方法は存在しない。
でも受け入れるしかない。
それが「最期」ってやつでしょうなぁ。

ウェブサイトを作る目的は各人各様、その内容も必然的に多彩になりますが、その内容の大半は情報です。さらにブログという形式がサイト所有者の感情や性格なども情報の一形態として発信する事を容易にしました。
そしてその方がありきたりの情報よりも面白ろかったりします。
自分がブログを開設したぼかりの時期や、始める前からそんな感じのブログを贔屓にしてまいりました。しかし更新が止まってから1年以上が経過し、こちらの期待感が相手の方に心理的な圧迫を微妙に加えている事に思い至りました。いったんお別れするべきなんでしょうな。

「終わりは始まり」なんて単純なセリフは吐きたくありません。
このブログ自体がもう佳境を超えて何時まで存在するのか定かではないし、最期の時が近いのかも知れません。
ですから「戻って来るのを楽しみに待つ」なんて言葉は無責任でもあるでしょう。

おつかれさまでした。
リンクは外しておきます。

それでもやはり、
来ぬかも知れない「何時か」をどこかで期待しながら、

さようなら。